じゅんPさんの映画レビュー・感想・評価 - 38ページ目

じゅんP

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ウィッチ(2015年製作の映画)

1.8

登場人物が何を信じて何を疑うのか、何であそこに都合よく刃物が転がってるのか、この映画が誘わんとするところが、まったくわからなかった。
服脱いで署名するのが解放?そこまで罪深いとも思えない弟にも同情しか
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デ・パルマ(2015年製作の映画)

3.8

変に技巧に走ることなく、シンプルにデ・パルマの魅力が引き出されていた。

デ・パルマ好き以外にとっては、おじいちゃんの自慢話込みの回顧録でしかないかも。
個人的には、一番好きな映画監督が、聞いたことも
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ニコラ(1998年製作の映画)

3.4

主人公ニコラの悪夢と妄想が歪に入り混じった、うすら寒いスキー合宿。

ニコラの脳内と現実の境目がどんどんわからなくなっていって、真実が露呈したところでミサンガが切れる周到さ。

青い冬と冷たい現実が、
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私の婚活恋愛術(2006年製作の映画)

3.8

製作総指揮フィンチャー×ベッソン!面白かったけど、フィンチャー感とベッソン感はまるでなし!

本編観てないと意味わからない&わかったところでそもそも…な邦題のセンスでだいぶ損してる。

恋愛映画として
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ロード・オブ・ドッグタウン(2005年製作の映画)

3.0

それぞれが行き当たりばったりに高く跳んで挫折を味わい、還ってくるだけなんだけど、4人目が繋ぐラストが味わい深い。

ガムのようでスルメな青春群像劇。

さまよう魂たち(1996年製作の映画)

3.8

「ブレインデッド」ではゾンビで遊び倒してた監督が、幽霊で遊び倒す快作!

ピーター・ジャクソンの行き過ぎたサービス精神こわい。
クライマックス近くで、あまりにも要素盛りすぎててちょっと散漫に感じちゃっ
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イーストウィックの魔女たち(1987年製作の映画)

3.8

悪魔(男)と魔女たち(女)、どっちがより自由で逞しいかを巡るドロッドロのたたかい。

メインの4人による演技合戦ならぬ演技プロレス。
それぞれ後に他作品で、何かしらの主演女優賞獲ることになる女優陣3人
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普通じゃない(1997年製作の映画)

3.4

ユアン祭り その6。
見どころ:シャツ。

山あり谷ありを乗り越えてスタート切るまでの話でありながら、振り切ったポップさに染まれちゃう2人の若さが炸裂してた。

サムライ(1967年製作の映画)

3.8

この映画が開始早々に見せる面構えと、アラン・ドロンの格好良さは異常。

単調とも言えるくらいのシンプルストーリーだけど、とにかくどのシーンも渋くてスタイリッシュ。
「ドライヴ」に影響与えてるってのもよ
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パワーレンジャー(2017年製作の映画)

3.8

それぞれが自分の葛藤と向き合い仲間を認め合って、いつの間にかそこが5人の居場所になってからの、変身!に至るまで長げー!!

でもその下地があるからこそのヒーロー誕生譚になっていて、なんならもっと個々の
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ガール・ネクスト・ドア(2004年製作の映画)

3.0

枝葉の部分は結構グッズグズだけど、ちゃんと芯がある。
オチに至るまで話がどう転ぶかわからない魅力があった。

隣家に突然やって来たワケあり美女に触発されて、血気盛んな制御装置がEXPLOSIONしちゃ
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われらが背きし者(2015年製作の映画)

3.8

ユアン祭り その5。
見どころ:脇にまわっても映えるイケメンはずるい。

こーいう見方するのはホントは嫌いだけど、このジャンルにあまり持ち込まれない女性監督ならではの視点が新鮮。

景観や色づかいがい
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Mr.タスク(2014年製作の映画)

2.6

ダメだ。
2回挑んだけど2回とも、じーさんの語りで寝落ちして、起きたら既にセイウチ人間になってる。

寝てる間にどんな恐ろしい改造手術が繰り広げられてるかわからないけど、キル・ビル・キッドを嘲笑ってい
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ありふれた事件(1992年製作の映画)

3.0

金のため、躊躇なく人を殺めていくシリアルキラー・ベンを被写体に、ドキュメンタリー映画の撮影クルーが撮ってしまった映像、という設定の危険いモキュメンタリー。

観ているこっちの倫理観が弛緩しきった頃合い
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ビルとテッドの地獄旅行(1991年製作の映画)

3.4

前作を軽く凌駕する、ちょっと何やってるかわからないっす、な展開の連続。

一方のビルとテッドは前作と変わらない知能指数の低さで、未来から来た自分たちの偽ロボや、死神相手に暴れ倒す!

叙事詩感を押しつ
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ゴーストライター(2010年製作の映画)

3.8

ユアン祭り その4。
見どころ:警報鳴った時の焦りっぷり。

2010年の映画とは思えない。
昔のサスペンス映画にタイムスリップしたかのような作り込まれた画の波に、脳を委ねる心地よさ。

何気ないエピ
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Black&White/ブラック&ホワイト(2012年製作の映画)

3.0

HAHAHA!
マックGバカかよ!ガキかよ!(褒めてます)

タイプの違うイケメン2人に全身全霊かけて奪い合わせるのが、リース・ウィザースプーンっていう配役の勝利。

ゴールデンボーイ(1998年製作の映画)

3.8

微笑ましい触れ合いの下での打ち合いの末、継承される惡。

いいリズムで打ってますね…今は外す気がしないでしょう
1度入りだすと止まらなくなるタイプじゃないかな

トライアングル(2009年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

腐ったリンゴ食っては、フックみたいなん首に刺さり続ける人生なんてイヤだ。

アレックス・ライダー(2006年製作の映画)

2.6

ユアン祭り その3。
見どころ:速やかかつ地味な退場。

全力スパイごっこ。
悪役にミッキー・ローク、アクション監督にドニー・イェンと、男子垂涎の映画かと思いきや「キングスマン」のバランスの良さと爆発
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ブローン・アパート(2008年製作の映画)

2.2

ユアン祭り その2。
見どころ:じめっとした脱ぎっぷり。

不倫×テロの組み合わせは瞬発力こそあったけど、最終的に不倫要素が邪魔でしかない。

ステイ(2005年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

知らなかった自分が取りこぼしたであろう、そこら中に散りばめられていた「想い」を確かめたくて、きっとまた観直すと思う。

大人の刹那のインサイド・ヘッド。

デビルズ・バックボーン(2001年製作の映画)

3.0

監督の「こーいうのが好き」の、『こーいうの』にあたるこだわりと、それを具現化し切る力をまざまざと見せつけてくれる。

現実とファンタジーの混ざり合い方がもの悲しくて、順序としては逆だけど、同監督の「パ
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ディストピア パンドラの少女(2016年製作の映画)

4.6

ロメロの警鐘も虚しくゾンビが蔓延した、このクソみたいな世界を戦い抜かなきゃいけない子供たちのための新しい波。

ゾンビ映画のマイベスト3更新してくるくらいには、端的に言って傑作だった。

物語が、勉強
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スケルトン・キー(2005年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

レンガくずの攻防と、ケイト・ハドソンの頑張りが光る、劇的ビフォーアフター。

土地に根づいた信仰をうまいこと織り交ぜた匠の技に誘われ、引き込まれて、気付いたらガッツリ騙されてた。

ゲスト(2009年製作の映画)

3.4

スピルバーグが2003年当時、史上最高額のリメイク化権を払ったとされる、韓国ホラー『箪笥』のリメイク。

おおまかな真相めいたものが読めたとしても、印象的な画ともう一捻りの着地点、87分にまとめられた
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恋とニュースのつくり方(2010年製作の映画)

3.8

これ、『プラダを着た悪魔』とか『マイ・インターン』と同じベクトルの映画として、もっとハネてもいいのに。

全体的に情緒不安定だし、砂糖!砂糖!なつくりだけど、デイブレイクの視聴率同様、尻上がりに伸び上
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50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

3.0

とことん「陽」に振り切った清々しさと、無邪気なペンギンに和む。

序盤でやってた同じ日の繰り返し工作、めっちゃ大変そう。
毎日「シックス・センス」観てたけど、もし偶然にも「Mr.タスク」なんて観ちゃっ
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里見八犬伝(1983年製作の映画)

3.8

音楽もビジュアルも良い意味でイかれた、アホ活劇ラブ古伝。

あんなに(無駄に)長くて笑えるラブシーンはじめてだし、深作欣二の映画の終わり方ってどれも記憶にこびりつく。

唯一ケチつけるとしたらちょっと
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パロアルト・ストーリー(2013年製作の映画)

3.8

登場人物(大人たち除く)は色んなことがもう見えているけどまだ、そこにまみれたわけでもなくて、この映画はそこに答えなんか出そうとせずに終わっていて、なんだか尊くて羨ましかった。

振り返ると無為なように
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

2.6

うーん、文句は尽きないんだけど、滲み出る「俺ケヴィン・コスナー」「俺イーストウッド」のドヤ感で、これを力づくで深イイ話にしようとしてるとこが鼻につく。

ただ、フィリップは人殺せるくらいかわいかった。

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.8

イケメンマッチョなゴズリングがモテまくる話を、こんなに純粋に楽しめるなんて…。
各世代、恋に溺れたアホたちが一堂に会する、あのシーンの爆発力。

何ちょっとキレイに終わってんだよってとこまで含めて好き
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ジェーン(2014年製作の映画)

2.2

西部劇ってだけで、何となく思い浮かべる様式美みたいなものをひとつ纏えて、なおかつ主人公が女性で…って時点でもう、この映画は何色も持ってるはずなのになぁ。

ただ時代背景が、人物配置がそうだったってだけ
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ロジャー・コーマン デス・レース 2050(2017年製作の映画)

3.4

42年越しの天丼。

何でもないことのように、ただそこにあるエログロ。
どうしたってオリジナルの方が面白くはあるけど、ロジャー・コーマンにはありがとうの気持ちしかない。

ヤング・アダルト・ニューヨーク(2014年製作の映画)

3.4

時間や年齢の話と、生き方の話をやや暴力的にごちゃ混ぜにしていて、そこはどうかなと思いましたが、それぞれに考えさせられる映画でした。

今、撮るか!?ってとこで、もれなく撮ってくれてるアダム・ドライバー
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