Agatha Christie原作1934年著「オリエント急行殺人事件」子供の頃に読んだ時は感動的だった。特急じゃなくて急行なんだ、何かお洒落だなと(←そこ?)。以降ミステリーに嵌り今に至る訳ですが、>>続きを読む
オリジナルはタイ産で2006年に公開された「レベル・サーティーン」、恐らくタイの映画を見たのはコレが始めてと思うが、素晴らしい着想でハリウッドで作ったら面白そうだなと思ったが、ホラー界の安心印Jaso>>続きを読む
2018年を考えた時に、絶対に外せないのが本作。極めて秀逸な作品ですが、一方で「あんな時に妊娠するかね」「滝の所に住めばいいのに」「エイリアンが出てくる基準がいい加減」とのご意見も良く耳にします。それ>>続きを読む
この作品は最も頭を使った作品の1つ。しかも苦手なフランス語圏、しかも変態監督のMichael Haneke(笑)。近作「ハッピーエンド」も、何処がだよ!とツッコミたくなる問題作でしたが、彼の作品は暴力>>続きを読む
原作はIan McEwan著「愛の続きEnduring Love」ブッカー賞確実と言われた秀作。氏は人間の不条理な愛情を描く作品が多く、どれも一読に値する。物語は別次元の格調高い愛情を描くが、映画では>>続きを読む
珍しいドイツ原産のハッキング・スリラー。ドイツは人の捉え方がハリウッドとは異なる視点で面白いが、エンタメに欠ける嫌いが有る。しかし、本作はドイツの肌触りを残しつつ、きちんと娯楽要素も有り時代の様変わり>>続きを読む
この作品はジャンル分けが難しいです。配給元は新感覚ホラーと謳ってますが、私は違うと思います。作られたスイス=ドイツ語だとすれば、メルヘン(Märchen)です、メルヘンはドイツ語ですから。現代版のお伽>>続きを読む
余りの評判の良さにステマなんじゃと半信半疑で、お手並み拝見。すると、どうだ!全編を覆う不穏な空気感、隅々に目を凝らさないと分らない伏線の数々、脅かす事を排除した不協和音と緻密な音響効果、数多くの映画を>>続きを読む
このレビューを書くに辺り作品を見直して、時間の経過と共に再発見も有り感想は当時と異なる。本作は「史上かつてない震撼のラスト15分」と言う宣伝文句で、確かにラストの衝撃はトラウマ以外の何物でも無い。しか>>続きを読む
流石は日本ヘラルド様、相変わらず良いセンス。最近メッキリこの様な洒落た邦題が無いのは残念ですが、そのタイトルに恥じない不条理スリラーの最高傑作。巧みな伏線で描くミステリーでは無く、演出の雰囲気と音楽だ>>続きを読む
これまで数多作られてきたサスペンス映画の中でも傑出した脚本と、長編初監督とは思えない緻密な構成と演出を手放しで褒めたい。単なる猟奇殺人を描くのでは無く、立脚した伏線に導かれる見事なラストは映画史に残る>>続きを読む
「少女はなぜ凍死したのか ?」この行で始まる物語は一見ミステリー調ですが、実際は現代版の西部劇と呼べる様な、且つ優れた物語性を持ったドキュメンタリー的な傑作と言える。普通ならマイナス30℃の雪山を裸足>>続きを読む
本作は全てのPOV映画の元祖とされる「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」よりも1年前の1998年に発表された作品。しかも、恐らく史上初のネット配信(オンデマンド)と言う2つの輝かしい経歴を持つが、日本で>>続きを読む
物語は何の理由も無く人が消える、その場所から逃れられない設定こそ強引ですが、人が消えるルールと言うのは幾つか観客に提示されます。先ずロケーションとしてはセリフで語られる通りプレストンと言う事はカナダと>>続きを読む
オリジナルは2008年ベルギー制作「LOFT ロフト.」ベルギーで10人に1人が観たと言う触れ込みで、私の様に米英ばかり観てる身では、先入観が無く逆にそれがサスペンスを盛り上げ大いに楽しめた。2010>>続きを読む
イントロダクションからするとガチガチのサイコ・スリラーですが、本質はド変態炸裂の・・・コメディ・サスペンスとでも言うべき作品。冒頭から不穏な雰囲気でスリラー感満載なのですが、どこか空気感が違う異様さが>>続きを読む
この作品と出会ったのはYouTubeの有料版だった。私は基本的にはミステリー、スリラーしか食さないが正に「だから映画はやめられない」そんな1年で1本有るか無いかの傑作だった。
数多ある「ループもの」>>続きを読む
スリラーに文系と理数系が有るとしたら、本作はどっぷり文系と言える。因みに理数系の代表作は「SAW」ですね、先般レビューした「インビジブル・ゲスト」もそうです。文系のスリラーとは一般的に不条理スリラーと>>続きを読む
恒例のシリーズ時系列
2016年 4.8 Contratiempo/The Invisible Guest スペイン製作、オリジナル
2018年 4.0 Il testimone invisibile>>続きを読む