しかたまさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

ドルビーシネマで観ました。

雨のシーンの多い映画でしたが、カーアクションのシーンは音の迫力も含めて、ここ最近の映画で出色の出来では。かなりアガリました。

ストーリーは結構わかりやすく謎を追う手順を
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.0

各エピソードどれも、独特の空間を創出してしまうのはすごいですね。

昔、観客のおばさまにカラまれて以来、苦手なル・シネマに重い腰を上げて行きましたが、渋谷が出てくるエピソードもあり、まあ、行った意味も
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夜叉ヶ池 4Kデジタルリマスター版(1979年製作の映画)

3.5

面白かったです。
小僧の頃に予告編は観てましたが本編は初。

山崎努と加藤剛のしっかりした芝居が、幻想的な物語をグイグイと引っ張ります。

クライマックスの特撮プラス、海外ロケまでしてて、なかなかのス
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

ガル・ガドットに華があるのが一番の見どころでしょうか。

時代設定があるにしても、ほとんどCGIの背景では、観光ガイド的な楽しさがないのは、残念ですね。

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.5

傑作じゃないですか。

ストーリーも、キャラクターも、グラフィックデザインも、CGIの映像技術も、音楽も、全てが統合されて作品を輝かせていますね。

スクリーンで観たかったなぁ。

ドリームプラン(2021年製作の映画)

4.0

思いの外、グッときました。

導入部のウィル・スミスが、彼らしく主役然として撮られておらず、フツーのおっさんだったのが良かったです。

コーチ陣にも結構良い役者を配していて、きっちり作られてますね。
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僕を育ててくれたテンダー・バー(2021年製作の映画)

4.0

ジョージ・クルーニー監督の穏やかな成長物語。
バーにいるおっさん達がいい。

エンドロールで流れる映像に、作品の雰囲気がよく表れていて、秀逸でした。
ここ最近の映画ではベストなエンディング映像ですね。

アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.5

ゲーム原作の冒険映画としては及第点ですかね。

同じソニーで「スパイダーマン」とこんなに公開時期を近くしなくても、と思うのは私だけでしょうか。

オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-(2021年製作の映画)

4.0

地味に面白かったです。

音楽がトーマス・ニューマンなもので、ダニエル=ボンドを思い出させるのでした。

MもQも出てきますしね。

鹿の王 ユナと約束の旅(2020年製作の映画)

4.0

すごく実直に作られていました。

動物をこれだけ動かすのは、アニメーションの技術としても相当なもので、よくやりきったと脱帽します。

旅の道行きを、じっくり描いているのがとても良かったですね。

何度
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.0

とても丁寧に時代を再現していて、さすがのスピルバーグの資金力。

キャストが自ら歌っているのが、前作との大きな違いですね。

リタ・モレノにもちゃんと見せ場があるのが素敵です。

旧作と異なる箇所でグ
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ギャング・オブ・アメリカ(2021年製作の映画)

4.0

他の映画に登場したギャングの名前がいろいろ出てくる、アメリカ黒社会の一翼を担った男の回顧録ですね。

ハーヴェイ・カイテル、老けたなぁ。

355(2022年製作の映画)

4.0

メインは4人ですね。
それぞれのキャラクターの描き分けと見せ場は、きちんと用意されていて、女優陣への配慮が行き届いている感じでした。

ジェシカ・チャステインがプロデューサーに加わっているからもあるの
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

4.0

よく言えばじっくり丁寧、でもイマドキじゃヌルいペースでお話は進みます。

リアルタイムで最初から観ていた者には、演出のタッチも音楽も懐かしさで楽しめるものの、どれだけのひとに刺さるのだろうとちょっと心
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将軍たちの夜(1967年製作の映画)

-

和田誠の「お楽しみはこれからだ」で知った作品。

アレクサンドル・トローネルが美術。

時代と舞台となる土地が移り、歴史的事件もサブで絡み、意外なスケール感あり。

アマゾンプライム終了前に駆け込みで
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逃亡地帯(1966年製作の映画)

-

和田誠の「お楽しみはこれからだ」で知った作品。

タイトルはモーリス・ビンダー。流れる音楽はジョン・バリー。

南部の田舎町の嫌らしさ全開。

アマゾンプライム終了前に駆け込みで。

ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.5

定番の、滅法強い男の復讐劇かと思いきや、それもありつつ、心に傷を負った人々にも焦点を当てているのがユニークでした。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

独特のマイペースで作る作家に、達者な役者たちがみんなが楽しんで参加している感じですね。

ほんの数カットで、エ、この人も?という贅沢さ。

掌編集ぽさに味わいがあると思います。

レア・セドゥ様が眼福
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マークスマン(2021年製作の映画)

3.5

滅法強すぎるリーアム・ニーソン…でないところが味ですかね。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

油断してたら、後半にやられました。

良い歌声はそれだけでもグッとくるのに、更にプラスの要素を乗せられたら降参です。

スクールライフは少なめで、主人公と家族に焦点を絞った描写がいいですね。

元のフ
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.0

レディー・ガガが、キラキラして、ギラギラして、大活躍。堂々たる主演女優ぶりに拍手。

それを見事に切り取ったのは、監督の演出力か、撮影監督のテクニックか、両方か。

ベテラン共演者も、各人が当たり前の
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

4.0

スワンソング的になるのかと構えてましたが、全体的にほのぼの系でした。それはそれで良かったです。

方向性としては「ブロンコ・ビリー」や「ピンク・キャデラック」に連なる感じですかね。

これからも撮りた
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

豪華スターが、寄ってたかって面白がって作ってる感があり、ある意味想定内のタイプキャスティングですが、そんな中、とぼけたマーク・ライランスは突出してて最高。

最後までシニカルさを貫いてるのが良かったで
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.0

ジェーン・カンピオン、衰え知らずで恐ろしく健在。

テレビモニターで観てしまい、そこに後悔。

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.0

ようやくキャッチアップして、劇場で観ました。
この音響は配信では再現が難しく、スクリーンで向き合うべき作品でしたね。

いくつも賞を受賞してるのも納得。

キャスティングが良かったです。

マクベス(2021年製作の映画)

4.0

不勉強ですが、原作の台詞を活かすとこんな感じなのですかね。

大物俳優たちの余裕のコスチュームプレイという趣き。美術は尖ってます。

モノクロ、スタンダードという仕様から、やはり「蜘蛛巣城」を思い起こ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.0

こんな発想を実現させてしまうところが、凄い。やればできちゃうんですね。

「マトリックス」最新作のようにメタフィクションに踏み込まないところも、直球で物語の力を信じている感じがして、清々しいです。
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.0

レイフ・ファインズがこんなに大活躍するとは思ってませんでした。

これまでのシリーズと比べると、シリアス度が増してユーモア成分は少ないですね。

殺陣が良かったです。

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

4.0

自嘲的なまでにメタフィクションであり、意外なほど過去作に準拠していて、更にデジャヴなまでに画作りと台詞を踏襲をしていたのでした。

ちょっとじっくりやり過ぎなところと、急にはしょり過ぎなところがあり、
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

前半の、古き良き60年代賛歌風のムードから、後半の落差がキモですね。

さりげなくも工夫を凝らしたカメラワークにワクワクしました。

今が旬の女優から、超ベテラン役者を含めて、キャスティングがまた良し
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アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

4.0

とても良くまとまったオリジナル作品でした。

アニメーションでも実写でも、海外でリメイク出来そうな普遍性があると思いましたね。

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

主人公たちの知らされる事実が「魔法少女まどか☆マギカ」を彷彿とさせると感じたのは私だけでしょうか?

劇場版 ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリア(2021年製作の映画)

4.0

とにもかくにも、クライマックスのボス戦の、画と音楽と演技にやられました。

エンディングの歌も含めて、女性スタッフ・キャストの力が結集された感じですね。