claireさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.5

来週のドラン新作公開にむけて、そしてこれは今見ておかないといけない気がして再見。振り切ったロランスも振り切れないフレッドもそれぞれ何かと闘っているのだ。自由なんて陳腐な言葉は使いたくないし皆好きなよう>>続きを読む

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.3

MondoGrosso大沢伸一さんがドランに宛てた文章より抜粋。
”あなたにとって美とは何ですか?そして、美に対する感情とは一体どんなものでしょうか?世界中が美しさに憑りつかれていて、美しくないものは
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ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

4.2

坂本龍一が監督との対談でタルコフスキーの名前を出してたがまさに。久しぶりに美しいキスシーンを見た。

囚われの美女(1983年製作の映画)

3.8

現段階で見れるロブ=グリエ全作品観了。
好きな順でいくと、
「エデン、その後」
「不滅の女」
「囚われの美女」
ですかね。

名もなき生涯(2019年製作の映画)

4.5

テレンス・マリックでこんなに泣くとは思わなかった。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.7

ガス・ヴァン・サント「エレファント」みたいだなと思いつつそれは違うかと思ったり。

エデン、その後(1970年製作の映画)

4.6

“オアシスは誰にも行き着けない蜃気楼だが
地図から抹消できない
あまりに近く鮮やかに見えるからだ”

あと何時間でも観ていたい。

火口のふたり(2019年製作の映画)

4.2

キネ旬邦画年間ベスト、レンタル開始のタイミングで劇場以来の再見。
未来に希望など持てない世界では今に溺れて生きるしかないという表現なのか、もしくは、自分たち以外のことなど"他人事"で2人の世界に閉じこ
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嘘をつく男(1968年製作の映画)

3.9

ここでの”信頼できない語り手”しかり、「ヨーロッパ横断特急」での”メタフィクション”しかり、ロブ=グリエは本当に書く人なんだなあと。

不滅の女(1963年製作の映画)

4.0

「去年、マリエンバートで」でも見られたような、人工的な人物の配置の美しいこと。

ノスタルジア(1983年製作の映画)

4.8

暫く呆然として、何がそこで起こっていたのかを考えていた。このような圧倒的な映像を目の当たりにしているときには、もはや考える・解釈するなどという余裕はなく、ただそれを見る(もしくは見せられる)ことしかで>>続きを読む

BOYS/ボーイズ(2014年製作の映画)

3.7

キスをした後のセリフ”僕はゲイじゃない”。
じゃあねと言って別れたのに戻ってきたのも、あなたの手に触れて顔を近づけたのも、僕がゲイだからじゃない。誰もが経験したことがあるであろう素直な感情、もっと一緒
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

4.3

何も見えない。音しか聞こえない。匂いしか嗅げない。想像しか出来ない。でもあの時のあの瞬間にはちゃんと目を見つめていた。彼が見えていた。オープニングのプールからずっと合わなかった目の焦点が、あの瞬間だけ>>続きを読む