汐宮キャロルさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

汐宮キャロル

汐宮キャロル

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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.5

冒頭の背景説明が長く、車に乗らない私にとっては観る映画間違えたかと思ったが、車を作り始めてからはどんどん引き込まれていった。

レースシーンの音楽とカメラワーク、エンジン音が最高。

車に乗らない人に
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リアル・スティール(2011年製作の映画)

4.3

子供としょぼくれたオッサンと素朴なデザインのロボで、つまらない映画撮る方が難しいだろ…

って思って観てなかったんだけど、王道でここまで良く撮るのはそれ以上に難しいと感じる一本だった。


子役とヒュ
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.5

未完結なので、話が面白い映画かどうかはさておいて、「いい映画」なのは間違いない。

自然やメカや都市の描写がひたすら美しい上に、登場人物の心の動きがセリフだけでなく目線や仕草で描かれている。
私はこの
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

3.5

興行収入の数字や期待感よりも遥かに良い。

映画としては3.5点だけど、モンハンの追加コンテンツとしては4.5点くらいある。
ゲーム化する都合上弱めにデフォルメされてるけど、モンハンのモンスターって本
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

2.8

最大の見せ場であるはずの、ゴミ処理場でのフードとのバトルが全く面白くなかった点がマイナス。

逆に、イントロのバトルシーンや日常の緩い空気やしんみりしたシーンの原作再現度はかなり高かった。しかし、時間
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

1.0

純文学性の高い小説を、「原作に忠実に映画化」したような映画。
地の文では語られていたであろう心象や背景設定を映像に出すタイミングが尽く悪く、「原作小説読んでから映像化を楽しむ映画」になってしまっていた
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コリアタウン殺人事件(2020年製作の映画)

1.5

街角に看板を持って立っている宣教師とか、妄想にとりつかれていく様子とか、個別のアイテムはかなり良いが終盤の話や結末をもう少しでも面白くして欲しかった

処刑人(1999年製作の映画)

3.0

終盤の話の唐突さや突拍子もなさはかなりのマイナスなのだが、キャラクターや演技やセリフやシュールな展開が本当に良い。

世の中には話が良くてキャラクターもいい映画があるから相対的にこの点数になった。
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回路(2000年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

話の面白さは普通なのだが、単にインターネットという新しいガジェットを取り入れた一発ネタではない。

幽霊は直接危害を加えてくることなく不意に現れ不気味に佇むし、画面の構図も美しい。

そして加藤晴彦の
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デスペラード(1995年製作の映画)

4.2

全編カッコいい!そしてどこか胡散臭さというか胡乱さが残ってる辺りが、ただカッコいいアクション映画にとどまらない魅力なんだと思う。

敵や味方にどんどん新手の使い手が登場するんだけど、全員スタイリッシュ
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降霊 KOUREI(1999年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

チェンソーマン8巻のカバー折り返しオススメ映画。
オンラインで配信していないし、置いてるツタヤも少ない中何とか観られた。

最終的に「一番怖いのは人間なんですねェ…」って事にはなるんだけど、それはそれ
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来る(2018年製作の映画)

3.7

怪異のCG臭さとか、怪異とのバトルの割としょうもない展開とか、精神世界入る展開を多用しすぎるといったマイナスはある。

しかし、怪異のオリジンの「嘘」が多様な解釈(外面良さとか虚言とか狂言とか怪異の詐
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

4.2

どういうジャンルのどういう話なのか全く調べずに友人に誘われるがままに観た

基本的に映画の前情報はキャストやスタッフ以外は一切入れずに観るタイプなのだが、それによって映画の面白さはかなり変わると思う。
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.8

コメディでありながらも、「非モテ独身で身なりが悪く、男同士で遊んでる奴らはヤバい」っというアメリカのジョックス的偏見・価値観に一矢報いている。

正直途中でタッカーとデイルがかわいそうになりすぎて純粋
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クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

3.7

ジョーズ系のパニック映画。
まず肝心のワニが怖いし、何なら水死とか破傷風とかの水害要素も副次的なものでありながら普通に怖い。
水中で思い通りに動けないもどかしさもよく伝わってきた。

ワニ単体だとそん
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スケア・キャンペーン(2016年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

「どっきりホラーにヤバい殺人鬼が来た」話は面白かっただけに、その後の「本当にヤバい殺人集団が来た」「アビーが最初からスパイだった」は同じネタの繰り返しになっていてインパクト弱かった。

これが繰り返し
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マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

3.4

私が日本人的感性の持ち主だからか、クラーク・ケントには「お前は人類を滅亡から救ったヒーローかもしれんが、もとはと言えばお前が地球に来たから地球人は巻き込まれたんだろうが…」

と言いたくなるし、

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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

2.5

こいつら戦わせたかっただけだろ…と言いたくなる無理やりな脚本だが、バットマン対スーパーマンは名バトルだったからこの点数。

あとラスボスが面白くもなければカッコ良くもない怪物なの、正気か?って言いたく
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

1.1

殺人鬼の素人らしいたどたどしさが出てるのは良いのだが、本当にそれだけだな…

「38年ぶりに解禁」とかそういうところで煽ってくる時点で嫌な予感はしてたけど、ヤバさとか狂気とかも現代の上手い映画からする
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

2.4

序盤はかなり不気味で引き込まれたが、中盤から人狼的なのが始まるかと思いきや割とお手軽な判定法も見つかりすぐ人間に化けた宇宙人を見破ってしまう。
終盤は不気味さが全くない爆弾バトルになってしまい、典型的
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インシディアス(2010年製作の映画)

4.5

直球の怖さ。

ビックリ系ではないが、不気味な造形のモンスターや、「え?今なんかいたよね?」と思わせる不気味な家が本当に怖い映画だ。
最近ホラーを観すぎていて、怪物をただ出しただけでは心動かなくなって
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パラノーマル・アクティビティ 第2章/TOKYO NIGHT(2010年製作の映画)

3.0

1のクソムカつく彼氏と違って、めちゃくちゃ可愛い姉と弟がパラノーマルアクティビティやる。

一難去ったところで2人で笑い合いながら動画を撮り合うシーンも、弟くんが(1の彼氏と違って)初期から姉のために
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オーディション(2000年製作の映画)

4.5

最高のホラー映画の一つ。

2020年6月現在で、ゲットアウト・ヘレディタリーとこれが3トップだ。


痛み系ホラーであると同時に、薬物的ななんかで記憶が混濁していく(寝不足の時の目覚めどきのような)
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