おくるみさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

おくるみ

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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

4.2

ホドロフスキーの正直さ切実さに心打たれた。ある種の経験がある人なら、これほど救われることはなかなかないかも。クリスマスに見たんだけど、最高のクリスマスプレゼントになりました。

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.0

ミッドナイトスワンから派生して鑑賞。こっちは完全に悲劇。

「一般家庭」「一般人」とはなにか。そこから外れた人間は権利を守ることすらできないのか。人を愛し守ろうとする人間から権利を剥奪するなんて、制度
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オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

4.1

泣いた…。強烈に泣いた。ガーゼのハンカチが涙と鼻水でぐっしょり。自分が父娘モノに弱いのを忘れてた。

しかも、ソフィア見てたの?ってくらい自分のエピソードとリンクしまくっていて、言葉も表情も全てがリア
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ナショナル・シアター・ライヴ 2020 「プレゼント・ラフター」(2019年製作の映画)

3.0

ストーリーは面白かったし、舞台美術もおしゃれで窓の使い方なんて抜群にかっこよかった。構成もよく出来ていたと思うけど、これを「映画」として見せるのはちょっとしんどいかな。

作品のせいではなく、舞台なら
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.5

今話題になってるミッドナイトスワンを観て、思い出して再見。どちらも見ず知らずのこどもを自分をかけて守る話。ミッドナイトスワンもめちゃくちゃ良かったけど、レオンも改めて観て名作だなぁ。

日本人と欧米人
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

-

今話題のミッドナイトスワンを観て、ふと思い出して再見。 どちらもテーマは、愛でどこまで自分を犠牲にできるか。

この監督は人間が嫌いなんだな。ほんとうにいじわるで、みている人を地獄の底に叩き落とすよう
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初恋(2020年製作の映画)

3.6

登場人物が多くて、知らない役者もいるし、全体薄暗いから顔も良く見えないし相関図がわからないw。もうちょい個々のキャラ設定があれば、わかりやすかったかも。
ボクサーは堅気と言いつつ確か人殺したはずで、結
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ダリオ・アルジェントのドラキュラ(2012年製作の映画)

4.0

ホラーなのに見終わって拍手喝采したくなった。ヒッチコックの時代に映画を見たような気分。映画っていいなぁとしみじみ思いました。
自分ちが古城の前を歩いて帰る国じゃなくてよかったと思いました。

白河夜船(2015年製作の映画)

4.3

これまで吉本ばなな作品を映画化したものをいくつか見たが、どれもゆるふわでオーガニックで…みたいな話にすり替えられていて、よくこんなもの撮ったなと思っていた。

この作品はそれとは完全に一線を画し、原作
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

3.2

天才じゃなくても、3Dじゃなくてもよかったような…

ザ・トライブ(2014年製作の映画)

-

ラースフォントリアー級の救いのなさ。つらい…。
どんより。
それでも観たい人はどうぞ。

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.9

ロケーション、キャスティングや設定、衣装、どれも考え抜かれていて、全てはテーマありきという当たり前のことを誠実にやった感じが素晴らしかった。いい映画でした。

何も知らずに行ったので、あれ?コメディ
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スプリット(2017年製作の映画)

3.8

上映中はドキドキ、映画館を出てひとり嗚咽…。シャマラン、辛い!辛すぎる!それでも好きな監督、いい映画。
最後、あっけなく去って行くビーストが泣かせる…。

ハートストーン(2016年製作の映画)

3.6

「映画における、大人の入口に差し掛かる少年の心の揺れフェチ」な私(なんで少女じゃないんだ?)。好きな映画だ。どの役者もツラが良くそれだけでじわっと伝わるものがある。もっとセリフなくても余裕で伝わるのに>>続きを読む

婚約者の友人(2016年製作の映画)

3.5

絶望的っちゃ絶望的だし、時代背景とか映像で壮大に見せてるけど、今どきの子なら友達とカフェで「マジムカつく!死ねや!」で終わりそうな話。

ムタフカズ(2016年製作の映画)

3.7

壮大だし人はいっぱい殺されるのに、ジブリ並みに素朴で愛がある。そもそもが私の一番弱いテーマで、超すき!最初の5分くらいで役者の顔が消えて話に引き込まれた。

抱擁のかけら(2009年製作の映画)

3.8

ペネロペがひたすら可愛く美しく、それを愛でる映画。眼福。

トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

4.3

ピナバウシュを知ったのはこの映画。一瞬で持ってかれちゃうよね。自分だったら絶対イヤ(ムシズが走る)だけど、なんかめちゃくちゃ好きなんだよなぁ。歪んだ愛でも愛は愛というところでしょうか

余談ですが、レ
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ボルベール <帰郷>(2006年製作の映画)

4.0

もしかすると、母親が娘を思う気持ちって、家族の中で最も伝わりづらいのかもしれない。いい作品だったなぁ。あと、私のミューズであるペネロペをひたすら堪能させてもらいました。あぁ、いいもの見た。

サスペリア(2018年製作の映画)

3.7

原作好きなだけに見るの悩んだけど監督も原作を大事に思ってることが伝わってとってもよかった。これをサスペリアと呼ぶには内容が違うんだけど、スピリッツは同じ。もれなくしんどい。でも、必要な人には必要な映画>>続きを読む

真実(2019年製作の映画)

3.8

ざっくりいうと、ドヌーブは家族さえも犠牲にしながら芝居に情熱を注ぎ続けた大女優、ホークは家族思いの売れない役者。映画なので比較は極端だけど、母娘のテーマとはちょっとそれるけど、ワタシ的には見逃せないシ>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.2

水の流れが無限に新たな軌跡を描く。水面に切り取られた四角い空。掴まれた。あぁ、これは好きな映画決定。

水は外的要因によって姿を変え、働きを変える。たまたま隣あった分子同士がくっついたり離れたりし
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崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

3.3

単純に、あーたのしかったーと思えなかった。

環境のこととか親子のこととか、 いろいろテーマがあるんだろうけど、まずはアニメーションの動きとか声とかストーリーで楽しませてほしかった。ファンタジーの部分
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

3.8

キムタクの芝居でこれが一番いい。似合ってたし、キムタクのこってりした演技がアニメにはちょうどいいバランスになってた。