渡辺静さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

渡辺静

渡辺静

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ソウ(2004年製作の映画)

3.5

初めてみたときのラストの衝撃度は人生1番クラスで、
それから何度も繰り返して観た大大大好きな一本だったが、
2021年の今みると、そのラストも「それがやりたいための舞台設定」に過ぎないように見えるし、
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アジョシ(2010年製作の映画)

4.0

「舐めてた相手が殺人マシーンでした」系。

アクションがめちゃめちゃカッコいい。多対1の殺し合いに説得力があり、ちゃんと本気で戦ってるように見える。

敵のキャラが妙に立ってるのもよい。

唯一の突っ
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.9

これだけのグロさのゾンビ映画を日本制作でやってくれたってだけで万雷の拍手を送るべき。
走るゾンビ嫌いだったらしいロメロにも観てほしかった。

冒頭、日常が一変したのが発覚した直後の街中をワンカットぽく
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「電車の中でゾンビ」

わかりやすいログラインでよい。
電車シチュを生かしたシーンや演出をたくさん見せてくれて、それだけで楽しい。

グロ表現はほぼ無い(驚きの全年齢対象)のにちゃんと怖いのがすごい。
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

「なんてこった。黒澤明の生まれ変わりが、日本じゃなく韓国で生まれてしまった。」
これは以前、映画秘宝かなんかで読んだ、日本人によるポンジュノ評だが、
ほんとにそんなかんじになってきた。

クールで想像
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舟を編む(2013年製作の映画)

4.1

仕事をする。
少しずつ、編み込むように、誠実に。
たとえそれが時代に求められていなくても。

オダギリジョーが最高。

名作。

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.5

意欲作にして傑作。
終始PC画面上で物語が展開する、このアイデアは面白いけど出オチになりかねないところを、うまく飽きさせない工夫に溢れてて、SNS時代へのシニカルさも希望もあり、キャラたちのドラマもあ
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フィッシュストーリー(2009年製作の映画)

4.0

この映画の中で奇跡は起こっていない。
ただ蝶の羽ばたきが起こした台風という結果があるのみ。

これが奇跡的に見えるのは、神の目線で歴史を観測することができる我々観客のみであり、登場人物は誰一人、売れず
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