渡辺静さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

渡辺静

渡辺静

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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

爆発を繰り返す電車の中で制限時間8分間をループし、爆発犯を見つけ出せという指令を受けるが…

公開当時以来に再鑑賞。

面白かったです。
記憶が曖昧な中、突然電車からスタートし、その後背景が明らかにな
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ザ・コール(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

超面白かった!

リメイク元の『恐怖ノ黒電話』(邦題…)も観てたんだけど、持ち前の記憶力の悪さですっかり忘れてて、新鮮な気持ちで観れた。

序盤〜中盤、電話向こうの女の子がピーキーすぎて、「助けてあげ
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お嬢さん(2016年製作の映画)

3.3

オールドボーイは大好きな映画。
本作もセンスを随所に感じたが、
やっぱり日本人役として出てくるキャラの喋りが日本語ネイティブじゃないのはめちゃめちゃ気になる!
頑張ってはいるんだけどちょいちょい聞き取
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.0

ヨーロッパ映画らしく(?)大きな起伏も事件もなく、淡々と一夏の淡い恋心が描かれ、終わる。
カラッとした北イタリアの夏の風景が目に優しく、美しい画場面が多いが、
正直冗長に感じてしまったのは、ハリウッド
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何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

3.7

三度目くらいに再鑑賞。

主演のベティデイヴィスを検索してみるとわかるが、若かりし頃は本当に綺麗な人である。
当時の女性は、多様性の現代よりも、老いに対して悲壮な思いがあったはずで(ましてデイヴィスの
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.0

シドフィールドの脚本術の本に、絶賛と共に例として頻出するので、教材として観る。

印象は「冗長」。
単純な浮気調査が、次第にロサンゼルス成長期の水資源の利権の闇を暴いていく…みたいな話で、題材としても
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ラスト サムライ(2003年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

公開当時以来に再鑑賞。
当時より面白かったです。

いわゆる「白人酋長もの」で、楽しみ方がわかりやすいのもいい。
鉄板の異文化交流の楽しさ、
ネイティブアメリカン虐殺に加担してしまった過去のトラウマか
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ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

2.9

羊たちの沈黙以来のアンソニーホプキンスファン。
セブンや羊のサイコスリラーを期待して観たが、その感じはあんまりなく、テーマは重めでシリアス。
フラッシュバックを多用する演出は、2000年代初頭に流行っ
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.4

再見。

清濁両方ある海の絵的表現、すげえーーー

十数年前なら「王子様(マウイ)」と結ばれてハッピーエンド❤️とたぶんなるはずで、「女性が自分の勇気と信念を持って安全地帯を踏み出し、目的を遂げる」と
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

3.5

何年かぶりに何度目かの再見。

CGのない時代の、特撮クリーチャーは、なんともいえない“生”感、ヌメリ感があって素晴らしい。
特に序盤の犬。人が変形したクリーチャーは「よく出来てるな〜」だけど、犬が変
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ずいぶん前に干渉。
しょーじきあんまり覚えてないが、2つ鮮烈に残ってるシーンがあり、
ひとつは有名な鏡の前で主人公がポーズキメるシーン、
あと、カフェ的なところで若きジョディフォスターが、ハニートース
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悪人伝(2018年製作の映画)

4.0

面白すぎた。

前情報をいれずに観たが、「あ、バディものだったのね」と腑に落ちたところで俄然面白さがアップしたので、やっぱりログラインって重要なんだと思った。

「連続殺人鬼を追うはみだし刑事と、殺人
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

(原作の韓国版未見、中国版は視聴済み)

中国版より面白かった。
主人公と男の子との恋愛要素が無かったからかもしれない。
中国版のスケボーデートはかなりシラけたので…。

死体描写にそうとう力が入って
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.3

絶望的な状況にもかかわらず、お気楽で明るいトーンで進行するのがよい。
それを支えるマット・デイモンのキャラクターがいい。好きになっちゃう。

長尺もまったく気にならず楽しめる。
ストレス要因の悪役や、
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名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

3.2

まずは1年延期ののちに公開できたことに「よかったね」と拍手したい気持ち。
毎年恒例のお祭りを一年伸ばすのは製作陣にとっても、ファンにとっても断腸だったと思う。
東京五輪に合わせて作ったんだろうなと思わ
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

序〜中盤、
やり方はともかく、小説をより売ろう、ビジネスを成功させようとする社長の拝金主義を、僕は悪とは思えず、
それを破綻させようとする流出犯イコール主人公たちに、まったく共感できなかった。

終盤
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Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

3.9

何度目かの再見。やっぱりいい。

日本の生真面目なサラリーマンが社交ダンスをする、このギャップのおかしみが作品のキモで、
タイトルの中の「ダンス」だけカタカナなのはそれを象徴的にあらわしている。

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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

再見。
程よく忘れてて楽しめた。
タイムトラベルものの醍醐味「そういうことだったのか!」が存分に味わえ、
パズルがはまるような快感を味わえる。
生き死にシリアスになりがちのタイムトラベルものにあって、
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氷の微笑(1992年製作の映画)

3.0

エロい。
シャロンストーンがめちゃくちゃ綺麗で、それだけで「観てよかった」となった。
そしてエロかった。
「ミステリアスなエロい女」役がこんなにハマった人初めて見た。人生レベルで性癖を決定づけられた人
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ワイルドシングス(1998年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

『24』1シーズン分を2時間にまとめたみたいな映画。
「こいつが裏切っていた!」「実はこいつが仲間だった!」「こいつは生きていた!」
そのギミックが見せたいだけやろと突っ込みたくなるが、
サスペンスと
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ブレードランナー(1982年製作の映画)

3.1

恥ずかしながら初見。

今見てもチープに見えない「未来都市」は当時としてはものすごかったんだろうと想像するが、
たぶんブレードランナー亜流をたくさん観てきたせいで(ゲームの「スナッチャー」大好きです)
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グッド・ネイバー(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「人は見たい物を見る」
それがこの映画のテーマで、
少年たちは、
亡き妻を思う心優しい老人に“サイコパスの殺人鬼”を見て後戻りできなくなるし、
老人は、
少年の悪趣味な悪戯に「泣き愛妻の霊」を見て、自
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崖っぷちの男(2011年製作の映画)

3.5

男が飛び降り自殺をしようとしている。しかし何か思惑があるようで…?

興味を惹かれる冒頭は秀逸。
その後明かされる男の思惑や、バックボーンも納得。

中盤の「仲間」の展開はちょっと作戦甘くね…?とご都
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