たっつんつくつくさんの映画レビュー・感想・評価

たっつんつくつく

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未知との遭遇(1977年製作の映画)

4.0

初見。
スピルバーグ監督の中で難しい作品という印象があったけど、
いざ観てみたらエモくてシンプルでした。
というか、スピルバーグの根幹〔こんかん〕はここにあるのね。
UFOを巡る一連の不思議な現象に取
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死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

4.4

悪魔もチェーンソーも散弾銃もキューブリックも飲みこんでかき混ぜた途轍もなくグロ楽しいホラー映画。血の量ハンパない!
家族の一体感ってああいう事じゃないよな。。
アパートの一室がしっかり地獄に突き落とさ
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オオカミの家(2018年製作の映画)

3.0

童話のような語り口、
溶けてペンキをぶちまけたようにどろどろ動くモーションキャプチャーの不気味さ。
色々相まって見た事のない"アート"としての完成度は高い。
しかし映画館の座席ほぼ埋まっていてびびる。
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.8

人にオススメできるホラー映画。
不気味でおもしろくて肌が粟立つ感じ、素敵です。
冒頭から抑えていない恐怖演出。
リアリズムを交えたイヤすぎる展開。
玉木宏のこういう演技初めて見たからびびった。観たらも
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ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

3.8

92分間のワンカットは時間の使い方やカメラワーク、照明などあまりに素ン晴らしく映画としての確かな馬力に唸る傑作でした。
けれど、あまりにハナシがやば胸糞すぎてカンタンには人にオススメできないよ。。
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VIDEOPHOBIA(2019年製作の映画)

3.9

東京で女優を目指していた愛は大阪の実家に帰ってくる。着ぐるみのバイトをして日々を過ごしている。ある日クラブで知り合った男性と一夜を共にするが、後日その夜の事がポルノサイトにアップされている事に気づき、>>続きを読む

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.0

妊娠を期に"異食症"と呼ばれる症状になり、身も心も変化してゆく妻、ハンターをヘイリー・ベネットが演じている。
異食症の人はびー玉や画びょう、乾電池や土などを飲み込んでみたくて仕方なくなるのだ。
飲み込
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

浴びるように観た。
洪水のような火柱のような映画体験。ほとばしる人間の力。やっぱり宮崎駿って凄かったんだ。昔から親しんできたからとか懐かしいとか一切なく、今日いまぶっ飛ばされた。拍手も感謝も爽快感もな
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

5.0

ドルビーアトモスで観賞。
いくら何でもおもしろすぎた😭
丁寧に丁寧に描かれるスパイダーマン(ヒーロー)の運命。あまりに残酷で、でもいつか誰もが心当たりある感情なのかも。一作目で沸点を迎えていたはずの本
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

3.5

ランボーおじさん大爆発。
故郷でトラップ仕掛けて準備してるところが、「007/スカイフォール」のボンドや「ワイルド・スピード スーパー・コンボ」のホブスと重なって見えた。
地の利を生かした最後のバトル
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.1

スタイリッシュなルックと近現代的な要素を取り入れた脚本に唸る。
ホラー映画苦手だから観ないです、、って人にもオススメしたい。おもしろすぎるし皆ミーガンが好きになる❤️あとそんなには人が死なないし(たぶ
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怪物(2023年製作の映画)

4.1

めちゃくちゃ揺さぶられた🤯
びっくり箱の外側は夜でした。
あなたたち全員の「問い」や「答え」は、土砂崩れに巻き込まれて埋まってしまえばいいのにな。
ふたりの若い役者に釘づけです。
というか、役者陣の演
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

4.0

異世界の駅に迷い込むミステリー。色々な仕掛けが効いていてとても面白かった。
ホラーな導入からクスッと笑える展開、意地悪な余韻を残すエンディングまで、しっかり味わった。
やっぱり一周目より二周目の方がな
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.2

MCU映画アントマンの3作目。
前作の「アントマン&ワスプ」からもう4年が経つのね。
その4年の間にリリースされたMCU作品多くて展開ヤバ複雑になりすぎてて、もはや超懐かしかったよ最小のヒーロー…。
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.5

ほぼ会話劇。
アイルランドの壮大な景色が広がり、「あ、ここは島なんだ」と気づかされる。
長い付き合いのおじさん2人の絶交事件がきっかけで、島に訪れる変化。
それは小さな世界で見たら取り返しがつかないよ
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.5

「ハケンアニメ!」というタイトルから、
派遣社員がアニメ作る話か~と思っていたら違った。
アニメで覇権を獲ってやる!という強い意思表示でしたね。
伝説のアニメ監督・王子千晴と新人監督・斎藤瞳の、1クー
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

映画「寝ても覚めても」の濱口竜介監督が映画化した作品です。

村上春樹氏の短編集「女のいない男たち」に収録されている「ドライブ・マイ・カー」を基本(ベース)に、
同短編集収録の「木野」「シェエラザード
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紙の月(2014年製作の映画)

4.0

ふつうの銀行員である主人公・梅澤梨花(宮沢りえ)が、
顧客のお金を一万円無断で使った事から始まるなかなかにすごい展開な転落劇。
オレはこのお話大好きで、小説で読んだりドラマ化されたものを観たりしていた
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足跡はかき消して(2018年製作の映画)

4.0

傷ついた父親と、その娘の逃避行のお話。
映像で語らせているので、それほど話追わなくても大丈夫。
とにかく自然が綺麗に撮られていて見応えがあるし、ウサギや蜂・犬・馬など生き物に対する視点も鮮やかでした。
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フロッグ(2019年製作の映画)

3.2

相次ぐ少年の失踪事件、家庭内の不和、怪しい物音。。
サスペンスはサスペンスだけど、ちょっと斜め上を行く驚きの展開が待っています。
脚本が練られていて良いです。
わりと日本のエンタテイメント映画に近いノ
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ズーム/見えない参加者(2020年製作の映画)

3.1

コロナ禍でロックダウン中のイギリス。
ズームアプリを使ってリモート交霊会やってたら
悪い霊を呼んじゃって、
「やべーひえーどうしよー」というお話。
まずマジでズームアプリのみを使って
撮影されてるのが
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.5

エリート大学生4人組が<普通じゃない経験>を求めて、犯罪計画を実行するお話。
実話を基にしており、本人も登場したりします。

悲しいけど可笑しさもあり、その可笑しさゆえになお悲しいという不思議な映画で
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.5

落馬したライダーと彼を囲む人たちの回復(成長)、
もしくはそれでも続いていく人生の物語。
ズシンと来るのにすがすがしい。
これを役者ではなく、ほぼ当人たちが演じている事にびっくり。
ドキュメンタリーに
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.6

最高でした。
ありとあらゆる固有名詞に満ちた現代の真にリアルな恋愛映画。
その中では誰も不治の病にならないし、運命的な超展開も起きない。
ただ恋そのものが奇跡だし、
人が人を好きになるだけ
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

4.5

S・クレイグ・ザラー監督によるクライムアクション映画。
この監督の作品はじめて観たけど「不思議な時間のかけ方をする人だな、、」と思いました。

何かをしている"途中"の描写が長い。
基本的には悪事に手
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監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影(2020年製作の映画)

4.1

「怖いいね」100回は押したくなる。。
超おもしろいけど超々怖い。
SNSは好きだけど、ほどほどにね〜と思う。
「ターミネーター」とは違うスカイネットの反乱。。

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.5

やばい怪しい施設から職員全員ぶち殺して逃げた女の子が、高校生になってもっとすごくなっていた…ぞぞぞ!というお話。
アクションシーンめっちゃカッコいい!
主演のキム・ダミに惚れる or Dieですわ…
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幸福路のチー(2017年製作の映画)

3.3

台湾発のアニメ映画、というのに惹かれて観賞。
アメリカでの生活に疲れ、故郷の幸福路に主人公のチーが帰ってくるところから始まる。
久しぶりの故郷に癒されたり傷ついたり再会したり別れたりしていく。

作画
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悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

4.2

ずっしりと凄みのある年代記。
信仰を軸に色んな因果が絡み合って、どろどろ渦巻くようなストーリーテリングが素晴らしかった。煮え立つ緊張感。。手に汗握った。

加えて最前線で活躍する俳優たちの演技合戦すご
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

4.2

ポン・ジュノ監督の長編映画一作目。
ここからすべてが始まったし、もうどこを切ってもポン・ジュノがあふれ出す。(ポン…🍊)

表層の雰囲気はポップでコミカルでありながら、社会の格差を下敷きにしたドラマは
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.2

あの「シャイニング」の続編。
でも映画の「シャイニング」とはだいぶ違うので、あの狂気の映画を想像すると肩透かし、、?って思うかも。
あくまでスティーブン・キング原作の映画化という文脈で観た方がいいのか
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クライモリ/間違ったターン(2003年製作の映画)

3.2

サクッと終わるスプラッター/ホラー映画。

矢が飛んでくるとか後ろから近づいてくるとか、
木が倒れていて先に進めないとか、
森の中ならではのベタな演出が良かったです。

マウンテンマンたちの不気味な顔
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はちどり(2018年製作の映画)

5.0

最高!
あらすじ読んで「まぁこういう映画なんだろうな」と想像していたまんまを観ているのに、ぜんぜん違った。なんじゃ、この没入感は。
冴えない14歳の少女の1年間をただ追っているだけなのに、完全に気持ち
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

3.5

ゲーム・オブ・スローンズのリアナが虐められまくる映画。。
途中でやめたくなるけど、最後まで観るとちょっぴり救われます。
個人的な復讐劇がいつしか人種の尊厳を賭けた闘いへ。その視点の拡がり方はちょっとす
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フルートベール駅で(2013年製作の映画)

3.6

実話をもとにした映画。
ライアン・クーグラー監督が撮る街の景色が好きです。光の感じとか。
親子で歯みがきするシーンが最高でした。日常的なシーンが多くて良かった。
そのぶんエンディングが辛い。
フィクシ
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#生きている(2020年製作の映画)

3.8

ほぼ集合住宅の中だけで完結するゾンビ映画。
ゾンビが大勢マンションの階段走ってくるシーンが見応えありすぎ、リアリティありすぎで超恐い。。
でもほっこりするシーンもたくさん。
ドローンを使ってウーバーイ
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