SIRMAさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

大列車強盗(1903年製作の映画)

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印象的な最後のショットは上映会社によってどの場面にインサートするか違っていたらしい

アメリカ消防夫の生活(1903年製作の映画)

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ワンシーンワンショットとはいえ並行モンタージュの起源

アンクル・トムの小屋(1903年製作の映画)

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あらかじめストーリーを知っていることが前提。まだ見世物性を抜けきれてない

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

4.5

最高。この映画は大林監督にしか作れない
ヒティロヴァの「ひなぎく」っぽい

月世界旅行(1902年製作の映画)

4.5

SF映画の祖

アイコニックな月に砲弾を撃つシーンの元ネタはジュール・ヴェルヌ

手品師でもあったメリエスの想像力に脱帽。ファンタジックな世界観が大好きだ!

幾つもの頭を持つ男(1898年製作の映画)

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多重露光によるトリック映画
この時代は技術が乏しかった分、発想力で補えているのが素晴らしい

不可能な世界への旅(1904年製作の映画)

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月世界旅行の成功を受けて制作されたコロニアリズム作品。

潜水艦はジュールヴェルヌの影響

妖精たちの王国(1903年製作の映画)

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映画の長編化とトリック映画の先駆者メリエスの作品。

ストーリーが単調なのは、セットや衣装にフォーカスさせるため

くもとちゅうりっぷ(1943年製作の映画)

4.5

今だとBlack Lives Matter!とか言って突撃されそう。テントウ虫とミノ虫に対してサドが疼く

狂った一頁(1926年製作の映画)

5.0

日本初の前衛映画。癲狂院で繰り広げられる夢、あるいは妄想と現実の交錯。堂廻目眩。
ブルトンが本作を観ていたら何と激賞しただろう

鑑賞者の精神を揺るがす譫妄的な映像と歪曲されたイメージの身体表現。
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悪夢(1896年製作の映画)

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入眠用のドビュッシーが変調するのが面白い

カード遊び(1896年製作の映画)

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メリエスによる最初のリメイク作品
リュミエール版と比較すると、3人の服装を変え、躍動感と生命力に満ち溢れている事がわかる

壁の破壊(1895年製作の映画)

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ver1は画面の奥行きを出すため意図的に砂塵を立ち上げたもの
ver2は世界初のトリック(逆再生)映画

リュミエール社は当時、世界各地にカメラマンを派遣しレア映像を撮っていた

カード遊び/リュミエール家の庭での親睦会/エカルテ遊び(1895年製作の映画)

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3人の老紳士によるエカルテ遊び
カメラに背を向けないよう配慮がなされている
元ネタはセザンヌの絵画

雪合戦(1896年製作の映画)

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ガチ雪合戦
カメラの方へ来ないように途中で自転車を倒している

写真会議委員の上陸(1895年製作の映画)

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6月に行われる技術者や科学者による写真会議
そのエクスカーションの映像
カメラを見て挨拶する人
最後の人が担いでいたシネマトグラフ

水をかけられた散水夫(1895年製作の映画)

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世界初のギャグ映画
物語性の誕生
尻叩きの時カメラに向けたり、わざわざカメラの方に連れてくるなど、撮影を意識している

赤ん坊の食事(1895年製作の映画)

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ルノアール『赤子の食事』から影響を受ける
母親が演技をしている

工場の出口(1895年製作の映画)

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最古の映画。
古典的ハリウッドとの違い
→固定カメラ、無音、短時間、最低限の演出

「カメラを見ないように」「左右にはけて」と予め打ち合わせがあった。工場の出口なのにお洒落な人が多いのは、出演者がイベ
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ラ・シオタ駅への列車の到着(1895年製作の映画)

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映画の誕生
パリ・グランカフェ「インドの間」で公開された
降りてくる人は皆関係者なので演出あり
これを初めて観た当時の客が腰抜かした話はデマ
当時、列車の到着は人気ジャンルだった

ゴーリキ
「それは
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