げんきげんきばいばいさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

げんきげんきばいばい

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恋愛睡眠のすすめ(2006年製作の映画)

4.0

イメージの積み重ねのようなファンタジックで可愛い世界観。一般にあまり評価されてないみたいですが、普通の恋愛ものにドリーミーな世界を組み合わせることで独特の味を生み出してると思って気に入ってます。空想と>>続きを読む

メランコリア(2011年製作の映画)

4.0

第一章と第二章の移り変わりで異常と正常がいれかわるのが面白かった。主人公の抱える理由もわからない倦怠感が、どんどん膨れ上がって行く様子もよくわかる。個人的に外国の結婚式の様子をみるのが好きなのでそこも>>続きを読む

ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

4.0

最もサントラを買いたくなるウェス作品ではないでしょうか。これを見終わったあとはあなたも赤い帽子とボーダーの服を着てチーム・ズィスーに入りたくなるに違いない!それにしてもこのひとの作品は何故いつも犬が死>>続きを読む

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.5

とにかく主人公ふたりの魅力がいい!ズーイー・デシャネルの可愛さが爆発。ふたりが出会うキッカケがスミスのファンだったという所も憎い。(個人的に)サマーとの初夜?の次の日世界が薔薇色にみえる男の子の気持ち>>続きを読む

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.0

この映画の中のあまりにもズサンな軍隊の組織に思わず何度も突っ込みを入れたくなるが、あながちあり得なくもなさそうな展開に自分たちの世界の危険にも気づく。

メアリー&マックス(2009年製作の映画)

4.4

クレイアニメとは思えない重いテーマを抱えた作品。不完全な登場人物が大好きになる。ニューヨークにすむ障がい者のマックスとオーストラリアの少女メアリーの友情に感動。友達を改めて大切にしたくなる名作。

街のあかり(2006年製作の映画)

4.0

え、これが北欧の街並みなの?というくらい無機質で色のない背景が広がる。かもめ食堂とはえらい違った北欧。話も単調だが、どこか暖かくておかしさのあふれる作品。情けない主人公が愛らしい。

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.5

ジム・ジャームッシュだからと期待してみたら少しガッカリした。しかし彼らしいジョークも随所にちりばめられていて、余計な期待を挟まずにみたらもう少し楽しめた作品。女はしたたかだなあと感じる。そして男のお馬>>続きを読む

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

3.5

私がマルコヴィッチになって本物のマルコヴィッチがいて、そしてそのマルコヴィッチの体を狙う人々がいて…ん?誰がマルコヴィッチだ?と混乱すること請け合い。人間存在の意味について問うた作品。なぜこれがコメデ>>続きを読む

カフカの「城」(1997年製作の映画)

3.9

カフカとミヒャエル・ハネケの世界観が見事にマッチした妙作。カフカらしくもあり、ハネケらしくもある。お互いの世界を侵さない絶妙なバランスで保たれている。カフカ作品のファンなら楽しんでみれるだろう。あまり>>続きを読む

ピアニスト(2001年製作の映画)

4.0

ミヒャエル・ハネケがメロドラマへのパロディで作ったのがこの映画。これがメロドラマのパロディ?!と何度も聞いてしまうほど、その後味の悪さと不愉快な展開に驚愕。明らかにメロドラマを揶揄しているのがみてとれ>>続きを読む

ファニーゲーム U.S.A.(2007年製作の映画)

3.8

とにかく凄まじい後味の悪さが残るので人にはお勧めできないが、そのおぞましいほどよく出来た残酷な描写に目が離せなくなります。導入部分も秀逸。絶対子供とはみないでください。

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

4.0

ゾンビ映画好きには堪らない作品!ゾンビ映画にあるまじきポップさと、イギリス映画に関わらずプンプン漂うアメリカ臭が堪らない!ポップコーンとコーラを片手に観るのが最も似合う映画。ちゃんとゾンビ映画の王道を>>続きを読む

アナとオットー(1998年製作の映画)

4.0

少年少女時代の二人の秘密の関係に手に汗を握り、その美しくもエロティックな関係に夢中になる。美しい映像の連続に息をのむ。ただ青年時代になってからの二人のすれちがいにヤキモキさせられること間違いなし。個人>>続きを読む

輪舞(1950年製作の映画)

4.2

個人的には物凄くお気に入りの映画。くるくる回る恋愛模様に現実の恋愛での人と人との繋がりや、その面白さに気づく。可愛くユーモラスに恋愛を描いている。ダンスシーンを恋愛映画に持ち込んだ監督の手腕が光る。古>>続きを読む

赤ちゃん泥棒(1987年製作の映画)

4.0

若き日のニコラス・ケイジがとにかく可愛いくて情けなくて目が離せない!気軽に笑って観れる。アメリカドラマを思わせるナンセンスな笑いに引き込まれる。コーエン兄弟らしく、変ちくりんな髪型の登場人物にも注目!>>続きを読む

フライド・グリーン・トマト(1991年製作の映画)

4.0

二つの物語が同時に進行するので戸惑うが、最後に話が繋がったときに納得!ミザリーの女優が演じているのでそれのパロディもあって笑える。黒人差別が色濃く残るアメリカで、たくましく生きる女性たちに感動。心が洗>>続きを読む

シャイニング(1980年製作の映画)

4.1

スティーブン・キング作品の映像化は多々あるが、その中の名作のうちの一つ。狂気に陥っていく親父の姿をジャック・ニコルソンが怪演している。息子役の少年が可愛い!冬の広大なホテルをキューブリックらしい映像美>>続きを読む

アデルの恋の物語(1975年製作の映画)

3.9

私にとって愛は宗教だ、という煽り文句どおりに愛に猛進するアデルの熱情に圧倒。熱病に浮かされたように男を追いかける姿は狂気そのもの。その深すぎる愛には恐怖すら覚えるが、いじましくさえ感じる。恋愛に傾倒す>>続きを読む

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.1

言葉遣いがとにかく美しい!映画なのに詩をみているような感覚でみれる。映像も美しいし、モノクロからカラーに変わる瞬間に感動する。ストーリーを追うというより映像として詩を楽しむ感覚でみるといいかも。世界観>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.0

家族で8ミリフィルムをみる映像や妻に会うために息子と銀行に張り込むシーンなど、心に残る名シーンがいっぱい。何も言葉を話さない主人公が旅が進んでいくうちに徐々に人間らしくなり、彼の過去がわかるようになる>>続きを読む

キャタピラー(2010年製作の映画)

4.0

寺島しのぶがこんなに美しかったなんて、と感心した。田舎の閉鎖的な雰囲気とのどかながらも確実に戦争が生活を侵食しているさまがリアルに描かれている。食べて寝て食べて寝て食べて寝てだけを繰り返す生に意味はあ>>続きを読む

17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.9

同作でアカデミー助演女優賞をとっただけあってアンジェリーナ・ジョリーの魅力が冴え渡っている。こんな女友達がいたらどんなに楽しかっただろうかと考える。異常と正常の境目とは何なのか。ただ可愛いだけじゃなく>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.8

文学史や美術史を学ぶひとなら普通のひとの二倍楽しめるのがこの作品。偉人達が当時のパリにぽんぽんと現れるので知り合いに出会えたかのような喜びが!オーウェン・ウィルソンがいい。

L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.2

刑事ものに馴染みがないひとでも楽しめる、作品!ガイ・ピアースのエリート刑事とラッセルクロウの肉体派刑事。どちらも愛すべき刑事です。恋愛とも少し絡めて、観るひとを夢中にさせるサスペンスの謎解き!本当に最>>続きを読む

恋愛小説家(1997年製作の映画)

3.7

犬の可愛さにやられていい親父になっていくジャック・ニコルソン。恋愛に不器用なジャック・ニコルソン。偏屈だけど憎めないジャック・ニコルソン。ジャック・ニコルソンの魅力がたっぷり。

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.0

イギー・ポップの登場に驚かされた!コーヒーとシガレット(時々紅茶)にまつわるオムニバスなのだが、私は最後の老人の話が好き。思わず突っ込みたくなるジョークが満載で注意深くみていると本当に何もかもおかしく>>続きを読む

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.0

ただのおばさんと侮ると段々魅力的にみえてくる主人公に驚かされる。生き生きとしているひとは美しいということをあらためて感じる。希望とユーモアに満ち溢れた映画。

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

ウィスキーを飲みながらベロンベロンになって観ました。でもちゃんと覚えているほどに強烈!寧ろお酒と共に飲んだほうが面白いかも。悪ガキ四人組の格好が何か可愛い。エログロなので苦手なひとはキツいかも。あまり>>続きを読む

ディーバ(1981年製作の映画)

4.2

青を基調とした映像の美しさが素敵!その映像で引き立つディーバの美しさや細々としたセリフの言い回しにセンスを感じる。脇役達の個性がきわだっている。シーンの一瞬一瞬を見逃せないほどに細かい演出が面白い。

ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

4.4

このお婆ちゃんの魅力ったらない。どこかポールマッカートニーを彷彿とさせるハロルド少年も可愛らしいが、このお婆ちゃん、モードの魅力。誰もが抱える心の弱さをハロルド少年の突飛な自殺偽装で面白く描く。なんと>>続きを読む

ロッタちゃん はじめてのおつかい(1993年製作の映画)

3.8

ロッタちゃん。奈良さんがイラストを描いてるだけあって、奈良さんの絵のような女の子。眉間に皺を寄せながらいつもプンプン怒ってる。悪ガキだけど本当にこの子は可愛らしい!周囲に全力で愛されるロッタちゃんにつ>>続きを読む

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.7

これだから全くフランス人は!と思わず怒ってしまいたくなるほど恋愛に奔放なひとびと。しょうがないなあと思いつつもどこか愛おしい気持ちで観てしまう。それにしてもフランス人は本当に若いうちからこんな恋愛をし>>続きを読む

アリス(1988年製作の映画)

3.4

小学生のときにみたのでかなりの衝撃作だった。当時小学生の私が思い描くアリスの世界はディズニーのアリスの世界だったので勿論チョッピリ不思議だけど可愛らしいアリスの世界を想像していた。今思うとこちらのヤン>>続きを読む

女の都(1980年製作の映画)

4.0

親父版不思議の国のアリスとでも言うべき作品。ファンタジックな映像と世界観だが、下ネタの連続。電車で見かけた美女につられて女の都に紛れ込む親父だったが、そこではさんざんな目に。これはジェンダーを考えさせ>>続きを読む