床ずれさんの映画レビュー・感想・評価 - 24ページ目

床ずれ

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孤独の人(1957年製作の映画)

3.5

今上天皇の学習院時代の「銀ブラ事件」を実写化した映画!流石に恐れ多くて殿下のお顔は映さず手や後ろ姿しか映らないが、見えそうで見えない殿下のお顔が余計エロティシズムを駆り立てさせる。ご学友である津川雅彦>>続きを読む

血を吸う薔薇(1974年製作の映画)

2.0

タイトルにもなっている薔薇は、完全にとってつけたような設定。少し、1961年の『回転』に話が似ている。

恋人たちの食卓(1994年製作の映画)

3.5

台湾版小津安二郎だけど、川島雄三並みの展開の速さ

グランド・マスター(2013年製作の映画)

2.5

くどいセリフにばかり目がいって、表面的にしか観ることができなかった。

さらば夏の光(1968年製作の映画)

2.5

1968年の吉田喜重にしては平凡すぎる。他にもっと撮るべきものはなかったのか?

24フレーム(2017年製作の映画)

-

ナラティブな映像とナラティブでない映像というのは、どこで区切られるのか、その境界が揺らぐ映画体験だった。フレーム13の死んだカモメを嘆く映像が好き。青森県の恐山でも似たような光景を見たことがある。鳥が>>続きを読む

推手(1991年製作の映画)

3.5

このお父さん、私の祖父に似ているし、亡くなった岩下眞好先生にも似ているし、ほんと好き。

光陰的故事(1982年製作の映画)

4.5

全部好き。80年代ATG的な面白さ。中国語勉強しててよかった。

回転(1961年製作の映画)

5.0

見えないものが見えてきて、聴こえない音が聴こえてくる。あまりにも感覚が過敏になったミス・ギデンズを見ていると、我々も統合失調気味に、かすかな兆候さえも過剰に反応するようになってくる。その意味において、>>続きを読む

少年(1969年製作の映画)

4.0

再見。やっぱり良い。ATG期の大島渚の映画はどれも傑作。大島渚の映画にはよく亡霊が登場するが、この作品でも、少年の目にだけ妖怪や幽霊が映っていた。

山中傳奇(1979年製作の映画)

2.5

石井輝男的不気味さ。どんどん不安になってくる……

夏の妹(1972年製作の映画)

4.0

りりィも栗田ひろみもみんな美しい。それに、沖縄という土地もずるい。ヘタクソな演技もみんな浮遊感に包まれて美しく感じる。

黒衣の刺客(2015年製作の映画)

2.5

2度以上観ないとわからないことだらけだけど、2度目観ようとは思わない

愛のお荷物(1955年製作の映画)

3.5

予告編も好き
多すぎる多すぎる多すぎる多すぎる多すぎる多すぎる多すぎる多すぎる多すぎる多すぎる多すぎる多すぎる

雁の寺(1962年製作の映画)

3.5

実相寺昭雄より10年も先に、川島雄三はこんな狂った京都を撮ってるじゃないか。緻密に計算された演出、もう一度観たい

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.0

岸田今日子、ほんの少ししか出てこないのに、凄くいい役だった。笠智衆も、心から楽しそうに見えた。その分、寂しさも底知れなかった。

ウェディング・バンケット(1993年製作の映画)

4.0

他人の結婚式で暴れ散らしながらやる麻雀凄い楽しいんだろうな

光りの墓(2015年製作の映画)

5.0

Blu-ray買って良かった……これで何度でも繰り返し観られるし、もしかしたら来世でもまた観れるかもしれない……
身体、運動、幽霊、、
全然わけわかんないのに涙が流れる……

秋日和(1960年製作の映画)

4.5

小津のカラー作品を初めて観たが、すごくいい。油彩で模写したくなるほどいい。間宮役の佐分利信の大物政治家感が凄い。岡田茉莉子もこの頃から既に大物だ。参りました。

晩春(1949年製作の映画)

3.5

戦後四年しか経っていない、GHQ占領下の時代の映画だということが凄すぎ。

ラスト、コーション(2007年製作の映画)

5.0

『暗殺の森』のような手触り、死の匂い。けどそれに全然負けてない強度、重みがあった。死と隣り合わせのエロスはどれも美しい……

縄と乳房(1983年製作の映画)

3.5

SMプレイの演出も、志麻いづみという女優のS女っぷりも、どれも良かった。

途中で跡をつけに行ったうら若き女性があのあと全く出てこなかったのが残念。

明治大正昭和 猟奇女犯罪史(1969年製作の映画)

3.0

「生きていた 阿部定さん」!!!

ホンモノの阿部定さんが見れます。

西瓜(2005年製作の映画)

4.0

1度目は笑いながら観た
2度目は泣きながら観た(心の中で…)

江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間(1969年製作の映画)

4.7

熱海にある「怪しい少年少女博物館」や「まぼろし博覧会」の大体の元ネタがここにあった。偉大な作品。素晴らしすぎます。

聖獣学園(1974年製作の映画)

3.0

『貴婦人縛り壺』で谷ナオミも「おもらし遊ばせ」ていたが、こっちの失禁もなかなかスペクタクルで感動的。

楽日(2003年製作の映画)

5.0

幽霊は境い目にこそ宿るとすれば、この映画も、明と暗の境い目、過去と現在の境い目、現実と非現実の境い目の映画だった。思えば、「すれ違い」も、境い目でこそ起こりうる。

モーゼとアロン(1975年製作の映画)

-

今まで観たこともない映画だった。スペクタクル性を最小限まで抑えて、神の声を聴いているかのようだった。

世紀の光(2006年製作の映画)

4.9

場所も、時代も、風景も、全然違うのに、常に何か不気味な通奏低音が鳴り響いている。不思議な眼差しで、常に私たちを見守っている……。