汐宮キャロルさんの映画レビュー・感想・評価

汐宮キャロル

汐宮キャロル

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海がきこえる(1993年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

家庭環境悪い女の子(性格も問題ある)が好きになっちゃう男っているよね… って思いながら観ていた。家庭環境以外が同じでも、むしろ家庭環境悪い方が愛情湧いちゃうっていうレベルの男の人って実は結構いると思う>>続きを読む

劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

1.2

3DCGは結構良かった。
キャラの動きやデザインは思っていたより観ていて楽しく、いずれはジブリ初期〜中期の一番良かったセル画くらいまで高められるのではないかと期待できた。

しかし、事前に告知なしで「
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

自分が支配欲強いタイプだからか,お母さんの気持ちも結構わかってしまう。

狂言死して好きな人を操りたい気持ちあるよねぇーー


それと、冒頭のヤバい街はボーの妄想・幻覚が混ざってるらしいけど、アメリカ
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バケモノの子(2015年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

獣と少年の擬似家族モノから少年ジャンプにジャンルチェンジしてくる映画。

途中でジャンルが変わるが、どちらも中途半端にならず満足感がある。

最終決戦は少し唐突かつ今までの武道バトルの文脈を無視しすぎ
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デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!(2000年製作の映画)

3.5

話はサマーウォーズの、「何か嫌な田舎の権力者家庭」要素を抜いてシンプルにした感じ。

もちろん権力者家庭のはぐれ者たちや余所者が彼らだけで戦う話はとても良いのだが、40分に圧縮した本作も良い。

子供
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ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島(2005年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

前半の賑やかな展開と打って変わって後半はホラー展開になり、そこからようやく物語のメインストーリーが始まる。

後半は仲間を失った船長同士の戦いでどちらもなんとか幸せになってくれるのを祈りたくなる展開な
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おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

最序盤でお父さんが死んでいるし、しかもそれが狼の狩猟本能に従った結果の事故であるのがずっと作品に影を落としている。

振り返ってみれば、田舎に住んでからはトトロや魔女の宅急便のように大事件は起きずほん
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ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

本当にすごい映画だった。

全てのシーンが退屈でなく、先が全く読めない緊張感が漂っている。
また、現実の地球の縮図として、いかにも起こりそうなことが起こっているリアリティも素晴らしい。

好きなシーン
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.4

ヒーローとしてのマリオのオリジンストーリー。

ピーチがマリオの師匠になってる設定やクッパ軍団やキノコ王国の描写が良かった。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

話の面白さを一切追及しないのは(ポニョを除いた)千と千尋以降の宮崎駿映画全般に言える事なのだが、それは作画や画面構成が飽きないものであるから成立するものだ。

本作はスタッフロールを見るに作画をかなり
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

数学・ハッキング・格ゲー・家族・フィクサー・カードゲームという要素山盛り映画なのにちゃんと散らからずに完結している。
要素山盛りにしてどれも不完全燃焼に終わる映画が多い中で、この映画の完全燃焼ぶりは素
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.2

なぜか自己犠牲で解決する毒ガス(飛行機乗っ取ったならそれでよくない?)や、レスバと気合いで勝つ最終決戦は全く良くないが、そこに至るまでの物語は良かった。

ポンコツ感ある美女(戦うとめちゃくちゃ強い)
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

魔法・悪魔・恋・戦争・疑似家族と明らかに積載量オーバーになっていて、どれもよくわからないしキャラクターの行動理念もよくわからないまま話が進んでしまう。

例えば、動く城で空間転移できるのになぜ空襲を止
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火垂るの墓(1988年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

観た後で本人の解説を読んだんだけど、あれを「心中」と解釈して撮った高畑勲天才すぎるな…

途中では軍関係の仕事就いてもっと要領良く生きろよ、って思うんだけど七輪を買ってきたり横穴に住みはじめたりした辺
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パンダコパンダ(1972年製作の映画)

2.5

これ自体、話も映像も特別面白いわけではないのだが、今後の宮崎駿&高畑勲の原型みたいなものが見える。

女子小学生の決めポーズが逆立ちでその度パンツ丸見えになるのシュールすぎるし、その上パンツ見せる度に
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借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

よく知ってる世界なので、あのサイズの小人にとって世界の危険さがすぐ伝わるのは本当に良かった。
ネコもカラスも人間も、全てが危険な存在なため、終始息が詰まりっぱなしの緊迫感だった。

小人たちの暮らしに
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崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

セカイ系を宮崎駿が撮ったらこんな感じになった、っていう印象。そしてセカイ系の答えがこれ…なのかもしれない。

絵は綺麗で飽きないし、世界は本当に滅ぶんじゃないかというハラハラもある。(実際人口のどのく
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おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

一見無関係な出来事が最終的に全て纏まって最高のエンディングを迎えている。
これも平成狸合戦ぽんぽこ同様、観ている最中よりも観た後にこの映画のことを考えてしまうタイプだ。

割と悲惨な思い出ばかりだった
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メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

1.2

減点箇所がない代わりに、加点箇所もない映画を撮るとつまらなくなるっていう例。

これの対局にあるのがバットマンvsスーパーマンで、こちらは一貫性のないシナリオやしょうもないラスボス戦で大きく減点されて
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平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

観ている途中のインパクトや面白さの観点ではもののけ姫やラピュタに劣る。しかし、観終わった後もずっと心に残り続けてこの映画のことばかり考えてしまう。パラサイトもこんな感じで好きだったし、バッドエンドなの>>続きを読む

ゲド戦記(2006年製作の映画)

1.0

絵は綺麗だが、話がただただつまらない

整合性や一貫性が無いとか以前に、仮に整合性取れてて伏線が回収されていてもそもそもの話がつまらないので面白くならないのでは?

コクリコ坂から(2011年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

大人たちによるネタバラシの後も、俊の父親は結局澤村で、本当は不倫でできた子なんじゃないのか?って気がかりが晴れないんだけど、血が繋がってても好きって言い切る海と俊の前ではどうでもいいことなんだと思う。>>続きを読む

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.0

作中何が起こっているかはわかりやすいが、映画としてのメッセージはかなり難解な映画。

解説を読むと割と納得いくが、2008年のアメリカに住んでいないと最後までいまいちピンとこないんだろうなぁとも思う。
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