げんきげんきばいばいさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

げんきげんきばいばい

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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

4.1

冒頭の星空が回転するシーンから劇中の夜の世界にひきこまれて、ヴァンパイアがひっそりと息をするデトロイトの街の部屋に閉じ込めらたような気分がした。
大袈裟じゃなくて、なんとなく煙草の煙がムンッと漂ってる
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ブリングリング(2013年製作の映画)

3.7

酷評されてるみたいだから、グッと覚悟して観にいったのですが思ったより全然よかった。
何が良かったかというと、なぜ若者たちが非行に走って〜…のテーマが最近多くみられたのかっていう理由がわかった気がしたか
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サブマリン(2010年製作の映画)

3.5

女の子の青春映画が、男の子と出会うことによって新しい世界がひらくというものが多いのに対し、男の子の青春映画(思春期映画?)は自分の半径5m以内に物語が集約してる感じ。(それ以前とそれ以後の物語は逆のよ>>続きを読む

ウォレスとグルミット/ベーカリー街の悪夢(2008年製作の映画)

4.2

ごちゃごちゃしたパン作りの機械や、建物、服に至るまで何もかもにこだわりがあって、何度も映像をとめてまじまじと見つめてしまった。ミステリー、ロマンス、クレイアニメ、ときたら面白くないわけがない。最初から>>続きを読む

マイ・マザー(2009年製作の映画)

4.0

どうしてもこういう作品に弱い。そしてガス・ヴァンサントがこの才能に惚れ込んだというのも納得できる。だってガス・ヴァンサントの作品に似ているもの。
だけど、「母親を愛することが出来ない、しかし愛さないこ
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

若かりし日のジョン・トラボルタがすごく若造っぽくて(若いんだから当たり前か)いい。
タランティーノの作品はいつも女性の登場人物が魅力的。

ムード・インディゴ うたかたの日々(2013年製作の映画)

3.6

映像が可愛くて、部分部分のストップモーションのガチャガチャした動きも原作のハチャメチャな雰囲気を表していて素敵だったけれど、映画としてはどうなのかなと思ってしまった。ミュージックビデオをみているみたい>>続きを読む

ブロークン・フラワーズ(2005年製作の映画)

4.0

ビルマーレイおじさんが格好よくて素晴らしい。『ロンググッドバイ』に少し似ていると思ったが、ラストがそれとは対照的だった。探偵映画ではないから、クッキリとした謎解きがあるわけでもないし明快な答えがあるわ>>続きを読む

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女(2009年製作の映画)

3.7

バリバリのアクションものだと思っていたのに、アクションはほぼ皆無だった。リスベットも見た目の印象から完璧無敵の超人なのかと思いきや、駅で突然ぶん殴られたり中年親父の嫌がらせ(という表現でいいのか)にあ>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.0

夜の東京の高速を車で走っていると、おおAKIRAの世界だと思う。

パシフィック・リム(2013年製作の映画)

3.5

冒頭の怪獣が都市を破壊するシーンに全てもっていかれるほどに映像が綺麗、それに伴って音で怪獣の質感が想像できるようになっているので迫力がすごい。漫画をそのまま現実世界にドロップアウトしたみたいな世界に驚>>続きを読む

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.2

はじめてこれでタランティーノの作品をみた。もう最初のシーンからグイグイ惹きつけられて画面に噛り付いてみてた覚えがある。ブラピも格好いいけど、登場人物の一人一人が渋くて格好いい。

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.2

最初から最後まで一秒も退屈することなく楽しめた!吹き替えでみたらニック・フロストがガーフィールドの声で笑ってしまった。無駄なアクションシーンもいい!最後の数分はそれまでのフラストレーションを一気に昇華>>続きを読む

君とボクの虹色の世界(2005年製作の映画)

3.5

ミランダ・ジュライがあそこが私たちの人生の別れ目、と称して標識を目指して歩くシーンがハラ美術館(群馬のほう)の彼女の作品≪廊下≫を思い起こさせた。
これでもかというほど人の惨めな部分をみせられるような
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トラブゾン狂騒曲 小さな村の大きなゴミ騒動(2012年製作の映画)

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トラブゾンの問題を通して自分たちの故郷が汚染されていく現状を悲しいという気持ちを再確認できる。インタビューの言葉よりも海に流れる黒い水や、ゴミ処理場をみるカラスの群れ、弱った魚の映像が心に残った。

デューデート 〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜(2010年製作の映画)

3.7

コメディとロードムービーの組み合わせに間違いがないと思うのは私だけだろうか?もちろんこの映画もアタリの映画です。いつまでたっても馴れ合わない二人の関係を薄ら笑いで見守ってしまった。ただ、私も絶対にアイ>>続きを読む

この森で、天使はバスを降りた(1996年製作の映画)

4.1

フライドグリーントマト、ウェイクアップネッド、マルタの優しい刺繍、ショコラ…田舎が舞台の映画が好きなひとには胸をはってオススメできるのがこの映画。いちばんの魅力は主人公のパーシーでしょう。見終わったあ>>続きを読む

ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.6

B級映画であることに間違いはない!けど、そのB級らしさが堪らない。そして我らがビル・マーレイの見事な活躍(笑)!
ゾンビ映画…というよりロードムービー的な要素が強く、随所の映画に対するジョークが面白か
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僕のピアノコンチェルト(2006年製作の映画)

4.0

もし、天才に生まれたら?周りと(家族ですら)理解しあえないくらい自分が天才であったなら?そういう恐怖をほのぼのと、しかしピリリとした視点でコメディチックに描く。主人公のおじいちゃんとの心安まる時間がと>>続きを読む

自殺サークル(2002年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

B級ホラーっぽい雰囲気を漂わせながらも「あなたとあなたとの関係は?」と重い問いかけをしてくる。中盤のバンバン人が死んでいくシーンは圧巻だった。ストーリーを追おうとするんじゃなくてイメージとメッセージを>>続きを読む

スプリング・ブレイカーズ(2012年製作の映画)

4.0

ハーモニー・コリンの新作、キラキラとしたネオンのタイトルコールからはじまり、女の子たちの乱痴気騒ぎや、かなりどぎついパーティの映像が続く。劇場に若い女の子たちが多かったんだけど、明らかに若い女の子がニ>>続きを読む

動物農場(1954年製作の映画)

3.9

動物の名を借りて政治の全体像をみると凄くクリアーに物事がわかるし、余計に残酷さが増してるように感じる。見終わったあとフゥーと溜息をつかなければいけないほど重たかった。だけど知識として、このアニメをみれ>>続きを読む

ローマでアモーレ(2012年製作の映画)

3.7

久々のウディアレン出演作とあって映画館でウディアレンが出たときに観客から笑声があがっていた。なんて暖かい観客(笑) 内容はローマを舞台とした短編のごちゃ混ぜといった感じ!沢山の話が同時に展開するので楽>>続きを読む

イノセント・ガーデン(2013年製作の映画)

3.5

映像の綺麗さとサウンド、ミア・ワシコウスカの美しさが絶妙にマッチしてる!アイスクリームのコーンを持って地下室に行くシーンなんて絶妙。ただ、ストーリーがサスペンス色が強すぎて名作とは言い難い俗っぽさがあ>>続きを読む

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.9

なんとおバカな映画(笑)
コーエン兄弟に出てくる人物ってなんでこんなに漫画的で面白いんだ!変な髪型した強烈キャラクターたちがもう、(笑)
ナレーションが え、コイツだったのか!っていう意外な人物。何に
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.8

基本的には桐島と、桐島の周囲の学校カーストの上にいるひとたちで話は進んで行くんだけど、神木隆之介くん演じるダサい映画部の部員たちが抱きしめたくなるほど惨めで可愛い。学校生活にがんじがらめになっている高>>続きを読む

台風クラブ(1985年製作の映画)

4.3

冒頭の中学生が夜の校舎のプールサイドで踊りまくるシーンから惹きつけられる。そして中学生のあまりにも激しいパワーに圧倒された。え、え、こんなことしちゃうの?と見ていると思わずハラハラする。今作でジム・ジ>>続きを読む

アニー・ホール(1977年製作の映画)

4.2

「不幸なひとがひとりでも混じっていたら僕はもうダメなんだ」という劇中のセリフから神経質な彼(ウディアレン)がどれほど世界を愛し、だからこそ斜に構えた態度をとってしまうのかということがわかる。この映画で>>続きを読む