カプカさんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

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マルチバースを行き来するぶっ飛び具合とそれにホラー要素を組み合わせて3D演出でのアクションの連続で話が進む凄まじさに
ギリギリを攻める悪趣味描写も入れつつ何よりサム・ライミ監督の映画としてまとめ上げら
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

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医療ミスを犯した男に自分以外の家族を1人犠牲にしろと呪いをかけられる話。
家族が保身のためにアピールをする姿を乾いた演技で表現し、バリー・コーガンのねっとりとした存在感で迫りくる危機を演出した気持ち悪
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

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世界を拡張させる魔術という題材をインセプションをドラッキーに演出した景色が歪む映像がとにかく楽しくて
スターウォーズ的な暗黒面に落ちる弟子と力の使い方を巡る話から、傲慢な主人公が人を助けるために勝つた
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

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動画編集し投稿するのが象徴するように幸せな家庭として娘を加工する毒親と少女のストレスが黒い鳥として具現化するダークファンタジー
話自体はシンプルながら鳥のデザインの気持ち悪さや嘔吐を糧に成長する姿以上
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ロブスター(2015年製作の映画)

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独身者が動物に変えられるディストピアを題材にした恋愛ブラックコメディ
無理矢理でも共通点を見つけることにこだわってそこに縛られる状況を本当に痛そうな場面を交えて見せながら、美しい画面作りと棒読みな演技
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

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家から出さないで嘘を教えこみ子供を育てる話。
犬と重ねて映すように安全だがペットのように育てる姿を描き、猫を追い返せとみんなで吠える場面などランティモス監督らしいシュールで気まずいコメディとなっていて
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

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地方から上京した少女が小さな特技を活かし働く物語を通し、思春期の言葉に出来ない苛立ちと無意識にやっていた特技を仕事にすることを意識して悩みながら成長し、今いる町を自分の居場所にするため頑張る等身大の少>>続きを読む

バブル(2022年製作の映画)

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我慢できずにNetflixで見ました。
水没して荒廃した東京の美術がメチャクチャ綺麗で、それを進撃の巨人の荒木哲郎監督が作ったアニメーションで縦横無尽に動き回るアクションが本当に素晴らしく、キャラデザ
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魔女の宅急便(2014年製作の映画)

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原作エピソードを取り入れながら作られていますが、キキの内面の問題ではなく、町の人から誤解で恐れられる魔女が信頼を勝ち取るため頑張る優しさに包まれてないハードな話で、ジブリ版が好きな人には合わない内容や>>続きを読む

人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

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父が75歳でゲイとカミングアウトし末期癌を宣告された状況と自身の恋人などに関する問題が語られていくのですが
両親の時代に起きた出来事が挟み込みアートを使い表現する演出の面白さに、過去への想いを抱えなが
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

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1979年に3人の女性と共に過ごした少年の青春物語。
シングルマザーの母、写真家の女性、年上の幼なじみの女の子と世代間の違う3人の女性達が自分らしく生き悩む姿見て育つ少年の話に、パンクロックを絡めなが
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カモン カモン(2021年製作の映画)

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預かった甥とアメリカを回るロードムービー的な作品
子供の話を一人の人間として聞くことで向き合う監督らしい対話でお互いの世界を広げてく良さに
大人も言葉に出せなかった気持ちを解放していきながら、子供のイ
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映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝(2022年製作の映画)

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忍者を題材に生き方を選択出来ない事と親の愛を描いていきますがウェットになりすぎずアクションコメディ多めで動物も可愛く楽しくて。
最近のクレしん映画はテーマを詰め込み作る印象があったので今回はちょうど良
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

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姿が見えなくても迫りくるモンスターの恐怖を表現した上手さに
前半の理不尽な市長の命令と恐怖を抱えるよそ者の主人公が戦いを決意するまでの物語から、後半の立場や世代の違う3人が認め合い仲間になるまでのブロ
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シャーコーン! 呪いのモロコシ鮫(2021年製作の映画)

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トウモロコシ畑にサメが!の所は序章で、そこから殺人鬼が崇拝するサメ教団を中心に群像劇と進むのですがクオリティ的にも話的にも途中で心配になる内容だったのでが
「クソ映画みたいだ」とセリフで言うようにカオ
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ザ・バブル(2022年製作の映画)

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コロナ禍での映画撮影を題材にしたコメディ。
感染症対策で撮影が伸び続け一つの場所から出られない状況で狂っていく人々という話ですが、すごくカメオ出演が豪華でメタ的な茶化しと自由に暴れまわる俳優陣は面白い
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今日も嫌がらせ弁当(2018年製作の映画)

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八丈島で暮らすシングルマザーが反抗期の娘のためキャラ弁を作る話。
ワイプを出したり芸人の語りが入ったりバラエティー的な演出が多く
106分の短さもブログの実話ベースなためか関係ないシーンを足しても話の
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ホワイト・ホット アバクロンビー&フィッチの盛衰(2022年製作の映画)

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A&Fのドキュメンタリー
半裸男性を押し出す宣伝でマッチョ白人男性による排他的なエリート主義のブランド作りの問題
外見や人種での雇用差別にモデルに性的関係の強要など内部も酷く
白人美男美女の外見至上主
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桜のような僕の恋人(2022年製作の映画)

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夢を追いかけるきっかけをくれた恋人が難病になる話。
難病恋愛映画をここまでベタすぎるぐらいストレートな話したのは驚きでした。幸せな場面より闘病の方が長いのは今時は珍しい気がして、襖越しでしか話せない恋
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ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

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リムジンで特殊メイクをし様々なシュチュエーションを街中で演じる男の話。
多分自身の人生と映画撮影の区別が無い作り手を表現した内容で、メタ的な演出や妙な設定が入ったりゴジラの曲に合わせて奇行をするドニ・
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アネット(2021年製作の映画)

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大部分のセリフを歌にしたオペラ的な作品で冒頭から監督自身と娘を映し劇中劇だということを示しながら、愛が悲劇になりキャリアのため娘を人形と扱う悪い父が語られるのですが
オーバーラップを多用したりアダム・
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

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キッチリ再現された渋谷を舞台に爆弾魔とコナンが暴れまわるシリーズらしい荒唐無稽さに
警察学校メンバーに高木、佐藤ペアやゲストと人物がとにかく多い中でそれぞれの見せ場を作りブロマンスとロマンスが混じりあ
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アポロ10号 1/2: 宇宙時代のアドベンチャー(2022年製作の映画)

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1969年に子供時代を過ごした思い出をロトスコープのアニメで表現した作品で、当時のカルチャーや子供の頃やっていた行動や文化を事細かにナレーションで説明していくことで当時を知りながらも時代や場所も全然違>>続きを読む

コングレス未来学会議(2013年製作の映画)

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俳優はCGに置き換わり本人が演じなくなる状態からさらに進み映画が薬物として摂取し頭の中に現れる物と変化した世界を前半では実写で後半はアニメで表現したすごいSF作品。
快楽に身をゆだね自分と他者の区別が
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アンネ・フランクと旅する日記(2021年製作の映画)

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イマジナリーフレンドのキティーが現代でアンネに起きた出来事を知っていく話。
辛い記憶を振り返りながらも創造の世界を広げる監督らしいアニメの描き方に、アンネが現代に与えた影響と過去と同じく排斥される移民
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映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

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テレビの内容からインタビュー形式も取り入れ語る総集編。
話は分かるのですが人物の繋がりと漫才的な会話の面白さがカットされ初見向けではなく、その後の話も5分+クレジットぐらいでweb版を知らないとわから
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別離(2011年製作の映画)

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小さな隠し事や嘘から始まり事件が大きくなっていく話。
真実がわからない状態でみんな不幸になっていく喧嘩を見せられ観客に正しさを判断させる厳しい映画でした。
自分には厳しい状況で保身のため嘘を付かざるを
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英雄の証明(2021年製作の映画)

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借金に苦しむ男が拾った金貨を返したことが美談と扱われそこからもめ事になる話
SNSの憶測で事実が歪む現代的話と監督お得意の小さな嘘や事情で状況が変化し、人の態度も面子などを気にして変化する姿を見せなが
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シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

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大部分を狭いB-17の銃塔で主人公の一人芝居で話が進み戦いが広がってく見せ方の面白さと
女性というだけで蔑まれセクハラを受けることからの戦いをグレムリンというメタファを使い語ってくれたジャンル映画の楽
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

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ドイツ魔法省編ということで前作以上にナチスの台頭とそれが現代の分断と重なる内容で、そこにチーム戦略物として戦う姿やダンブルドアとの二人の描き方は面白かったのですが
前作の出来事を収めるため色々と強引に
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

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フランス魔法省編のグリンデルバルドを追いながらクリーデンスの出生の秘密を巡る複雑な展開が少し難しかったですが
想いがすれ違い様々な愛が引き裂かれる辛い話と大きな戦いの予感がする次回への準備回と3作目が
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クリスマスとよばれた男の子(2021年製作の映画)

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亡き母が話してくれたエルフの国を探す男の子の冒険物語。
話としてはちょっと緩い所もありますがネズミのサイドキックやエルフの国のデザインとジュブナイル的アクションは面白かったです。
失われた信頼と断絶さ
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恋空(2007年製作の映画)

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原作読んでないからわからんが
前半展開早くてハードな暴力と性描写もあるのがDeep Loveとかティーン小説な感あって
後半それなりに話が落ちついて彼ピ選びのキラキラ映画+難病エクスプロイテーション映
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スタートアップ!(2019年製作の映画)

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家出少年が転がり込んだ働き先の料理人がマ・ドンソクだった
前半のどつきあいコメディの楽しさと母を気にする主人公など面白かったのですが後半の人情話の展開が乱雑で人物ごとの繋がりがそこまでまとめられてない
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スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

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リーアム・ニーソンの息子に手を出してはいけない!とカタギなのに手順よく麻薬組織を殺す主人公と更に対立組織も加わり話が大きくなる楽しさ
今作は殺しをドライなコメディと見せ誰か死ぬたびに名前と宗派が出てく
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ランドシャーク / 丘ジョーズの逆襲(2017年製作の映画)

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フランケンジョーズの監督ということもあって手で動かす人形のサメやぬいぐるみ感あふれるサメと造形がすごかったです。
かなり粗い合成や探索中ずっと鳴り続けるうるさい発信機のレジ打ちみたいな音に
最近公開さ
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