白黒で純粋な恐怖映画を観たのは初めてかも。キャッキャッウフフなシーンが始まりそうな耽美な画のなかで幽霊が佇んでいる光景は新鮮味があった。
ガラス越しに鮮明に迫ってくる男の顔、廊下の先をやはりはっきりと>>続きを読む
悪魔のシスター同様、ヒッチコックの影響が見受けられる作品。エンタメ性も強く、こちらの方が楽しめた。
キャリーにも見られた、スローモーションを多用して人物の瞬間的な心理を緊張感たっぷりに表現する手法が>>続きを読む
最初は映像が安っぽく見えていたが映像の魔力にやられ、次第に気にならず物語に没頭するようになった。
前半は殺人劇、後半は探偵役視点のサスペンスと、オチも含めヒッチコックの「サイコ」を意識した内容。真相>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
クローネンバーグ監督の三作目にして処女長編、一風変わったゲテモノゾンビ映画といった趣の作品。
外界から孤立した高層マンションを舞台に、住人たちが次々と寄生虫に乗っ取られ、おかしくなっていくという設定>>続きを読む
凄惨な現実が、冷たい社会が、少年と少女のあいだに作ってしまったかべはあまりにも大きい。
それなのに、ふたりの夢は何度引き離されようと、また引き付け合う。
現実はルナやジュゼッペの叫びを物ともしなかった>>続きを読む
東京郊外の景色がとても美しい。ジェームズ・イハのBGMがさらにそれを際立たせる(サントラがないのが惜しい)。
この2点だけで何度でも観たくなる。
主人公ハルの生々しく大学生らしい生活感に溢れる描写は、>>続きを読む