汐宮キャロルさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

汐宮キャロル

汐宮キャロル

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ブレイド(1998年製作の映画)

4.2

脚本がやたら良く出来てる上に、絵作りも美しい。
LEONとかリベリオンとかの系譜で、少年ジャンプの読み切り感あるスタイリッシュバトルストーリーだった。

ラスボスが敵の組織のトップじゃないのが本当にい
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エイリアン/ディレクターズ・カット(1979年製作の映画)

4.1

30年以上前の映画なのに、ローテクだとは感じないのがすごい。
画角がハイセンスなのと、エイリアンのデザインと宇宙船のデザイン(内外ともに)が良いからだろう。

そして、宇宙航行させられるメンバーが本社
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帝都物語(1988年製作の映画)

1.5

明治・大正・昭和それぞれのテクスチャーは良いのだが、話の締まりがなくだらだらとしている映画だった。

小説やオープンワールドゲームの方が良いだろう雰囲気で、「原作通りにやったら失敗になった実写化」感が
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黒い家(1999年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

最初の敵の旦那さん・ラスボスの奥さんがどっちも実際にいそうなクレーマー感・キチガイ感出していて良い。

しかし後半(教授や保険員を殺す辺り)から現実離れしすぎていたのはマイナス。
それでも3.5点なの
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女優霊(1995年製作の映画)

1.7

撮影中の映画にヤバいのが映り込む演出や、怪異のビジュアルはかなり良かったが、オチが少し残念

ザ・ボーイ 人形少年の館(2016年製作の映画)

3.6

「ヤバい家」ホラー。

精神壊れた感じの老夫婦・呪いを押し付け合う展開・見てて不安になる主人公・怪奇現象が見間違いなのか不審者なのか心霊現象なのかわからない時間

と私が好きなファクターが多い上、全体
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呪怨2(2000年製作の映画)

2.5

一本で割と完結していた1に比べ、オムニバス感が強い。

全体としてはテンポ悪い気もするが、笑い続ける母親や、恐怖に引きつった顔で死んでる描写は良かった。

リング(1998年製作の映画)

3.4

民俗学・探偵パートが多くて楽しいホラー。
舞台が数カ所切り替わるが、それぞれの場所で「なんとなく不穏な画角」のカットが多いのも良い。

ホラーシーンは時間にすると短めだが、インパクトは強め。
例のビデ
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ノロイ(2005年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

・堀さんがテレビに写しちゃいけないタイプのXXXXすぎて本当にいい。ダムに連れて行ったら急に走り出しちゃうところとか霊体ミミズとか怪文書チラシとか、10メートル先からでも避けて通りたくなるフラついた挙>>続きを読む

らせん(1998年製作の映画)

1.0

ホラーとしてもSFとしてもミステリとしても中途半端で割としょうもない読後感。

チェンソーマンの作者藤本タツキは「途中でジャンルが変わる映画」(一部のB級映画の丁寧な表現か)が好きと言ったし、私もそう
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呪怨(2002年製作の映画)

2.4

ビデオ版のプリクエルの方が好みだった。
それでも実体ありそうな白塗りの霊がフッと現れては消えるのはインパクトが大きく、作品の時間中はギリギリ飽きずに観られる。
ビデオ版と続けて観たが、これ以上は続けて
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呪怨(1999年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

白塗りの女と男の子はただのギャグになるかと思いきや、存在感ある亡霊が空間を自由に出入りするのはホラーとして成立していた。

オムニバス形式で、恐怖が持続することと、亡霊のビジュアルのインパクトがあって
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ライト/オフ(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

明かりが消えている時だけ襲ってくるというルールを厳密に守ってくるタイプのホラー。
この手の映画は序盤〜中盤はかなり怖いのだが、第3幕から能力バトルになって怖くなくなってしまうというのが欠点か。

明か
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

保険屋を装って押し入った後でいきなりキレ始めるシーンや、うまく殺せずもたつくシーンや、家族を作って銃殺し子供の死体の顔を笑わせるシーン、シンプルちゃんやフルメタルジャケットの試し撃ちメンバーを怖がらせ>>続きを読む

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

4.2

ホラー映画に対していうのも変だが、「楽しい」映画という印象だった。
原作は読んでいないが、ページをめくる手が止まらないんだろう。

逆転裁判のプロデューサーは逆転裁判のインタビューで「霊能力があっても
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鬼談百景(2015年製作の映画)

2.5

赤い女が特に良かった。

全体に怪異のビジュアルが強烈で、低予算ながら満足度が高い。
一本一本が短いが、その分怪異が多くみられるのは良かったかもしれない。

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

一発ネタみたいな予告と設定からは想像つかないほど良作。

何度も死ぬのが怖くなくなったところで、死ぬ回数の制限があることを知る、謎が分かりかけたところで新たな謎が生まれる、などの繋ぎ方で常時緊張感が保
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劇場版 機動戦士ガンダム00(ダブルオー)-A wakening of the Trailblazer-(2010年製作の映画)

4.2

OOの完結編としても映画としても良い。
特にエンディングは、作品のメインヒロインがマリナでなくてはならないのを感じさせる。

テレビシリーズ2期に進展なさすぎる回が見受けられたため、これも2期の一部と
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

第一幕で解剖中の死体で軽くジャブをカマしてからの第二幕での怪奇現象、第三幕で謎が解けたかのように見せてやっぱり死ぬ、という三段構えが全部不快になっている。

大体のホラーは第一幕がチラ見せ、第二幕が霊
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アス(2019年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

他の方が書いているように、アメリカ人が楽しく暮らす裏で犠牲になる人々がテーマなのは分かるが、メタファーとしてもホラーとしても映画としても単純に完成度が低く思える。

ゲットアウトがその全てで完成されて
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.4

レザーフェイスのチェーンソーが家庭用のちっちゃい緑のチェーンソーなのが日用品で日常的に殺しに来てる感じがしてかわいい。(死霊のはらわたやチェンソーマンに出てくるいかにも武器然としたチェーンソーではない>>続きを読む

グッドナイト・マミー(2014年製作の映画)

3.5

本気で嫌な思いになる映像

映画としては3.5点だが、嫌な気分にする映像としてなら5点満点