げんきげんきばいばいさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

げんきげんきばいばい

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スコルピオンの恋まじない(2001年製作の映画)

3.8

保険調査員(探偵)に扮するウディアレンが催眠術にかかる!なんかそれだけでも面白いような気がしてこないだろうか?もちろん今作でもセクシーな女性にモテる(笑) きっと違うひとが演じたら少女漫画風にもなるん>>続きを読む

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.1

ユーゴスラビアの歴史を喜劇風に描いた一作。爆撃されているのに娼婦を家に呼んだり夫婦喧嘩をしたりする乱痴気騒ぎ!第二次世界大戦を描いた第二章までは明るい雰囲気をもち、地下世界崩壊から内戦までを描いた第三>>続きを読む

ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

4.1

汽笛のなる音がボーボーなる映画館のシーンから始まって、まるで現実から船出をするかのような冒頭。メルドが出てきたのが嬉しかった。つぎはぎしたようなあらゆる人生のコラージュに微笑んでしまう。そして不気味さ>>続きを読む

タロットカード殺人事件(2006年製作の映画)

4.0

サスペンスなのにコミカルでファンタジックなのはウディ監督ならでは!スカーレット・ヨハンソンもヒュージャックマンも美しい!そして手品師の役が似合う…ウディ・アレン…
ラストはハラハラした。ウディ監督らし
>>続きを読む

アリス(1990年製作の映画)

3.8

かかりつけの漢方医が万能すぎる!何もかもに行き詰まったように感じたり、自分のことを自分で疑問に思うようになったらみてみるといいかも。

インテリア(1978年製作の映画)

3.7

見終わったあとに本当にウディアレンだったか何度も確認してしまった!暗い(笑) 彼の作品に共通する自分への芸術的才能に疑問を抱いたり、恋愛の馬鹿馬鹿しさ(素晴らしさ)などは出てくるものの、何か他の作品と>>続きを読む

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.0

時差ボケして知り合いも誰もいない外国に行ってどんどん塞ぎこんで帰りたくなる、憂鬱でホテルに閉じこもるあの気持ちが瑞々しく蘇る。ビルマーレイの情けなくも可愛いおじさん姿にキュンときた。外国人が描いた東京>>続きを読む

ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう(1972年製作の映画)

4.0

どの話が面白かった?と聞かれたら全部!と答えたいほど全話笑いに包まれるSEXにまつわるオムニバス。SEXにまつわるオムニバス…なのにエロシーンは皆無です(笑) 笑いたいときに

ハッシュパピー バスタブ島の少女(2012年製作の映画)

4.1

原題の「Beast of southern wild」そのままの野性味溢れる一作。世界の終末がこんな風に訪れたら悪くないと思った。ファンタジーな要素も沢山とりいれ、詩的な雰囲気が漂う。ハッシュパピーが>>続きを読む

ブロードウェイと銃弾(1994年製作の映画)

4.0

ブロードウェイとギャング!この組み合わせって何で痺れるんだろう!!勿論ウディ・アレン自身は生粋のアーティストなのだけど、そのことによる苦悩を彼も感じたのだろうか…と邪推してしまった。キレッキレのウディ>>続きを読む

世界中がアイ・ラヴ・ユー(1996年製作の映画)

3.6

あ、あの人もあの人も出てる!って思って嬉しくなった。ウディ・アレンの映画に出ているとみんなが彼独特の空気感に馴染むのが不思議。ミュージカルの少し外してる感じが憎いと思った。最後のダンスシーンが素敵。ど>>続きを読む

ギター弾きの恋(1999年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ノンフィクションの映画で破天荒な天才というのはかなり描かれがちだが、この映画が他の作品と違うのは、主人公が架空の人物であるということ。しかしこんな人物がいたのではないかという真実味がある。そしてフィク>>続きを読む

少年と自転車(2011年製作の映画)

3.7

世界で一番純粋な愛は子供が母親を愛する心、と言ったのは誰だったか。この少年は母親ではなく父親に対して愛されたいという強い心を抱いて、世間への攻撃心を剥き出しにする。その姿は純粋の塊そのもの。こんな物語>>続きを読む

アンソニーのハッピー・モーテル(1996年製作の映画)

3.7

オーウェン・ウィルソンのダメな奴っぷりが堪らなく可愛い。強盗に入ったり、盗みに入るシーンはファンタスティックミスターフォックスを彷彿とさせた。しかし、鼻にテープをはる変装は意味あるのか…

ポーラX(1999年製作の映画)

4.0

劇場でみたらあまりの爆音に飛び上がりそうになった。主人公がイザベルに出会ってからの暗い映像に爆音の音楽があまりにも攻撃的で、面食らった。DVDでみてたらまた感想が違うんだと思う。全編を通して悪い夢をみ>>続きを読む

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.1

タランティーノ作品らしく残酷な表現が多いが最後には何故か清々しく感じてくる戦闘シーン。音楽も観客の心を煽る!当時のアメリカ南部での黒人の扱いのひどさをこれでもかとみせてくる。登場人物たちが個性に溢れて>>続きを読む

スリーパー(1973年製作の映画)

4.0

え、ウディアレンが監督のSF作品!?と最初驚いたけど、彼独特の近未来の世界観に笑ってしまった。チャップリンを彷彿とさせる演技も面白いし、小ネタに思わずフフッと笑ってしまう。

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

4.0

ジム・ジャームッシュはオムニバスで本当に本領を発揮するなと思った。そして日本人ふたりも見事に彼の作品の世界に馴染んでて面白かった!同じ時間軸で並行しているので所々に繋がりがあるのを発見して喜んでいた。>>続きを読む

人生万歳!(2009年製作の映画)

4.2

とにかくセリフ量が多い!橋田壽賀子も驚くセリフ量で、しかし気負うことなく楽しんでみれる映画。登場人物ひとりひとりに愛を感じつつ、そのウディ・アレン節に満足する。彼の映画の中にパーティのシーンが多いと思>>続きを読む

ガンモ(1997年製作の映画)

4.0

決して誰にもオススメ出来ないが、不思議と心に残る映画。この映画をみても、決して興奮や感動は得られない。ただ淡々と絶望と悲劇が繰り返されるだけだ。それでもこの映画を好きだと感じるのは、この世界のどこにで>>続きを読む

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

4.0

母親になったときに、こんな悪魔が生まれたらどうしようかと思った。それほど前半で描かれる息子から母親に対する嫌がらせが陰湿かつリアル。希望がみえるラストだが、連続する苦悩のシーンに思わず頭を抱えてしまう>>続きを読む

ソウル・キッチン(2009年製作の映画)

4.0

てっきり韓国映画だと思ってました…ソウル・キッチン。このソウルとは勿論都市のソウルではなく、魂の意のソウルです(笑)登場人物が憎めない!皆怒りすぎだよ、と突っ込んでみたり、終始笑いながら観れる。決して>>続きを読む

アルゴ(2012年製作の映画)

3.8

見ている間中ずっと手に汗を握っていた!史実をリアルに描いているにも関わらず、映画らしいハラハラやドキドキも損なってない。DVDの特典のインタビューをみても、この作品が出来たのは監督だけでなく周りのスタ>>続きを読む

Ricky リッキー(2009年製作の映画)

4.0

予告編とこんなに差がない作品も珍しい気がした。子育てをする映画で、子どもが普通の子と少し違うのは「オオカミ子ども〜」も同様だけど、二つともやけにリアルに感じるのは母親にとって赤ん坊は全く未知の存在で、>>続きを読む

しあわせの雨傘(2010年製作の映画)

3.7

ジャージのおばちゃんのランニングシーンに思わず笑ってしまう。しかも、まさかのカトリーヌ・ドヌーヴ!そして次々におこる意外な展開にフフフと微笑むだろう。皆が主人公に惹かれる様子が観ていて気持ちがいい。日>>続きを読む

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.0

中学生のときにこれをみなくてヨカッた!もし中学生のときに観ていたらどハマりして大変なことになったに違いない… 若い頃の市原隼人と蒼井優が余りにも可愛い。田舎の中学校の排他的で、幼いからこそ起こる残酷な>>続きを読む

脳内ニューヨーク(2008年製作の映画)

3.8

こんなにポップなジャケットで、コメディ映画(某レンタルビデオ店)と分類されてる作品がこんなにも重くていいのか?というくらい暗くて重い作品。物語が進んでも一向に希望が見えてこない。こんなにも赤裸々に負の>>続きを読む

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.0

恋愛は美男美女だけのものではない!ということを改めて感じる。おばあちゃんと異国の男性の恋愛映画。差別の視点がくるくる変わるので、世間に隠れた様々な差別について考えさせられるだろう。決してロマンチックで>>続きを読む

サイコ(1960年製作の映画)

4.0

最初から最後までハラハラさせられっぱなしの作品。ヒッチコックの巧みな演出で、わざと注意を別にむけたりして最後への意外な結末へと畳みかけるように進ませる。サイコの家のセットは恐怖を感じさせるものの象徴と>>続きを読む

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.0

普通の戦争映画だと思って観ると生々しい軍隊の訓練所や戦場の様子に驚く。これが実際の戦場に近い姿なのかはわからないが、「リアル」と感じてしまう説得力はある。特に印象に残ったのは微笑みデブがドーナツを食べ>>続きを読む

M★A★S★H マッシュ(1970年製作の映画)

3.6

上司なのにある事件からホット・リップなんてあだ名をつけられ、馬鹿にされてシャワー中にテントを倒されるなどイジメられてばかりいるのに、ひとたびラグビーの試合になるとチアリーダーの格好をしてはしゃぎまくる>>続きを読む

TOKYO!(2008年製作の映画)

4.0

レオス・カラックスもミシェル・ゴンドリーもポン・ジュノも一作で楽しめてしまうお得品!しかも3作品とも最高の出来。外国人からみた東京はこんなにも薄暗くて陰湿な姿に見えるんだなと自国を振り返る意味でも面白>>続きを読む

ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

4.3

ウェス・アンダーソン節炸裂のストップモーションアニメ!ストップモーションアニメファンも最高に楽しめる作品。内容もアニメだからと侮ると痛い目をみる羽目になる。シニカルなジョークに思わず微笑んでしまうだろ>>続きを読む

月の輝く夜に(1987年製作の映画)

4.0

満月の夜にあちこちで恋愛の騒動が起こるハッピーな映画です。若き日のニコラス・ケイジの野性味溢れる目つきが痺れる。道徳観のない恋愛をしている人々が多いけどなぜだかおかしみに溢れています。ウディアレンの映>>続きを読む

トイレット(2010年製作の映画)

3.8

荻上直子が苦手でも楽しめました!ナードの長男が情けなくて可愛い。アメリカのイケてない兄弟たちのハートフルな話。もたいまさこの不思議な存在感。そして日本のトイレ!そうそう日本のトイレは素晴らしいよねって>>続きを読む

レイチェルの結婚(2008年製作の映画)

4.0

姉妹がいるひとならこの作品をみるとギクッとするところが何箇所かあるのではないだろうか?姉妹、家族だからこそ許せない部分や和解できない所がある。普段ドラマや映画でみる家族ものと違い、受け入れられない家族>>続きを読む