ShuheiTakahashiさんの映画レビュー・感想・評価

ShuheiTakahashi

ShuheiTakahashi

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

エンドロール後だけで十分な気もした。
なんならエンドロール前の終わり方がどっちなのか気になって早くエンドロール終われとか思ってしまいました笑。
まあ予想通りではありましたが、予想外の事実もあり衝撃すぎ
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美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

3.7

ドキュメンタリー映画として見ると微妙。
構成が散漫な印象。
あっちいったりこっちいったりで、集中しきれない。
写真をスライドしながら淡々とナレーションされても観る方はキツい。
ただ、自分にとっては今見
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.9

オッペンハイマー観たその日にはしごする贅沢。
秀逸な脚本の構成。
時系列バラバラだが、主人公の見た目がわかりやすく変化しているので、ずっと観ていたらわかる。
ノーランの作品はずっと観ていたらわかるよう
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.6

自然の調和から、不調和をもたらすものに辿り着く。

矛盾が共存する物理学の面白さと恐ろしさ。
矛盾が共存する人間の面白さと恐ろしさをまざまざと見せつけられた。

私もそこまで詳しくはないが、名前とその
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.3

圧巻、圧倒、唖然。
映像や音響、音楽は言わずもがな。
言わずもがなって言うのは失礼か。
素晴らしかった。
映画ならではというか、音と映像によってここまで感情は左右されるのか。
そしてラスト近くの決闘シ
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.3

刺さりまくって辛い、けど大好き。
ツチヤのことわかるとは言えないなあ。
わかられてたまるかって感じ。
自分も簡単にわかられたくないし。
ツチヤほど体と心を使い切れていないし、それに憧れるとかいうのもツ
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.0

史実というか、歴史書に記録されたものを基に描かれたサスペンス。
前半は割とゆったり目で、後半から最後の最後までハラハラさせられた。
見せ方がうまい。
前半のほのぼのとしていたり、おとぼけキャラでクスッ
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ブルーイマジン(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

記者会見のシーン良かった。(良かっただけに気になる点もある。)
司会者の女性も良かった。
性犯罪者監督の隣に座る俳優さんは加害された女性たちを目の前にして、何も言わないのだろうかと思っていたところに手
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青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

3.6

何度も行っているシネマスコーレ。
そしてその周辺がたくさん出ていて、個人的に少し盛り上がる。
全体としては少々散漫な印象。
どの人物に焦点を当てたいのかわからないというより、皆のこと描きたい!って気持
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

勝手に大どんでん返しの緻密なサスペンス映画だと思っていたが、家族の話だった。
クレイマークレイマーやマリッジ・ストーリーに近い気もするが、なんか少し趣が異なる。
それはやっぱり事件なのか、事故なのか、
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.7

手に汗握る話。
…ではあるのだが、手放しでは賞賛できない。
なんかもやもやが残る。
それも良いもやもやではなく、嫌なもやもや。
なんだろう。
そもそもの話として、アフガニスタンに米軍が派遣されたこと自
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

好きも嫌いも超えていく。

オープニングから絵の力で惹き込まれる。
そして、そこからもう一緒にいないことがわかる。
だから、過去のシーンは尚更辛く切なく見える。

情報の出し方がうまい。
どういう経緯
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

人間は良くも悪くも環境のいきもの。
ベラにとってはハッピーエンドだが、その幸福の在り方は誰に、何につくられたものだろう?
世界の美しさと比例するように男たちが醜く心が貧しい。(一部女性も)
色彩がない
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

全てに拒絶され続けるボー。
走馬灯をずっと見ているようだと感じた。
ボーが求めていることとおそれていることがごちゃまぜに押し寄せてくる。
出てくる登場人物たちはボーが今まで出会ったことがある記憶から。
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.1

観ている間、色々なことを考えていた。
映画のことだけでなく、そこから様々な方向に思考が飛躍していった。
集中して観ていないとも言えるが、単にそうとも言えない。
頭が広がり、思考が広がり、次第に思考から
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

4.7

悔しい終わり方。
だけど、2人にとってはこれしかない終わり方。
クソ男ばかり。
クソ男にやり返すには銃を持つしかないのか。
プロミシング・ヤング・ウーマンを観た時は性器切るくらいの復讐はしたっていいと
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.2

脱北の途中で金正恩を崇め奉っていた80歳を超える女性が、自分が目の当たりにしていることと、今まで受けてきた教育との差に揺れ動く姿が忘れられない。

想像以上の現実がそこにはあった。
チェチェンへようこ
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.8

圧倒的画力と圧倒的眼差し。
アナが見ている世界。
誰にも何にも縛られることのないアナだけの世界。
子どものとき、自分もこんな風に世界を見ることができていただろうか。
忘れてしまった。
この視点、視線は
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.9

主人公のミアが好きになれなかったけど、好きになれなかったからこそ良い終わり方だった。
必殺奥義のように「独りにしないで」と言うのはとても卑怯だなと感じた。
自分の母がいないという環境的に、これを言えば
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.7

希望が過ぎて、少し胸焼け。
ノリきれなかった。
チャーリーとチョコレート工場とは繋がりがなく、全くの別物。
わかってはいたけど、やっぱり、ひねくれたウォンカのが好き。
ティモシーウォンカは底抜けにポジ
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(2023年製作の映画)

4.4

言葉を交わせるかどうか。
それが心があるということなのだろうか。
人が生きていくうえで、誰かと話すこと、それは凄く大切なことだと思う。
誰かと話すこと、話し合うこと、向き合うことで、救われるものがある
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ティル(2022年製作の映画)

3.7

正直、そこまでのめり込んで観ることができなかった。
理由としては、
ボボのことをあまり好きになれなかった。
母親とボボの関係性が好きになれなかった。
母親の演技が好きになれなかった。
音楽がおおげさ。
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エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

エクソシストが活躍しないエクソシスト。
悪魔を信じるのか、神を信じるのか、娘を信じるのか。
悪魔祓いの儀式シーンは正直盛り上がりに欠ける。
冗長に感じる。
ずっといったりきたり、進展がない。
なんか宗
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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.6

面白かったが、よくある話になってしまった。
1はまだ殺し方に工夫があり楽しめた。
ホーム・アローンだったり、ファイナル・デッドコースターだったりそんな要素があり。

ただ今回はただ元CIAが殺しただけ
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ルナ・パパ 4Kレストア版(1999年製作の映画)

4.4

起こっている出来事はとても重い。
なのに観終わった後は不思議と幸せな気持ち。

あほうの兄が言っていた悪魔とは妄想ではなく現実にいて、あほうの兄はあほうではなく。
当たり前や法律、常識に縛られている町
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.8

ツルハシが最後の方、様々な用途で活躍していて面白かった。
最後の台詞の一文まで台詞なし!
呻き声と叫び声のみの主演!
それで最後まで観てしまった。
所々気になる部分はあれど、力技で黙らせる。
アクショ
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.0

クズで威圧的で、口悪くて、すぐバレる嘘を吐いて、ハラスメントだらけで最低な男なのに、
繊細で弱くて、自分一人では立っていられないで、イタくて、ちょっと潔癖で、可愛く思えてしまう。
けれど、自分がいくら
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

5.0

また一つ、大好きな映画が増えました。
愛と夢と家族!
そして嘘と挫折と醜さ!
人間がよく描かれた映画でした。

怒りと殺る気に満ち溢れると同時に愛と幸せに救われました。

陳腐だろうが綺麗事だろうが、
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

長さを感じさせずに見続けてしまう。
ただ終わり方にしっくりこない。
凄くきれいなまとめ方で、観終わった感はある。
ただ綺麗すぎる気もした。
スカっとはしないが、スカっとするのを求めすぎる自分がいる気も
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.9

人間讃歌!
駄目な人間を肯定してくれるクドカン脚本はやっぱり最高。
憎めない人間たち。
山路はクズでこじらせててどうしようもないけど、憎めない。
盛り込み過ぎではと思うくらい盛り込んでたけど、なんかと
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.9

弱いことは恥ずかしくない。
子どもは固まる前のセメント。
女の〇〇という言葉はおじさんが作った言葉。
本当にその通りで、名言ばかりなのに、説教臭く感じないのはキャラに合っているから。
言う場面が合って
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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

3.8

面白かった!
過去に行くことで救う展開は好き。
何度も現実の世界とあちら側を行き来しる描写も面白かったし、切り替わり方が巧すぎた。
少し怖さもありつつ、面白さ先行で、よくできたホラーエンタメ。
楽しめ
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Gメン(2023年製作の映画)

3.7

ノリと勢い!だけじゃなくて楽しめた。
ただ所々間が冗長に感じる場面も多々あり。
瀬名と角松が瀬名の家で最初に打ち解け合うシーンとかも少し間延び感。
アクションシーンも何度もあって、正直クドかった。
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ほつれる(2023年製作の映画)

3.9

舞台鑑賞済み。
今回も台詞が秀逸。
映画ならではの魅せ方もしていて良かった。
画角の外の人物が話すことで、見せたいものと聞かせたいものが明確になり伝わりやすかった。
焦点を合わせる人物を変えることで何
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

これは生きている人が生きている人を殺した話。
情報や社会が殺したわけではない。
名前のある人が名前のある人を殺した。

村人の生活を描くことで、ただの加害者で終わらせていない。
被害者もただの被害者で
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ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

3.8

ホラーテイストのボーイミーツガールもの。

バスティアンがクロエに少々都合の良い男にされてる感もありつつ、バスティアンもまたクロエを自慢に使ってしまう。

年下の男の子を弄びに弄ぶクロエ。
パーティー
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