Omizuさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Omizu

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サバイバル(2022年製作の映画)

3.7

【第73回ベルリン映画祭 コンペティション部門出品】
『クワイエット・ルーム』などのロルフ・デ・ヒーア監督作品。ベルリン映画祭コンペに選出されたオーストラリア映画。

なんでこれ邦題がついてるんだ…?
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REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

2.9

【第96回アカデミー賞 視覚効果賞ショートリスト選出】
『ジャスティス・リーグ』ザック・スナイダー監督のSFアクション大作。アカデミー視覚効果賞のショートリストに選出されたがノミネートは逃した。主演は
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インシディアス 第2章(2013年製作の映画)

3.7

『死霊館』シリーズや『アクアマン』などの売れっ子ジェームズ・ワン作品。ヒットした『インシディアス』の続編である。

ジェームズ・ワンだけあって面白かった。さすがの展開力でぐいぐい引っ張る。「あちらの世
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.5

【第74回ベルリン映画祭 フォーラム部門出品】
『ケイコ 目を澄ませて』三宅唱監督作品。ベルリン映画祭フォーラム部門に選出されるなど国内外で高い評価を得ている。

これはとてもいい。配信におりてきたら
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甘き人生(2016年製作の映画)

3.7

【第69回カンヌ映画祭 監督週間出品】
『シチリアーノ 裏切りの美学』などの名匠マルコ・ベロッキオ監督作品。マッシモ・グラメッリーニによる自伝的小説を原作とする人間ドラマ。カンヌ映画祭監督週間でプレミ
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サイバーバンカー:犯罪の潜む場所(2023年製作の映画)

3.3

ドイツの小さな村にあったハッカー集団の実体を描いたドキュメンタリー。オーソドックスなつくりの典型的なNetflixドキュメンタリーだけどまぁまぁ面白かった。

インタビュー、実際の映像、再現映像で構成
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二重生活(2012年製作の映画)

3.8

【第65回カンヌ映画祭 ある視点部門出品】
『スプリング・フィーバー』など中国第六世代の監督ロウ・イエ作品。カンヌ映画祭ある視点部門オープニング作品として上映、アジア・フィルム・アワードでは作品賞を受
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.6

【第76回カンヌ映画祭 パルムドール】
『ソルフェリーノの戦い』ジュスティーヌ・トリエ監督作品。カンヌ映画祭コンペに出品され最高賞を受賞、アカデミー作品賞にもノミネートされている。

いやー、これは過
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スライス(2018年製作の映画)

3.7

A24特集にて。
オースティン・ヴァセリー監督の長編デビュー作。主演は『デッドプール』などのザジー・ビーツ。

かなり好き放題やったホラーコメディ。思ってもみなかった荒唐無稽な展開がなかなか楽しい。評
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愛の泉(1954年製作の映画)

3.6

【第27回アカデミー賞 撮影賞、歌曲賞受賞】
『百万長者と結婚する方法』ジーン・ネグレスコ監督作品。ローマで秘書として働く三人の女性を描き、「トレヴィの泉」を一躍有名にした作品としても知られる。アカデ
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.8

『ショーイング・アップ』ケリー・ライカート監督作品。ロッテルダム映画祭でタイガー・アワードを受賞、インディペンデント・スピリット賞でも2部門にノミネートされた。

始めてライカート作品の良さが分かった
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ゴッズ・クリーチャー(2022年製作の映画)

3.7

【第75回カンヌ映画祭 監督週間出品】
A24特集にて。『奇跡の海』エミリー・ワトソン、『aftersun』ポール・メスカル主演の人間ドラマ。カンヌ映画祭監督週間でプレミアされ、英国インディペンデント
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アルフィー(1966年製作の映画)

3.5

【第19回カンヌ映画祭 審査員特別賞】
『007は二度死ぬ』ルイス・ギルバート監督作品。ビル・ノートン原作の舞台劇を映画化。カンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞、アカデミー賞では作品賞他全5部門にノミネー
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Ninety-Five Senses(原題)(2023年製作の映画)

3.5

【第96回アカデミー賞 短編アニメーション映画賞ノミネート】
短編アニメ作品。囚人として収監されている老人が自らの人生を反芻する。英語字幕さえついていないためセリフはあまり聞き取れなかった。

水彩画
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ある人形使い一家の肖像(2023年製作の映画)

3.2

【第73回ベルリン映画祭 監督賞】
『白と黒の恋人たち』などの名匠フィリップ・ガレル監督作品。近年監督としても活躍する主演のルイ・ガレルをはじめ、エステール、レナなどガレル一家が出演している。

好き
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結婚しない、できない私(2019年製作の映画)

3.5

中国の未婚女性たちを描いたドキュメンタリー。
婚活に勤しむ女性たち、そして「早く結婚して子供を産め」と言わんばかりの社会の生きづらさ。

親や親戚から結婚を急かされる。胃がキリキリと締め付けられるよう
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菊五郎の鏡獅子 4Kデジタル修復版(1935年製作の映画)

3.8

小津安二郎が撮った唯一の記録映画。国際文化振興会より委嘱され、六代目尾上菊五郎の踊りを映している。

六代目尾上菊五郎の演じ分けと共通する素晴らしさが味わえる。歌舞伎にはあまり詳しいわけではないが、2
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美しき諍い女(いさかいめ)(1991年製作の映画)

5.0

【第44回カンヌ映画祭 審査員グランプリ】
『修道女』などの巨匠ジャック・リヴェット監督の代表作。バルザックの『知られざる傑作』を翻案した本作はカンヌ映画祭審査員グランプリを受賞、日本でもキネマ旬報外
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楽日(2003年製作の映画)

4.0

【第60回ヴェネツィア映画祭 国際映画批評家連盟賞】
『愛情萬歳』ツァイ・ミンリャン監督作品。ヴェネツィア映画祭でプレミアされ国際映画批評家連盟賞を受賞した。

寂れた映画館を舞台としつつ、ほとんどセ
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幻の光(1995年製作の映画)

3.5

【1995年キネマ旬報日本映画ベストテン 第4位】
『万引き家族』是枝裕和監督の商業映画デビュー作。宮本輝の同名小説を原作とし、いきなりヴェネツィア映画祭コンペに出品され撮影賞を受賞するなど国際的に高
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サテリコン(1969年製作の映画)

3.7

【第43回アカデミー賞 監督賞ノミネート】
フェデリコ・フェリーニがペトロニウスの著した紀元1世紀ごろの文学『サテュリコン』を映画化した作品。ヴェネツィア映画祭で最優秀イタリア映画賞を受賞、アカデミー
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Mami Wata: A West Afrikan Folklore(英題)(2023年製作の映画)

3.8

【サンダンス映画祭2023 ワールド・シネマ・コンペティション部門特別審査員賞】
西アフリカの民話を題材にした作品。サンダンス映画祭で特別審査員賞が撮影に対し授与され、インディペンデント・スピリット賞
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金融腐蝕列島 〔呪縛〕(1999年製作の映画)

3.7

【1999年キネマ旬報日本映画ベストテン 第2位】
『日本の一番長い日』原田眞人監督が高杉良の小説を映画化した作品。厳密には高杉良の『金融腐蝕列島』シリーズ2作目を映画化している。役所広司、仲代達矢、
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Fresh(2023年製作の映画)

3.4

第26回京都国際学生映画祭実行委員賞

ホームレスの男はある部屋で捨てられた冷蔵庫を発見し…

不思議な冷蔵庫をめぐる寓話的物語。オチも捻りがあっていいし、ファンタ系無言劇として面白く観ることが出来た
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The Steak(2023年製作の映画)

3.8

第26回京都国際学生映画祭最終審査員賞

ケーキや料理を準備する母だったが、敵軍の奇襲攻撃に遭ってしまい…

イランの短編作品。そういえば『ステーキハウス』というアカデミー賞ノミネートの作品があったな
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Life of Dongwoo(2022年製作の映画)

3.6

第26回京都国際学生映画祭準グランプリ

中国出身の母を恥じるドンウはあるとき職場で働く母と居合わせてしまい…

思春期の繊細さをよく描いた作品。個人的にはグランプリより好きだしクオリティも高い。ちょ
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映画の夢(2023年製作の映画)

3.0

第26回京都国際学生映画祭グランプリ

映画監督志望のエンエンは日本への留学を予定していたがコロナウイルスの発生により阻まれてしまい…

やはり映画ものは強いのか。それなりに興味をもって観ることはでき
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ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女[完全版](2009年製作の映画)

3.5

【第64回英国アカデミー賞 外国語映画賞受賞】
スウェーデンの作家スティーグ・ラーソンによる同名小説を映画化した作品。「ミレニアム三部作」の一作目。英国アカデミー賞では主演女優賞(ノオミ・ラパス)や脚
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

5.0

【第37回アカデミー賞 作品賞他全4部門ノミネート】
スタンリー・キューブリック監督作品。『ピンク・パンサー』などのコメディアン、ピーター・セラーズが三役を演じている。アカデミー賞では作品賞、監督賞、
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ロー・タイド(2019年製作の映画)

3.8

A24特集にて。
ケヴィン・マクマリン監督の長編デビュー作。出演は『アリータ バトル・エンジェル』キーアン・ジョンソン、『IT/イット』ジェイデン・マーテルなど。

面白かった。犯罪に手を染める青年た
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アムール、愛の法廷(2015年製作の映画)

3.5

【第72回ヴェネツィア映画祭 男優賞、脚本賞】
『大統領の料理人』クリスチャン・ヴァンサン監督作品。ヴェネツィア映画祭では男優賞(ファブリス・ルキーニ)と脚本賞をW受賞した。セザール賞では共演のシセ・
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Pictures of Ghosts(英題)(2023年製作の映画)

3.7

【第96回アカデミー賞 国際長編映画賞ブラジル代表】
『アクエリアス』『バクラウ 地図から消された村』クレベール・メンドンサ・フィリオ監督の新作ドキュメンタリー。カンヌ映画祭でプレミアされ、アカデミー
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ラ・ファミリア(1987年製作の映画)

3.5

【第60回アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート】
『特別な一日』などの名匠エットーレ・スコラ監督作品。カンヌ映画祭コンペに出品され、ダヴィッド・デ・ドナテッロ賞では作品賞など6部門を独占した。

エッ
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Amerikatsi(原題)(2022年製作の映画)

2.9

【第96回アカデミー賞 国際長編映画賞ショートリスト選出】
アカデミー賞アルメニア代表として出品され、ショートリストに選出された作品。本作の主演もつとめたマイケル・A・グールジャン監督がソ連の支配下に
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冬眠さえできれば(2023年製作の映画)

3.8

【第76回カンヌ映画祭 ある視点部門出品】
モンゴル映画として初めてカンヌの公式部門に出品された作品。日本では東京フィルメックスに出品され、審査員特別賞と観客賞を受賞した。

これはとてもいい映画。モ
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愛を乞うひと(1998年製作の映画)

4.0

【1998年キネマ旬報日本映画ベストテン 第2位】
『学校の怪談』平山秀幸監督作品。下田治美による同名小説を原作とし、2000年には漫画化もされた。キネ旬監督賞、日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめア
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