shigatakeshiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

4.1

前作から、大幅にバージョンアップ。このクラスのアクションシーンは、洋画でもなかなかお目にかかれない。果敢に難しい役に挑んだ平手女史も、しっかり存在感を残してお見事。

空白(2021年製作の映画)

3.1

何事にも意味を求めるっていけないのかね、やっぱり。たまにある、人として欠陥があるのかと思うほど、よくわからないやつ。これも、かなりそれなんだけど、なんだか、もぁっとでた最後に、口から。弱ったな、折り合>>続きを読む

劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班(2021年製作の映画)

2.9

なにも知らずに、テレビ版を一気みして、劇場版にぶち当たる。正直、あまり二時間にストレッチする必然性は感じられなかったかな。

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

4.1

写真家の魂も、撮影するたびに削られるとの劇中のセリフを見事に体現したお話。表現者が、対象物を自分ごとにしていく壮絶なプロセスがここにあり、それがその後の世界をどう変えたかが、エンドロールで粛々と語られ>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.5

捕われた気持ちと、それを引き剥がすように旅を続ける主人公の日常がたどり着く、手放すことの尊さ。それと対比される資本主義の権化のアマゾンっていうのが、アメリカのいまの空気感なんだろな。良いも悪いも。そし>>続きを読む

牛久(2021年製作の映画)

3.2

良いか悪いかはさておき、テレビのバランスのとれたドキュメンタリーよりも、がっつり生の声。監督自ら、観賞後、ステージに現れて質疑応答する姿に感動。熱量がすごい。

隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

4.9

凄かった。白黒であることなんか、すっかり忘れて、グイグイ引き込まれる。こんな偉大なストーリーテラーが、つい最近まで日本にご存命だったとは。これを基準に映画を鑑賞していた人たちが羨ましい。そりゃ、パクら>>続きを読む

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.8

恋愛ものとしては、なんか物足りないし、群像劇としても、視点がすくなくて。どう着地させるんだろうとラストに突入で気づく、日常へのアンサムねと。いまつくるのは、そこかと、お見事!

赤ひげ(1965年製作の映画)

3.9

名医の活躍劇というより、貧困と尊厳のお話し。グッときます。
あとは、うれしく照れる三船。これは貴重。

悪い奴ほどよく眠る(1960年製作の映画)

3.1

大どんでん返しがくると身構えるも、そのまま終劇。この時代の諦めに近い怒りを感じる。今もあんまり変わってないのかもと思うと、バトンを引き継いだ気さえしない絶望しか残らん。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

2.9

なんか最近こういうの多いな。特にひっかかるところもないけど、もうちょっと観ていたかったなのやつ。ロケ地が近所で萌える。

用心棒(1961年製作の映画)

4.8

三船氏のドキュメンタリーを先日観てから興味をもって、初めて自分の意思で黒澤映画を鑑賞。いろいろなものの、原点がギュッと詰まってて、古典をこんなに身近に感じられたのは初めて。繊細な人物の心の機微や、スト>>続きを読む

MIFUNE:THE LAST SAMURAI(2015年製作の映画)

5.0

すごい、すごすぎ。ど偉い人は、必ず時代の背景を説明しないとそのスケール感とマッチしないけど、まさに、そのもの。その与えた影響に反して、本人は、いたって職人気質だったのが、凡人には唯一身近に感じられると>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

2.8

勝手な勘違いながら、荻上直子監督とよく混同する。西尾さんのがスパイスが効いてる感じで、きっちり記憶に刻まれる。今回も同じ印象、人生の切り取り方が大好きなお二方にして、エンディングにはと気づく、これは荻>>続きを読む

もみの家(2019年製作の映画)

2.8

あまり波風も立たずに、そのままスーッと終わってしまった感じ。もうちょっと観ていたかったのになとなぜか口惜しい。

ボーン・レガシー(2012年製作の映画)

3.1

なんでか、すっかり見逃していた作品。終わったと思ってたけど、続くようで嬉しい限り。楽しみ増えてうれしい。

パワーレンジャー(2017年製作の映画)

3.1

東映の戦隊モノをアメリカの弱小興行主が持ち込んだ話を、なんかのドキュメンタリーで観たけど、まぁ、ザ・興行主目線の制作秘話でそれはそれは阿鼻叫喚な苦労話だったけど、なんか知らない間にこんなことになってい>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.2

壮大なコメディにして、充分起こりうる未来として感じられる現代に生きていて、薄ら怖い。

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

2.9

最近のアニメは、マーケティングがしっかりし過ぎ。大人が大枚はたいて、絶対失敗できない感じが前面にですぎ。

浅草キッド(2021年製作の映画)

2.7

30分くらい過ぎて、はたと気づく、連続ものじゃないんだ・・。なんなら配役や脚本を含め、朝ドラのスケール感を醸し出しながら、もっと観たかったなが、正直な感想。

世代にして、まったく知ることのなかった師
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とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

1.9

期待したが、うーん、そういうことじゃないんだよなと、原作知らんけど、想像に難くない。

いちごの唄(2019年製作の映画)

4.1

コロナ禍のリモート勤務で、メンタルを荒らさず、ながらで観れるものをといきついたのが、NHKの朝ドラ。もう何回観ただろ、『ひよっこ』。

これも岡田氏の作品だと知りながら、なんか石橋女史の透明な意地悪さ
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はるヲうるひと(2020年製作の映画)

2.9

こういうのに出合うと、自分になにかが欠落しているといつも思わされる。
なにも感じなかった。

ザ・コール(2020年製作の映画)

2.9

いいというか、さすがの韓流。ちょっとしたタイムリープものでも、手は抜かない。確実に絶望に誘います。。

仮面病棟(2020年製作の映画)

3.8

思ってたのと違うかんじだったけど、あり。てか、あれのオマージュもしくはパクリですね。

羅生門(1950年製作の映画)

2.8

身勝手な主観の危うさが、生死を分ける生命力ほとばしる文脈で語られる。ちょっとミスマッチな感じもするけど、他にはお目にかかれないということでは、稀有。

スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ(2018年製作の映画)

4.8

これは凄い。音楽の表現方法を越えようと、彼がストーリーテラーだということはよく伝わる。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.7

いや、すんごい、よかった。映画というより、絵画を鑑賞しているみたい。文句なしに、今年一番。

カラーパープル(1985年製作の映画)

4.1

静かに続く長い怒り。ハッピーエンドでよかったよ。

クインシーのすべて(2018年製作の映画)

4.1

この人達のエネルギーとルーツには畏敬の念を抱かずにはいられない。この人の歴史をおうだけで、大抵のことはわかった気がする。いやーすごい。ものすごい。ここから「カラー・パープル」に行こっと。

犬に名前をつける日(2015年製作の映画)

3.8

犬猫を飼っている人には、とてもつらい内容だけど、いろいろと考えさせられる。あまり言葉がでてこないけど、こんなことしてなんのためになると言うよりは、こんなこともできないのはどうしてを考える側にいたいと思>>続きを読む

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

1.7

ほぼ完コピにして、必然性をほとんど感じない。リメイクの闇を堪能できる作品。

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.3

昔から特典でDVDに入ってくるメイキングをみるのが大好きなんだけど、これもその類。音楽がどうやって画にあわせられるとか、どうやって、制作されるのかとか、単なるプロダクションの話でなくて、音楽家の視点で>>続きを読む

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.3

淡々と明るく振る舞う日常に追い詰められてくのは心が痛い。絶対、好転してコメディーになるだろうと信じるも、あっけなくエンドロール。あまりにも誰にでも起こりそうな話で、いろいろ考えさせられる。

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.9

もっと、どでかい仕掛けを期待してたけど、小さな誤魔化し合いが、積もり積もって、エンディングに向かってくのがすごい今っぽいと感じた。映画より小出しのテレビのほうが、向いてる気がするかも。

宣伝のわりと
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