ソウキチさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

5.0

自分が人生の「主役」だと思い込んでのらりくらり生きてたら、油断した隙に与えられそうになる「役割」から逃げてしまいたくなる気持ち。わかる。

恋愛というてっとりばやい特効薬に頼れば、インスタントに人生の
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

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一言にオタクと言ったってSNSを見れば上には上がいることを思い知って自分の無知に嫌気がさし、「何が好きかで自分を語れよ」と言う漫画のセリフがバズってしまうくらい趣味がアクセサリーとなり実績解除のツール>>続きを読む

シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)

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長らく鑑賞難易度が高めだった幻の作品がアマプラに追加されてたということで。

耳にこびりつく厭すぎる呻き声とすきま風の音。実際の特撮技術以上に真に迫る凄味のある心霊描写。スタンダードサイズの画面いっぱ
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(2020年製作の映画)

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公開時に見たけど記録忘れてたので。

せっかくなんだから平成クロニクルとしてもっと時代的な記号をいれて欲しかったと思った記憶。

小松菜奈がカツ丼食うシーンがよかったな。
『カルテット』の「泣きながら
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ドグラ・マグラ(1988年製作の映画)

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「読むと気が狂う」言わずと知れた奇書『ドグラ・マグラ』の映像化。
むかし文庫本を買ったまま読まずじまいだったので映画で挑戦。

良い意味で思ったよりウェルメイドでよくできた作品で、期待してたような気狂
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

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トムの可愛いに消費期限はない

見終わった後何を見せられたのかわからなかった。というのもこの映画、CGなしの圧巻の撮影技術で作られた映像は紛れもなくド迫力の最先端なのに、中身は80年代なんですよ。
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トップガン(1986年製作の映画)

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新作の予習に久々に見返してみたけど、トニスコ作品の中で一番有名だけど個人的にトニスコの中で最も微妙。

ドッグファイト迫力はあるんだけど、何をやってるのかわかりづらくて戦闘機と映画って意外と相性よくな
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

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正直フェイズ4以降のMCUに若干食傷気味だったんだけど、これはめちゃくちゃ楽しかった!てか、完全にライミの新作やん!

MCU映画(特にスペクタクルのシーンは)もはやスタジオのコントロールが効きすぎて
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I Am Easy To Find(原題)(2019年製作の映画)

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ありふれた人生は美しい映画のよう

有象無象ひしめくYouTubeで観ることができる最も愛おしい26分

アンダードッグ 後編(2020年製作の映画)

5.0

前後編あわせて5時間近くあって特に後編はドラマパートに比重が置かれてるんだけど、その分ラストの試合で紆余曲折経たルーザー達の魂がぶつかり合うカタルシスがもう泣けて泣けて。

ドラマパートで溜めに溜めた
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アンダードッグ 前編(2020年製作の映画)

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ボクシングって最も無骨に生き様を反映する競技だと思うし、シンプル故にめちゃくちゃ映画映えする題材なんですよね。だからボクシング映画って好きなんですけど。

古今東西いろんなボクシング映画があるけど今作
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

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うおおおもしれー!
超活劇!

この時代のハリソン・フォードかっこよすぎセクシーすぎ

あの夜、マイアミで(2020年製作の映画)

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21世紀の今も続くながいながい夜明け前。
マルコムX、カシアス・クレイ、サム・クック、ジム・ブラウン…ブラックパワーの英雄4人がモーテルの一室に集った1964年のある夜、何が語られるのか。

映画とし
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薔薇の葬列(1969年製作の映画)

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新宿暗黒街に生きるゲイで再解釈する『オイディプス王』

チグハグな時系列にメタな構造。あえてストーリーを理解させようとせずにヌーベルバーグ的な奇抜で無軌道な演出力だけで映画を牽引していく…およそ監督デ
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ライフ(2017年製作の映画)

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タイトルが大袈裟だから、生命の高次的でエボリューショナリーなストーリー展開をほんの少しだけ期待したけどやっぱり違うかった。

でもこれはこれで好きです。
ただやっぱりいまだ量産され続ける『エイリアン』
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スクリーム2(1997年製作の映画)

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1作目以上にメタメタで映画ネタやオマージュてんこ盛りで、「シリーズ2作目」あるあるを逆手にとった脚本がユニーク。

ゴーストフェイスのあくまで平均的な男子大学生レベルな身体能力だからこそのなんか妙にリ
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エクソシスト3(1990年製作の映画)

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なるほど黒沢清ならびに『CURE』が本作の影響をかなり受けてるというのは、めちゃくちゃ頷ける。

「悪魔は日常生活に潜んでいる」ことを表現する画面設計が秀逸。端正で静謐な構図の中に常にある不穏な気配。
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炎628(1985年製作の映画)

5.0

現在進行形の人類史上最悪の愚行に対して「映画」は無力だ。
だけど優れた戦争映画は、体験してないはずの戦火の記憶のイメージを我々の目に焼き付けることができる。起きてしまった過ちの悍ましさ・残酷さ・悲惨さ
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BLISS ブリス(2019年製作の映画)

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ブッ飛んでた。スランプのアーティストが謎のヤバいドラッグに手を出して禁断症状を起こしながら傑作を産み出す衝撃の過程を描く。ポケモンショック必至な激しい点滅と三半規管を狂わせる酩酊するカメラワーク。アベ>>続きを読む

バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲(1997年製作の映画)

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ひっどい出来なんだけど大好きな映画って誰にでもひとつはあるじゃないですか。私にとってのそれです。

Mr.フリーズのデザインとケバケバのバットモービル最高!

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

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ともすれば陳腐化しがちなジャンプスケア演出を逆手にとったアイデア一本で、緊張感を持続させる演出力がお見事。面白かった

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

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メイメイたぶん同い年くらいだわ笑
ああいうボーイズグループ全盛だったよな〜
そこかしこにジャパニーズカルチャーの影響がみられたけど、まさかの平成ガメラオマージュは予想外で得した気分

レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

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アクションも音楽も気持ち良くなりそうなギリギリのところでなかなか最後までいかせてくれない寸止め活劇

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

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早口で情報量多いのに痒いところなく滅茶苦茶整理されてて、脳にスッと入ってくる台詞劇が気持ちいい。邦画にしては固有名詞も頑張ってた。騎馬。