ちくわさんの映画レビュー・感想・評価

ちくわ

ちくわ

年間100本ちょいくらい観てる。サントラも好き。これまでに観た特に好きな映画だけをレビューしたい。

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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.7

人は恋をすると世界が変わって見えるとよく言われるもので、舞台のイタリアの避暑地の美しい原風景はエリオの見る世界だったかもしれない。オリバーがあんなにハンサムなお兄さんに見えるのも、恋をしたエリオにはそ>>続きを読む

パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

4.8

これまで生きている間はっきりした答えが出なかった「パンクロックとは何か」という問いの答えが、この映画を観てあっさりと出てしまった感がある。
主演のキッズたちは童貞・頭でっかち・上っ面だけという情けない
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

5.0

「万引き家族」でも全く同じことを思ったのが、貧困=不幸だと描かないことがとても優しい。
どんなに貧しくて親がどうしようもなくても、子供から見る世界は全てが遊び場で、リーマンショックで差押えのあったであ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「デス・プルーフのタランティーノ」が帰ってきた…!月並みな言葉だけど、観てるこっちが恥ずかしくなってくるくらいに「映画愛」で満ち溢れた大傑作!!
デスプルで延々と続くストーリーに全く関係のない会話や音
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星空(2011年製作の映画)

4.5

「想像力」を、辛い現実を健気に生きる子ども達の駆け込み寺として描いている映画に弱いので、「パンズ・ラビリンス」や「この世界の片隅に」にも通じるこの映画にももちろんグッときた。
WEGの音楽の流れるなか
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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ドラクエ5を少なく見積もっても20周はクリアしている自分の率直な感想は、「悪い映画じゃないしむしろ楽しいじゃん!」というところでした。個人的に日本で一番苦手な監督の作品で評判も悪かったので全く期待して>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

4.9

オシャかわ映画の代表格と言われがちだけど、アメリの成長譚として観るとこんな心温まる映画はほかにはないんじゃないかなと。
人の小さな幸せを自分の幸せのように感じられるような優しい人は間違いなく幸せになる
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ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

5.0

退屈で閉塞感の漂う北欧の田舎町で、雪の降り積もる中2人が心を通わすシーンがなんとも暖かい…それも「ゲレンデがとける」ような仰々しいものではなく、健気でか弱いけど消えることのない深い愛情…それが音楽や主>>続きを読む

劇場版 テレクラキャノンボール2013(2014年製作の映画)

4.5

全編に渡って失礼で汚くてバカでどうしようもない映画で、少なく見積もって3回は吐きそうになったのに、ラストの後光のさす女神の降臨により、人が生きることの尊さを謳った映画に化けてしまうとんでもない一本。>>続きを読む

鉄塔武蔵野線(1997年製作の映画)

4.8

まだ自分がこの映画に出てきた伊藤淳史くらいの年齢のときに初めて観て、20年近く経って改めて観返してみたら、何か大切なものを幼少期に置いてきてしまったという寂しさが込み上げてきた。
少年がたまたま興味を
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チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

4.7

リブートだけどホラー映画の定番はしっかり踏まえる、現代風刺も入れるけど説教臭くなくただ楽しい!普段映画を観ない層がホラー映画って楽しいじゃん!ってなるような傑作だった!サービス精神が溢れる!
「悪魔の
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君が君で君だ(2018年製作の映画)

4.8

自分のようなアイドルオタクの話なんじゃないかと思った。
推しには干渉せず遠くから見守るだけ。推しを喜ばせるために、オタクは各々の自分の役割をもって接し、推しの一喜一憂はオタクみんなで共感をする。アイド
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パディントン 2(2017年製作の映画)

5.0

まさかこのもふもふくまちゃんに人生観を変えられるとは思いもしなかった。
顔を見られないネット社会で他者を容易に傷つけてしまうことができてしまう今の世の中だからこそ、「親切を怠らない、人のいいところだけ
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宇宙からのメッセージ MESSAGE from SPACE(1978年製作の映画)

4.9

10年くらい前に銀座のフィルムセンターで、「宇宙からのメッセージ」という足りない技術力と東映の常連俳優陣でスターウォーズに便乗して制作したトンチキなSF映画が上映されるという噂を聞きつけ、暇だったから>>続きを読む

犯罪都市(2017年製作の映画)

4.6

脈々と受け継がれてきた大林宣彦監督を代表する一瞬の輝きを切り取ったアイドル映画の歴史に新たな一本が加わってしまった。
自慢の二の腕で悪い奴らに次々と張り手を食らわすという唯一無二のとんでもないアイドル
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ズートピア(2016年製作の映画)

5.0

差別に反対という強い信念を持っていても人の心には偏見が潜在する、その偏見が浮き彫りになってしまうあの記者会見のシーンがとにかく恐ろしい。しかも映像だけみると可愛いうさぎさん達がやいのやいのしてるだけと>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.8

劇中で校長が論じていた「正しいことか優しいことのどちらかなら、優しいことを選べ」という教訓がこの映画の一つのテーマにもなってたように思う。
オギーを太陽系の中心に、周りの人達が次々と優しさに取り込まれ
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バトルシップ(2012年製作の映画)

4.7

ロードショー中に3回みた程の「バトルシッパー」なので、好きな映画なに?って訊かれて「バトルシップ!!!」って答える人は皆ソウルメイトだと思っている。

ONCE ダブリンの街角で(2006年製作の映画)

4.6

劇中で二人が唄う音楽の歌詞やメロディーが二人の心情に直結している作りや、その音楽が二人を結ぶきっかけになっているのが、説明的でなく感覚で伝わってくるのでとにかく気持ちいい!
中盤でスタジオ貸し切ってレ
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.9

高校3年間、男子校の軽音学部で青春を謳歌していた。作曲するも何かのパクりになってしまう・何かと映像に残しがち・学校側に楯突くといった軽音あるあるをいくつもやってくれたので、地球の裏側でよくぞ自分の青春>>続きを読む

スカイライン-奪還-(2017年製作の映画)

4.5

ザ・レイドのあいつらが共闘して宇宙人を返り討ちにする、という盆と正月がいっぺんに来たような最高の一本!!
シラット対宇宙人のアクションシーンをもっと観ていたかった、なんならザ・レイドくらいの尺でやって
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ワンダーランド駅で(1998年製作の映画)

4.5

恋愛を神格化したり、これは運命だ!みたいな映画がどうも苦手なので、この映画くらいが丁度いいわ〜心地よいわ〜ってなる。
恋愛なんてものは所詮タイミングで椅子取りゲームみたいなものだし、そのときの気分次第
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

「好き」という感情は、人間の原動力そのものであるが、一方で益体もなく狂気にさえもなる。
あるアイドルを応援してかれこれ7年になる。現場で仲良くなったアイドルオタク達は、熱量はまちまちではあるが、何の見
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.9

The Damnedのドキュメンタリーの中で「ダムドの楽曲は強盗が逃走するときに流れるBGMのようだ」と言われていたが、まさにそれをこの映画でやっていて爆アガってしまった!
エドガー・ライト監督はショ
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奇跡(2011年製作の映画)

4.8

自分の人生を無理に幸せなんていう必要はない。人生に絶望してしまってもいつかきっと良くなる。知らない土地に行ってワクワクしたり、人の優しさに触れていくことで人生は「悪くない」と思えるようになる。ラストシ>>続きを読む

ゆれる人魚(2015年製作の映画)

4.6

文学や音楽や絵画と違って、映画はそれらを包括した総合芸術であるから、アカデミー賞なんかでは数え切れない部門の賞があるし、例え何かの要素が足りなくても特に秀でているものがあればカルト的な人気となる映画も>>続きを読む

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

5.0

サッドヒルの三つ巴に向かって物語がゆっくり進む様、クライマックスを盛り上げるモリコーネの壮厳な楽曲、自分の中では「デスプルーフinグラインドハウス」と「カリフォルニア・ドールズ」とこの続・夕陽の3本が>>続きを読む

恋人たち(2015年製作の映画)

5.0

もし自分が家族を亡くし生きる希望をなくしてしまったとき、どんな言葉をかけられたいだろう。逆に絶望に押しつぶされそうな人に対し、なんて声をかけたらいいだろう。
妻を亡くした彼に対し彼の同僚がかけた言葉は
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.6

人の悩みの大半は人間関係に起因するもので、人と極力接触せず、アンモナイトのように自分の世界に閉じこもっていれば、悩みもせず波風立たずに過ごせるだろう。
しかし、人間関係を疎かにしているといつかそのつけ
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.0

あんだけ前作で涙腺のダムにストレート叩き込んで決壊させられたアドニスに対し、今作の終わり辺りで「安全圏からジャブ打ってるだけじゃねえか…」と失望してしまった。
そんななか、ロッキー4では殺人マシーンと
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イップ・マン 葉問(2010年製作の映画)

4.8

「ロッキー4」を引き合いに出されることが多いんだけど、同じ敵討ちのお話とはいえ映画そのものの熱量で比較したらロッキー4の数十倍は熱いんじゃないかと思っている。(そもそも勝つことに貪欲だったドラゴに対し>>続きを読む

ホステル(2005年製作の映画)

4.8

イーライ・ロス監督は、人間らしさとは何かというのをテーマにした映画作りに長けている人なんだと思う。
時には欲望に負けてしまったり、時には残酷になって誰かを攻撃してしまうのが人間だけど、他者に対する思い
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カリフォルニア・ドールズ(1981年製作の映画)

5.0

こつこつ続けていればきっといつかいい事がある。嫌なことがあっても、ユーモアや、時には「正しくないこと」で跳ね除けることができる。ラストの回転逆エビ固めは、ドールズとプロモーター3人の努力の結晶であり、>>続きを読む

くまのプーさん(2011年製作の映画)

4.8

ドラッグや酒に手を出さず、手っ取り早くトリップしたければこの映画を観るのがいいと思う。ハチミツ(ドラッグ)中毒の熊が禁断症状を起こし幻覚を見始める様は、子供向け映画とは思えない中毒者にしか到底辿り着け>>続きを読む

ラースと、その彼女(2007年製作の映画)

4.8

普段大人しくてちょっとシャイだけど人柄の良いおじさんが、次の日ダッチワイフを連れてきて「彼女ができた」と言ってきたら、普通距離を置いてやばい奴認定してしまうだろう。しかしこの映画の人柄おじさんの周りの>>続きを読む

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

5.0

色々なものを経験して人は成長していくけど、成長の過程でいつのまにか消え去っていってしまうものもある。大人になったとき、昔の写真や映像を見たりして、消えてしまったあいつを思い出して懐かしさと寂しさが込み>>続きを読む

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