今上天皇の学習院時代の「銀ブラ事件」を実写化した映画!流石に恐れ多くて殿下のお顔は映さず手や後ろ姿しか映らないが、見えそうで見えない殿下のお顔が余計エロティシズムを駆り立てさせる。ご学友である津川雅彦>>続きを読む
タイトルにもなっている薔薇は、完全にとってつけたような設定。少し、1961年の『回転』に話が似ている。
1968年の吉田喜重にしては平凡すぎる。他にもっと撮るべきものはなかったのか?
ナラティブな映像とナラティブでない映像というのは、どこで区切られるのか、その境界が揺らぐ映画体験だった。フレーム13の死んだカモメを嘆く映像が好き。青森県の恐山でも似たような光景を見たことがある。鳥が>>続きを読む
このお父さん、私の祖父に似ているし、亡くなった岩下眞好先生にも似ているし、ほんと好き。
見えないものが見えてきて、聴こえない音が聴こえてくる。あまりにも感覚が過敏になったミス・ギデンズを見ていると、我々も統合失調気味に、かすかな兆候さえも過剰に反応するようになってくる。その意味において、>>続きを読む
再見。やっぱり良い。ATG期の大島渚の映画はどれも傑作。大島渚の映画にはよく亡霊が登場するが、この作品でも、少年の目にだけ妖怪や幽霊が映っていた。
りりィも栗田ひろみもみんな美しい。それに、沖縄という土地もずるい。ヘタクソな演技もみんな浮遊感に包まれて美しく感じる。
予告編も好き
多すぎる多すぎる多すぎる多すぎる多すぎる多すぎる多すぎる多すぎる多すぎる多すぎる多すぎる多すぎる
実相寺昭雄より10年も先に、川島雄三はこんな狂った京都を撮ってるじゃないか。緻密に計算された演出、もう一度観たい
岸田今日子、ほんの少ししか出てこないのに、凄くいい役だった。笠智衆も、心から楽しそうに見えた。その分、寂しさも底知れなかった。
Blu-ray買って良かった……これで何度でも繰り返し観られるし、もしかしたら来世でもまた観れるかもしれない……
身体、運動、幽霊、、
全然わけわかんないのに涙が流れる……
小津のカラー作品を初めて観たが、すごくいい。油彩で模写したくなるほどいい。間宮役の佐分利信の大物政治家感が凄い。岡田茉莉子もこの頃から既に大物だ。参りました。
『暗殺の森』のような手触り、死の匂い。けどそれに全然負けてない強度、重みがあった。死と隣り合わせのエロスはどれも美しい……
SMプレイの演出も、志麻いづみという女優のS女っぷりも、どれも良かった。
途中で跡をつけに行ったうら若き女性があのあと全く出てこなかったのが残念。
「生きていた 阿部定さん」!!!
ホンモノの阿部定さんが見れます。
熱海にある「怪しい少年少女博物館」や「まぼろし博覧会」の大体の元ネタがここにあった。偉大な作品。素晴らしすぎます。
『貴婦人縛り壺』で谷ナオミも「おもらし遊ばせ」ていたが、こっちの失禁もなかなかスペクタクルで感動的。
幽霊は境い目にこそ宿るとすれば、この映画も、明と暗の境い目、過去と現在の境い目、現実と非現実の境い目の映画だった。思えば、「すれ違い」も、境い目でこそ起こりうる。
今まで観たこともない映画だった。スペクタクル性を最小限まで抑えて、神の声を聴いているかのようだった。
場所も、時代も、風景も、全然違うのに、常に何か不気味な通奏低音が鳴り響いている。不思議な眼差しで、常に私たちを見守っている……。