Omizuさんの映画レビュー・感想・評価 - 96ページ目

Omizu

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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

4.0

蜷川美花やるじゃん。見直した。
予告の「おれは~~ここの~王だっ!!」っていうテンションでいくならダメ映画だと思ったけど、しっかり演技やビジュアルで魅せてくれる。真矢ミキ(周辺の元宝塚組)が絶品。
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神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

3.5

第一章には勝てないけどしっかり面白かった。ヘウォンメクが好きすぎるー!今ヘタレでかわいいのに前世カッコよすぎ!あとドクチュンって広瀬すずみない?

戦闘シーンや地獄のCGはやはり素晴らしいクオリティ。
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

5.0

エグくて死ぬほど涙でた。傑作。人生ベスト10に入るレベルですごい作品。

あれが伏線だったのか!と驚きの連続。ナワルは壮絶な人生で悪いこともしてきたけど、子供たちへの愛は本物だし、最後の手紙は間違いな
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イーダ(2013年製作の映画)

4.2

こんなに映画って美しかったのか…
撮影が本当に素晴らしい。イーダの顔も素晴らしい。

極限まで省略された演出、セリフ、演技がすごく詩的で美しい。

死を改めて認識することで自らも死に引きずり込まれる叔
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ペトラは静かに対峙する(2018年製作の映画)

3.8

ラストはすごくよかった。人が3人死ぬのに淡々としててラストは爽やかというよく感情が分からない映画。

撮影が面白くて、誰かと話してるっぽいんだけど相手が見えなくて、徐々にカメラが移動して相手が見えてく
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

3.6

とにかく撮影が素晴らしすぎる。全てのカットが計算され尽くしていてどこをとっても絵になる。

音楽はほとんどなく生活音だけだし地味な映画に見えるけど、崇高で歴史の重みを感じる。行動にはほとんど説明がなく
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.0

期待通り面白かった!たぶんがっつりホラーだと思ってた人には不満だろうね。

設定だけの映画になってなくて、だんだん隠されていた背景が明らかになっていく作りは上手いし、少女の成長物語としてもいい塩梅。
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.3

隙がない。全てにおいて隙がない。ホームカミングの100倍好き。

展開がものすごく早くて息つく暇もない。ゼンデイヤ最高!

指摘するところが見つからない…というか見つける暇がなかった。次の布石も存分で
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FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー(2019年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃ面白かった!こんなこと現実にあるんだ。資本主義の闇が垣間見えるのが興味深いし、ビリーとジャ・ルールの思い付きのために周りの人が巻き込まれていく様が可哀想だった。ビリーは何かしら障害を抱えて>>続きを読む

ブラッディ・ミルク(2017年製作の映画)

3.2

世間の理不尽な冷淡さを描くなら最後まで徹底してほしかったし、映像も割と普通というか。

理不尽さを描く映画は今年は『ドッグマン』という傑作が出てしまったからなぁ。

期待してた映像美も別になかった。観
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X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011年製作の映画)

4.2

今までのX-MENが嘘のように面白かった…

ソ連とアメリカの冷戦構造下から漂う緊張感や不安感と、人間に恐れられ敵となるかもしれないというミュータントの恐怖が上手く重ね合わされているし、画面がすごくス
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X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

3.0

ヴィジュアルが素晴らしく、CGの美しさはMCUとは違ってすごく耽美的。
それだけで映画館で観る意味はあると思うのだが…
結局X-MENたちが宇宙人と戦うだけの話に見えてスケール感が感じられなかった。地
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パピヨン(2017年製作の映画)

3.5

去年のTIFFで一番の完成度だった『氷の季節』のマイケル・ノアー監督作品だけあってさすが手堅くまとめてきた感がある。エンタメというよりはアート映画にしてきたな、という印象。監督自身たぶんこの物語を脱獄>>続きを読む

ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

4.8

フランス映画祭2019にて。
期待通りよかった!人形ホラーにハズレなし!

何が現実か分からなくなる感覚が楽しいし、変質者の描写もすごく気持ち悪くてよい。女装した人の存在感がものすごい(他にも言ってる
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X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006年製作の映画)

3.3

世評に反してけっこう好きでした。良く言えばスピーディー、悪く言えば詰め込みすぎ。

ローグが出ていく場面、注射を決断する場面、ラストも葛藤があまりにもあっさりとしか描かれないので感情移入がしづらい。
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旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

3.8

普通によかった。前田敦子はやっぱりスクリーンに映える。取って付けたようなウズベキスタンとの関連付けはどうかと思ったが、それを上回るくらい前田敦子の存在感がこの映画を魅力的にしている。

正直淡々とした
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.7

三日前に観てたのに感想書くのが難しくて悩んでた。好きだけどもうひとつ足りない。

超絶不謹慎なユーモアも楽しかったし最後の地獄のシークエンスもワクワクしてよかったんだけど、いかんせん起伏がなく中盤は退
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さよなら、退屈なレオニー(2018年製作の映画)

4.1

めちゃくちゃよかった。見てて心地よく、爽やかな秀作。

画面は美しいし主演女優さんも素敵。三人の男の存在が面白かった。口うるさい母の再婚相手、優しいが失敗してしまった父、そしてダイナーで出会うスティー
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ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

1.2

こんなにどうでもいい映画久しぶりに見た。単純につまらない。

ビジュアルが先にあって、後から「なんとなく」のメッセージめいたものを付け足しただけに思える。

広告業界からというと中島哲也監督ですが、全
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メランコリア(2011年製作の映画)

4.3

新文芸坐オールナイトにて。
なにこれ!好きなんですけど!

絵から抜け出たような(というか絵が元なんだけど)ビジュアルのスロー映像は衝撃的な美しさだし、特に白いドレスのジャスティンが何か黒いものに引っ
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.5

新文芸坐オールナイトにて。
「これは役者が演じてる映画なんだ…!」と自分に言い聞かせながら耐えた。こんなに辛い映画初めて見た。

いわゆる娯楽作のつくりでは全くなく、主人公の視点以外はほとんど排除され
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奇跡の海(1996年製作の映画)

3.7

新文芸坐オールナイトにて。
これ見終わった時点では「なんだ、これくらいなら全然平気」と思っていた…

主演のエミリー・ワトソンが文句なしに素晴らしい。精神的に不安定な性格に加え、微細な表情の変化がすご
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X-MEN2(2003年製作の映画)

2.9

あんまり面白くなかった。誰にも感情移入できないまま終わってしまった。

幻想を見せることができるあの息子さん?の存在がよく分からなかった。

あ、でもカートとストームは魅力的だった。カートかわいい。

バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

4.5

思ってたのとは全然違った。こんな悲しい話だとは思わなかったし、バットマンというよりペンギンとキャットウーマンの話だった。

キャットウーマンの衣装がすごく素敵だし、地下のサーカスやバットマンの基地など
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.0

正直期待外れでした。泣いたのは一ヵ所だけ。怪獣の対決はスゴかったけど人間ドラマの部分は突っ込みどころが多すぎてノレない。

前回ほとんどいる意味がなかった芹沢博士が今回は活躍するのでそれはよかったかな
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アラジン(2019年製作の映画)

3.8

文句なしだけど、求めてる映画とは違う。正しく語り直そうとしてるのは立派だし素晴らしいと思うけど余りにガチガチの正しさで息苦しさを感じてしまった。

いいところをあげればキリがなくて、まず美術と色彩は本
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スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

4.5

めっちゃくちゃに面白かった!なんだこの傑作!『ウィンド・リバー』のような白いサスペンスかと思いきや、とぼけたテイストで館内からは自然に爆笑が。『ボーダーライン』も入ってるかな。

なんでお父ちゃんがあ
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.3

爆音映画祭@お台場
最高のミュージカル!こんなにがっつり人種問題と絡んでるとは思わなかった。

主人公は最初からリベラルだけど、友達やお母さんは偏見があるような描写を入れてるから不自然じゃないし、ラス
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.3

爆音映画祭@お台場
これは爆音上映でみてよかった!最初からテンションぶち上がり!ビジュアル構築や音楽がよい!

だけど最高!とはなりきれない何かがある。物語がイマイチ雑な気がするしパーシヴァルとアルテ
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町田くんの世界(2019年製作の映画)

3.8

かなりよかった…!時間が合ったから観ただけなんだけど、思わぬ拾い物かも。
後でみたら『夜空はいつでも最高密度の青空だ』や『舟を編む』の監督なんですね。そりゃいいわ。

とにかく前田敦子のキャラが最高!
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もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

4.2

記録。面白い、というか前田敦子のポテンシャルが最大限に発揮された作品。テンポが心地よくてついつい何度も見てしまう。

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

4.2

午前十時の映画祭にて。正直あんな女とは知り合いにすらなりたくはないが、超大作としての圧倒的スケールは称賛せざるを得ない。四時間弱ある尺を忘れてのめり込んでしまったし、バトラーが素敵なんだこれが。黒人の>>続きを読む

長いお別れ(2019年製作の映画)

2.5

期待していただけに残念でした。泣きましたよ。でもね。ミニマルにも限度があるし、前作でも少し思ったけど子供の演出やセリフがいくらなんでも雑すぎる。

分かるよ。寓話的な話なのは。劇的な演出を抑え、美術も
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GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

2.8

うーん、退屈だった…登場とかラストシーンとかスタイリッシュでいいなと思うんだけど、話としてどうだろう。あと画面が暗すぎて見辛い。

フォードのお父さんが途中で死ぬのはどうなの?あとフォード結局なにもし
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グランド・ホテル(1932年製作の映画)

3.5

「グランドホテル」形式と一種の型になるだけあってなかなか面白かった。男爵が可哀想だったし、クリンゲラインとフレムヒェンのシーンは泣いた。起こっているのは悲劇だけど、グランドホテルの物語はまだまだ続く、>>続きを読む

AMY エイミー(2015年製作の映画)

3.5

ただただ可哀想。天才ではあったけどスターにはなれなかった。ただ愛されたかっただけなのに。

最後のセルビアのステージはもう見てられなかった。可哀想すぎた。

エイミー・ワインハウスのことはあんまり知ら
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