soratobiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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三重スパイ(2003年製作の映画)

3.4

TSUTAYAで借りれるエリック・ロメール作品。

歴史的な背景の知識不足か、
会話の向こう側まで入り込めず。。

少女邂逅(2017年製作の映画)

3.9

天の虫、蚕と少女の御伽噺。

リリイ・シュシュのすべてから繋がれた細い糸を辿るような、淡さ、青さ、強度のある映画。


いくつか思うところはあるけど、
嘘と真実の曖昧さが素晴らしい映画には、
言葉(台
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さようなら(2015年製作の映画)

3.7

窓辺の儚い時間。
寂しさを無くすことと、
幸せになる事を並べて。

誰かがいてはじめて意味を持つ、
"さようなら"の言葉。

悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.1

凄まじいアクション劇。

回想と現在の行き来、
ベースの物語は短絡的に感じてしまった。
苦手なほうの韓国映画だった。

ざくろ屋敷 バルザック「人間喜劇」より(2006年製作の映画)

3.9

動く淡い絵に吸い込まれた。

🇫🇷トゥールの長い橋を渡って、川沿いの街路樹を横目に。
少しの坂道の上がったその先にあるお屋敷の挿話。

※深田晃司映画まつり2018

鳥(仮)(2016年製作の映画)

3.8

シュールな鳥(仮)たちの舞。

※深田晃司映画まつり

ジェファソンの東(2018年製作の映画)

3.8

廻る廻る1つの場面。
会話が生み出す日常⇄非日常の瑞々しさ。
何事も勘違いくらいでちょうどいいのかもしれない。

※深田晃司映画まつり2018

Vision(2017年製作の映画)

-

廻る素数の神秘。
生きている森の美しさ。

河瀬監督の世界観、自然観を感じつつも、
余計に添加された演出に唐突さと違和感を感じ、入り込めなかったのが残念。

幻の光(1995年製作の映画)

3.8

モノクロのジャケットとは対照的に、
幾つもの淡い光が印象的。

白い壁に揺れる光、
雨に濡れた路地に跳ねる光、
トンネルの先の緑の光、
木造の建屋の急な階段に差し込む光。

そして、窓の向こう側の明る
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プラネタリウム(2016年製作の映画)

3.3

オープニングに魅せられた。
カフェで音もなく流れている映画のような、
ひたすらシネマティックな映像。

ほとりの朔子(2013年製作の映画)

3.8

『海辺のポーリーヌ』を思い浮かべながら。

期待と憂鬱が入り混じる
地方の夏休みの空気。

大人も少年少女も。
皆、秘密を連れて暮らしてる。

光が差して鏡のような水辺に
赤いワンピースの少女が鮮烈。

万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

淡々と描かれる家族の風景に、
是枝監督のこれまでの作品が
要所でフラッシュバックして重なった。

...
誰も知らない
歩いても 歩いても
空気人形
奇跡
そして父になる
海よりも まだ深く
...
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.7

‪思い出した。‬
‪なんでもない故郷の夕陽が、‬
‪なぜあんなに美しく見えるのか。‬

‪故郷のいつもの道を、‬
‪車でゆっくり走りたくなった。‬

‪田舎生まれゆえの隣の芝が青すぎて輝いて見える都合
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.3

‪いざ、犬ヶ島。

‪20年後...いや、
ここはきっと日本のいま、どこか。‬

‪ユーモア、辛辣さ、小物、デザイン、色彩。そしてまたしても正面線対称の美。‬

ウェス・アンダーソン監督の日本への愛着
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.6

息をつかせぬ会話の応酬。
すべては女神の手のうちに。

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.5

言葉に代って、心情を表す劇中音楽と
時折さす陽射しが美しかった。

それでも、晴れの日は続いていく。

原題: You Were Never Really Here .

※filmarksオンライン
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.6

映画と小説と日常を行き来するような、浮遊感に陥った。
アートと呼ぶにはあまりに肥沃なオープニングも、ラストシーンで浄化され繋がった。

TECHNOLOGY(2016年製作の映画)

3.9

月と地球のうつくしい不協和音。

‪写真と映像、‬
‪音響と音楽、‬
‪詩と物語。‬

‪それらのあいだで軋む幻想記録。‬
‪観たことのない映画体験。‬

‪次は、物語を観てみたいとおもった。‬

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.7

最後に向かって収束する、
ひたすらにリアルな"いま"の恋と愛。
阿部サダヲの凄み。

パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)

3.3

ミステリアスな設定とストーリーに惹かれつつも、最後まで「感じる」ことができないまま終わってしまった。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.9

音楽が美しすぎる映画。
ピアノの旋律と心象風景が一体化して流れていった。

水面にゆらめく光、飛んでは消えていく水の粒たちは一瞬のようで、永遠にもみえた。

いまから35年前、1983年という時代背景
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ポルト(2016年製作の映画)

3.9

構成、フィルムの質感がとても好きな映画。

靄のかかったポルトの街の光。
優しい夜の偶然に、必然を求める朝。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.6

なぜ?を散りばめて、
伏線が繋がった時のぞくっとする感じ。

予告編でスルーしてしまったが、
本編のほうが素直に面白かった。

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.7

豊かな北欧都市。
多様性(格差)と、現代芸術の内実。

氷山の一角のような小さな挿話が
次々と融けていく151分。

最初のインタビューのシーンが印象的。
男女の脳内のコントラストは前作"フレンチアル
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光をくれた人(2016年製作の映画)

3.7

原題: The Light Between Oceans .

海、波、風、灯台、そして光。
"光をくれた人"という邦題が秀逸。

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.6

木屋町、先斗町、鴨川、糺の森、進々堂。
一冊の本で繋がる、京都のある一夜。

お伽話みたいな作画にテンポの良い会話。あっという間に過ぎていく、あの忘れられない瞬間のこと。

ゆれる人魚(2015年製作の映画)

4.0

鮮烈で美しい、
青春ダークファンタジー。

人魚姉妹の奏でる音楽に惹きこまれた。

シルバー・グローブ/銀の惑星(1987年製作の映画)

3.5

青白い世界。脳内惑星ドキュメンタリー。
異なるものとの対話を通じて描かれる哲学は、一度では到底理解が及ばなかった。。

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.9

bunkamuraル・シネマ
"すべて恋しき若者たち"にて。


愛と恋と嘘で、海辺と家を行き来する夏。

淡く、核心をつく会話。
大人と少年少女の間に
階段はないのかもしれない。

30年以上前の映
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