冒頭のおもちゃみたいなスプラッター描写の詮無さにも驚いたし、鉄甲冑のガチャガチャいう音が映画中ほとんどを占めていて、シネマトグラフというアイデアを煎じ詰めようとすると結果こんなにもミニマルかつラジカル>>続きを読む
そうか。セルジオ・レオーネやマルコ・ヴィカリオの映画のスリルと詮無さはこういう構造によるものなのか、というのを危ないくらいキメきった形で教えてくれる。
様式美というのは、様式美に疑問を呈していると感得>>続きを読む
オルタナティブ、USインディーの苦手な部分が襲いかかってきてどうにも辛い。
ただひたすらにくどく、ためにためて、史実に合流するときのカタルシス。
「寝ても覚めても」じゃん。
おそらく、史上もっともいびつなエディプス・コンプレックス解題。
凄すぎ。
前半のジリジリした展開から殺戮(という名の抵抗)を起点にしての超寓話性。
リンチとタランティーノの激烈性をノーフィルターで疾走させる。
宗教画のようなカット、土俗性が錐揉み状に沸点越えす>>続きを読む
ナショナルアイデンティティと民族アイデンティティというのは異なるし、どこかで交叉しあう(はずだ)という、(日本の観客には理解が難しい)主題を巧みに描く、さすが韓国エンタメ映画のスマートさ。
人民解放>>続きを読む