ShuheiTakahashiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

4.0

なにがなんだかもう…最高!

カオスのが面白いよね。
ノリと勢いと確かな画力に熱量!
力技と時折見せる、人物の繊細な感情に屈服!
完全降伏!完全幸福!

完璧な続編、集大成ではないでしょうか。
全方面
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.7

やっぱり1の驚きは超えなかったけど、それはそれで楽しめた。
ファーストキルとあったから、本当に子ども時代のことを描くのかと思ってたら違って、どうせなら出生とか知りたかったなあと。
もう最初から私たちが
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.2

バースジャンプなんかしなくたって、
今すぐにだって、どこへでもいけるし、誰にだってなれるし、なんだってできる。
全てへの可能性への肯定。
世界を変えるのは難しいことではない。

序盤、音や情報がごちゃ
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

かなり面白かった!
コナン映画は大好きで全て観ているが、かなり面白かった!
最近のコナン映画、から紅あたりからだが、キャラクターから話を作っていて、とても魅力的。

櫻井さんの脚本は正直苦手な時がある
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.2

何度もそういうことだったの!?と思わされては鳥肌がたち、あれやっぱ違うのか、え、どういうこと、何が正しくて何が間違い?
となる。

夢のシーンの表現が面白く、伏線となっているとともに、現実との境目を曖
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.0

テンポが良くて見やすい上に、終わり方も良き。
途中、なっがいミュージカルシーンというかダンスシーンには流石に飽きたけど笑。
リーナの悪役っぷりに笑う。

このテンポ感だから、キャシーとドンの関係の進展
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インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

時間や空間、次元や理屈を超えるのは愛だ。

展開や構成、設定、人間の感情、映像表現、台詞、どれをとっても最高。

何度見ても面白いのが、やっぱり面白い作品なんだ。
何を言っているんだ。

科学や人知を
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.8

最終的には面白いもの観たなとはなるけれど、流石に飽きたかもしれない。
ゆるいかけ合いもゆるすぎて、退屈な時間でもあった。
これは2人のキャラが大好きすぎないときついなと。
ファンの為の映画になっていた
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

4.0

ニック・ファッキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーイヤァフォオオアアッケイジ!!!


ニック愛が詰まって溢れてた。
落ちぶれてなどいない。
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.9

眉間の皺が寄ったり緩んだりラジバンダリ。
明確な3幕構成に分けられていて、様々な格差を皮肉たっぷりに描く。
1幕2幕は眉間の皺寄りまくり。
1幕は正直いるのかなと思うくらい面白くなかったけれど、3幕の
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

カメラが映し出す現実と虚構。
その間(はざま)に生きる、孤独と幸福。

汽車と車激突のシーンに痺れて、長編デビュー作が激突!ってのも良きかな。
そこからカメラにのめり込み、家族の日常と自分がつくりたい
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

3.0

ここまでつまらないと思いながら観た映画は久々。
河合優実さんや田畑志真さんが出てるし、朝井リョウだしと思って期待して観るも、残念だった。
登場人物に全くといっていいほど感情移入できない。
それぞれ違う
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.4

骨ごと愛して。
なんか物足りない。
サスペンス要素もラブストーリー要素も、家族話もロードムービー要素も自己と他者との向き合い方も良いとこどりしようとして、中途半端に終わった感じがする。
ラストシーンも
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対峙(2021年製作の映画)

4.0

会話だけで感情がここまで揺り動かされるのか。

何度も何度もヒートアップし、その度に対話しようと、感情を言葉にする4人。
辛くて苦しかったもの、蓋をしてきたものを必死に言葉に紡ぐ。
相手と向き合うため
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バビロン(2021年製作の映画)

3.8

良い意味で醜くて汚い雨に唄えば。
長い割に着地点が結局そこかあとなってしまった。
映画産業の栄枯盛衰。
その中を生きる人々。
激しい変化の中、残り続けるもの。
消えないもの。

ピークは正直、ブラピ演
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生きててごめんなさい(2023年製作の映画)

3.1

なんかキャラが、人物の台詞がダサい。
いそう、ありそうを表面的にやってるだけに思えてしまった。

主演の穂志もえかさんや冨手麻妙さん、安井順平さんと好きな俳優が多く出演されているけれど、キャラをあまり
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.2

困り顔をやらせたらコリン・ファレルの右に出る者はいない。

私も友達を嫌いになった経験がある。
久しぶりに会った友達と話していて退屈でつまらなくて、早く終わらないかなと思っていた。
それ以来連絡を取っ
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グッドバイ、バッドマガジンズ(2022年製作の映画)

3.7

消えていくエロ雑誌に対してもっと熱量がある感じで立ち向かって進んでいくと思っていたら、案外そうではなく。
苦悩や虚無感、無気力さ、気力と体力を削られ、当事者として、惰性を受け入れていく姿。

エロ雑誌
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或る夜の出来事(1934年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

なにこれ素敵すぎるんですけど。
たまらんのですけど。
キャラクターが魅力的で、最後の方のお父さん好きすぎるんですけど。
見ながら何度も色んな種類のお父さんって叫んだんですけど。

ピーターとエリーのこ
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

女性というだけで、様々な生きにくさ、搾取、がある。
この言葉もおかしい。
女性というだけで搾取される存在だということ、あってはならない。
この当たり前はなくさないといけない。
この概念を根絶しなければ
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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

4.3

かなり好きな世界観。
儀式一つ一つに面白味があって、ゾクゾクする。
宗教やお祭り、儀式や秘儀、伝承や信仰の描き方が面白かった。
自殺からの循環だったり、食べることで循環に繋がったり、陰毛や経血を食べさ
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

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途中何度も眠ってしまった。
目覚める度に最高な音楽が身を包んでいた。
終盤は何故か涙が出ていた。

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

4.3

怪我したらラッキー、死んだ方がマシ。
異状が日常となった世界。
まともに食えない、風呂なんて入れない、寝て起きて殺して死んで、爆撃音をひたすら聞きながら、終わりのない、先が見えないのが当たり前。

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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

ケイコの目に惹きつけられる。
ボクシングをしているときの目は正にボクサー。
闘争心まるだしで、迫力があった。
会長を見る目や弟や弟のガールフレンドを見る目、警察官を見る目、目だけでもこれだけ感情が伝わ
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そばかす(2022年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

そばたかすみ、そばかす。
めちゃくちゃ好きな作品の1つになった。
邦画の良いところがよく出ていた。
説明しすぎないカットの終わり方とか、間、静かな風景に感情のぶつかり合い。
見ていてしんどいシーンや、
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バビロン(1980年製作の映画)

4.5

無情で理不尽で不条理な世界で、自分の感情を大切し自由に生きようとする。

差別が当たり前の世界で、日常となってしまっている。
いつ誰に襲われるかわからない不安を抱えながら、生きる。
レゲエと仲間とハッ
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窓辺にて(2022年製作の映画)

3.8

好きな作品。
表に出る部分では小さな変化かもしれない。
その変化が、変化に至るまでが丁寧に描かれていた。
長回しの会話劇なんだけれど、飽きさせない心地良いリズムと間がある。
役者さんたちが素晴らしかっ
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.2

ひとときの大切さ。
ネリーが過去に行き母であるマリオンと友達になる。
神隠しのような不思議な体験。
けれど夢じゃない。

説明は少なく、台詞も最小限、けれど観終わったあとは心いっぱいに幸せな気持ちにな
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アイアン・ジャイアント(1999年製作の映画)

4.0

ベタだけれど、それが良き。
人と人ではないものが心を通わせる映画、好きなんです。
最初は無表情だったアイアンジャイアントもだんだんと表情豊かになっていく。
最初は何の価値観もなく、ただ食べて食べてを繰
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RRR(2022年製作の映画)

4.3

脳が溶けた。
考えるのはやめよう。
驚異的で、脅威的で、桁違い、リアリティ度外視、常識外れな狂喜乱舞!

ド派手なアクションとダンスと歌に、血湧き肉踊る!
友情、努力、勝利!
爽やかさは皆無。
泥にま
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.0

テクノという人型ロボットが見たもの。
1日に数秒間録画できる特殊なパーツが組み込まれていたヤン。
彼が録画していたものはどれも慈しみに満ちていた。
愛が伴う眼差し、美しいと感じる心が表れていた。

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グリーンバレット(2022年製作の映画)

3.8

序盤のそれぞれの登場兼人物紹介でめちゃくちゃ面白くなりそう!ってなって
中盤の合宿シーンは好きなとこもありつつ少しダレて
終盤は盛り上がりきって終わった!

殺し屋もそこら辺にいる人たちあんま変わらな
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

面白かった!
最初の時計の音は少し不快だったけど、何度も始まる月曜の不快感を表したのだろうか。
毎週月曜から始まる人たちにとってはよくわかるものなのだろうなと感じた。
一週間が終わっても、また次の一週
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PUSH 光と闇の能力者(2009年製作の映画)

2.9

なんかつまらないなあー。
このつまらなさを言語化したい。
面白くなりそうだけど、ならないギリギリをひたすらやってる感じ。

ナチスはもう聞き飽きたし、敵味方ともども、なんでそこで殺さないの?ってシーン
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.1

一人が世界の為にできることは少ないかもしれない。
けれど、一人が誰か一人の為にできることは在る。
主人公は世界で活躍することはできなかった。
しかし、一人一人と向き合い、一人一人を大切にしてきた。
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クリスマス・キャロル(1938年製作の映画)

3.4

過去も未来も、現在を変えれば変えられる。
ただ、結局お金が伴う善意だから喜ばれているように見えてしまう。
これが仮にただ嫌な奴が、ただ良い奴になったところで、今まで嫌な思いをしてきた人たちが受け入れて
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