ShuheiTakahashiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.5

主題歌以外は全部好き!

子どもの夏休み冒険話はたまらん。
グッとくるシーンがいくつもあった。

旅に誘った理由が家を見て笑わなかった、初めて久ちゃん、竹ちゃんと呼び合い、じゃあねからのまたね。
最後
>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.9

前作とほぼ同じオープニングにほぼ同じエンディング。
だけれど、エモさが段違い。
年月を経てるからこその良さが存分に出ていた。
今のトム・クルーズだからこそできる続編。
映画の素晴らしさを改めて認識。
>>続きを読む

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.0

国や思想や宗教より、命と思いやり。
人に希望が持てた、けれど、ここまで極限状態でないと力を合わせないのかという気持ちにもなる。
そして戦争は終わっていない。

希望だけで終わらせず、平和で綺麗事で終わ
>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.9

親、家族、友人、恋、進路、青春の葛藤がこれでもかと詰め込まれている。
詰め込まれているけれどぎゅうぎゅうな感じではなく、すっきりと見やすい。
構成や展開は王道なんだけれど、鬱屈としながらも、芯の部分で
>>続きを読む

ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

4.0

ベタなバディ逃避行もの、いや闘避行だけど、面白く飽きさせない。
罵り合いながらも、認め合う姿にキュンとする。
ド派手で格好いいアクションに、笑いの緩急。
キャラクターの過去の描写の構成は微妙。
ただキ
>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.9

とりあえずヘジンが尊い。
そして尊い瞬間がいくつもあった。
さり気ない言葉が胸に沁みる、
ヘジンがソヨンにウソンの名前の由来を聞いたあとに兄弟みたいだねって言葉が不意に刺さる。
海進(ヘジン)と羽星(
>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

3.8

映画館で観て本当に良かった!
大迫力なアクションに美しい景観。
超王道展開に超王道設定。
だけどキャラが魅力的だから、面白い。
ちょび髭クリスエヴァンスのダサ変態加減は最高だし。
傷だらけムキムキのラ
>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

3.5

空中での戦闘シーンが正直誰がどこにいてどうなっているのかよくわからなかった。
けどそれでも臨場感はあったし楽しめた。

最初のナンパシーン、歌で迫るところは恐怖でしかなかった。
大人数の男たちが女性一
>>続きを読む

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.9

ユリヤはこの先も変わり続けることが変わらないんだろうなと思った。
環境や関係をどれだけ変えようと、ユリヤの芯の部分は全く変わっていない。
安定や居心地の良さに物足りなくなる気持ち。
他人にはこの物足り
>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

-

作品とは関係なく寝不足でほぼずっと眠ってしまった…。
寝心地が良かった。
また観たい。
というか次、初めて観に行く。

三姉妹(2020年製作の映画)

3.8

三姉妹それぞれ、めちゃくちゃ嫌いな部分が何個もあったが、観終わった後はなぜだか、嫌いにはなれなかった。
全てを曝け出した人のことは嫌いになれないのかもしれない。
人間は本質的には悪ではないのかもしれな
>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.2

好きって尊い!
好きなものがあるだけで、人生に彩りが生まれる、わくわくする、生きがいになる。
続きが気になるから死ねないとか、最高すぎる。

好きなものを共有する時間、好きなものと向き合う時間って良い
>>続きを読む

ゲキ×シネ「狐晴明九尾狩」(2021年製作の映画)

3.5

新感線の作品は2回目で、ゲキシネは初だったのですが、あまり楽しめなかった。
生で観ていないのが原因なのか、笑いどころで笑えない。
めちゃくちゃスベっているように感じた。
お客さんの笑い声がないのも理由
>>続きを読む

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.8

人とつながるということとは。
たくさんの選択肢がある。
一方的に顔を見る関係、お互い顔を知らない関係、一方的に尽くす関係、恩を仇で返す関係、顔見知りでも表面的な関係、心の底をさらけ出し合っても嫌い合う
>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

3.3

期待しすぎた。
つまらなかった。
話はつまらなくはなかったが、面白くもなかった。
何よりつまらなかったのは劇中歌だ。
単調で面白くない、長くて飽きる。
中盤から後半にかけてほぼ歌っていたが、その曲自体
>>続きを読む

わたし達はおとな(2022年製作の映画)

4.0

男たちがクズ。
だけれどわかりたくないけど、わかってしまう部分があるから、苦しい。
会話のリアルさは流石の加藤拓也さん。
舞台のもはやしずかを観たけれど、映画でも、このリアリティ出せるのかと驚いた。
>>続きを読む

FLEE フリー(2021年製作の映画)

3.7

アミンが自分に起こった事実を監督である友人に語る。
過去の回想をアニメーションにすることで、下手な実写よりも観やすくしている。
アニメーションという虚構なんだけれど、リアリティが増している気がした。
>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

3.9

理解できないものがおかしいわけではない。
間違いではない。

二人の関係性は二人にしかわからない。
外野がとやかく言うことではない。
この映画を観て、そう思う人は多いと思う。
けれど、実際に同じ事件が
>>続きを読む

はい、泳げません(2022年製作の映画)

3.4

生きようとしなくていい、生きちゃってる。
何でも考えてしまう小鳥遊が、水中では何も考えなくていいと言われてもがく。
考えようとしなくても考えてしまう。
思考を超えるものはあるのかな。
考えに無駄なもの
>>続きを読む

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

5.0

世界の見方を変える力がある。
確かに、魔法を超えた。

刺さりすぎて辛い。
沁みた痺れた泣けた惚れたこれだ。
今の自分にはこれ以上ない作品。
序盤から言葉が刺さりすぎて泣きました。
好きなシーン、刺さ
>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

可もなく不可もなく。
やや駆け足で集中しづらい。
主人公の心情の在り方に共感しづらい。

禍威獣の造形は格好いいし、メフィラスのキャラもめちゃくちゃ好き。
山本耕史がぴったしすぎて、メフィラスの話のが
>>続きを読む

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.1

居場所を見つけられなかっただけ。
精神的に病んでいたのが犯行に及んだ理由ではない。
どこもおかしくない、変じゃない、バカじゃない、のろまじゃない、ダメじゃない、間違いじゃない、恥ずかしくない。
狂って
>>続きを読む

マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.2

あまりにも理不尽。
けどこの理不尽が当たり前となっている。
おかしいのは皆わかっているはずなのに。
変えられない悔しさ、怒り。
声を上げても、変わらない、けど声を上げ続けるしかない。
なんでどうしてば
>>続きを読む

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.7

痛さの伝え方は流石。
痛すぎました。

父に愛されずに育った主人公。
父とドライブしてるオープニングで、キャラクターと関係性を見せる。
車の滑走音を延々と続ける主人公、五月蝿いと思いながらも構わず車の
>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.8

過激派のプロテスタントたちが、カトリック教徒を襲う。
そんな紛争の最中、変化する主人公。
暗く激しい描写もありつつ、穏やかで幸せな日常も描く。
変わっていくものと、それでも変わらないもの。
対比の描写
>>続きを読む

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

4.3

最近のコナンの中でも抜群に面白かった。
いつもより大惨事にもならなく、死人も少ないが、満足度高い。
最近のサッカーボール頼りはエグい。
何でもできるやん。
2種類の液体が排水口から流れ出て、合流して爆
>>続きを読む

アネット(2021年製作の映画)

3.6

よくわからないところと、説明的なところのバランスが不思議で、曖昧なんだけど伝わってくる話だった。
最初はアネットがなぜ操り人形なのかわからなくて、妙なリアリティが不気味で怖かった。

最後両親の操り人
>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.2

ジョニーと妹の過去。
ジョニーとジェシーが過ごす現在。
アメリカの様々な都市の子どもに聞く未来。


過去と向き合い、現在を生きて、未来を想う。

過去と向き合うことは、現在を生きることに繋がり、
>>続きを読む

Ribbon(2021年製作の映画)

3.4

登場人物たちのコロナに対する接し方が好きにはなれなかった。
マスク、ソーシャルディスタンス、消毒、気にしすぎ。
テレビの情報を鵜呑みにするバカにしか見えず、あまり感情移入できなかった。

過剰に反応す
>>続きを読む

リング・ワンダリング(2021年製作の映画)

3.4

漫画の中の話がちゃっちく感じた。
絵はめちゃくちゃ魅力的だった。
漫画家志望が作った話だからつまらなくしたのかな。

空気感は良かった。
笠松将が好きなので、彼が作る雰囲気が良かった。

私の顔を記憶
>>続きを読む

愛なのに(2021年製作の映画)

3.4

ところどころ笑えたし、面白かった。
けど、なんかいまいち好きになれなかった。
理想すぎるというか、都合良すぎるというか。

中島歩、河合優実、向里裕香など好きな俳優さんばかりで、皆演技が良かったけれど
>>続きを読む

チェチェンへようこそ ーゲイの粛清ー(2020年製作の映画)

4.4

漫画や映画のような話だが、漫画や映画ではない。
現実の話であり、今現在起こり続けていること。

恥ずかしながら、映画を観るまで全く知らなかった。

同性愛者というだけで拷問され殺される事実。
最初は麻
>>続きを読む

誰かの花(2021年製作の映画)

3.6

被害者遺族が加害者家族になる。
どちらの気持ちもわかるからこそ選べない。
自分の家族を思う気持ちは、誰かの家族を傷つけているかもしれない。
良い悪いではない。
被害者になったら加害者を憎むかもしれない
>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.8

本当にちょっと思い出しただけの話。
二人とも今を生きているのだけれど、些細な瞬間に思い出すことがある。
夜の隙間に潜り込んでくる。
もう戻らない過去、けれど失ったわけではない。
今の自分の一部である。
>>続きを読む

奇跡(1954年製作の映画)

4.0

信仰の違いに差はあるか。
優劣はあるか。
ただ信じることを貫き続けることの難しさ。

私は信じることは思考の放棄だと考えている。
この話の登場人物のように自分の都合の良いように中途半端に信じるのなら尚
>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.7

ある雑誌の記事を短編形式で見せる。 様々な作家の様々な視点による様々な記事。
どれを観てもなんだか幸せな気持ちになる。
好きなもの全て詰め込んだ理想郷を観ている感じ。
こんな世界がどっかにあったらいい
>>続きを読む