jocxさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

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エリック・クラプトン~12小節の人生~(2017年製作の映画)

3.8

天才ゆえに凡人には計り知れない悩みや苦悩、そして自分自身への葛藤。それが薬や酒に溺れて、とても息苦しい。私の知っているクラプトンからは程遠い。それゆえにこの天才は人間らしい。クラプトンファンなら時間の>>続きを読む

コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

4.0

テレビから映画へ、の流れは各局多くあるが、この作品は脚本の勝利でしょう。古沢良太の本はいつのまにか一緒に呼吸をしている。テンポの良さと映像のマッチングが小気味良い。役者も力が想像以上に出ていて、観てい>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

-

漫画の世界観をどこまで表現できるのか、またアニメで吹き込まれたキャラクターの息吹ををどこまで感じられるのか、期待と不安を抱えての鑑賞。私的には満足した。
ワイヤーアクションの迫力とスピード、CGの雄大
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.8

どうしても竹内涼真と西島秀俊を聴きたくて吹き替えで観ました。はじめは主人公の年齢設定が思ったより年上だったので違和感がありましたが、物語が盛り上がるにつれて違和感はなくなりました。ただ、飯豊まりえの声>>続きを読む

シャザム!(2019年製作の映画)

3.8

DCコミックはどちらかといえば物語性が強いので絵本を読んでいるようだ。子どもが大人になるヒーローをザッカリー・リーヴァイが楽しく演じている。この手の映画は楽しく観られればいいです。笑いどころも満載で、>>続きを読む

名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

3.7

平成最後の映画は名探偵コナン。平成を駆け抜けた人気アニメを観られたことはなんとなく感慨深い。
事件の現場はシンガポール。
予告でどうやってコナンがシンガポールに行ったのか?キッドがなぜ撃たれたのか?な
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私は、マリア・カラス(2017年製作の映画)

3.8

この歌声はどこかで聴いていた。特にカルメン、幼い頃レコードがあった。素晴らしい歌声、直に聴いてみたかったな。53歳という若さで亡くなったミューズ、平凡な女の幸せを願い、常にマスコミに晒されて、それでも>>続きを読む

未来を乗り換えた男(2018年製作の映画)

3.0

この手の映画は前知識がないと損をする。
映画の間、かなり混乱した。ナチスの話でもないし、難民の話でもないし、架空の事件と分かるまでに時間を費やしてしまった。ストーリーはそれなりに面白かったけど、終わっ
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

3.8

ユダヤ人の迫害は知っていても当事者の思いは計り知れない。そんな気持ちを代弁するような映画。ゲットーから逃げたポーランドのユダヤ人、兄弟のように育った親友がドイツ軍から守り逃し、その際スーツの型紙をもら>>続きを読む

ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

4.3

いまだにロシア🇷🇺とアメリカ🇺🇸の戦争触発で映画が作れるのがすごい‼️多分、もっと前に作れた映画なのではないかと思う。このGWに隠されて目立たない存在だけど、非常に面白かった。ひと昔前の脚本であること>>続きを読む

ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス(2018年製作の映画)

3.3

数あるファッションの中で、こんなにも変わらず力強いのは、彼女の生き方が変わらないからであろう。会社という一部に支配されているのではなく、自分で全てをこなすデザイナー。ドキュメンタリーなので、ファッショ>>続きを読む

天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

3.9

なかなか面白い展開だった。ノーベル賞という権威ある受賞の影で隠された真実。仲の良い熟練夫婦は実は砂上の楼閣のような生活。しかしその砂は長い年月、硬くなりいつの間には砂の上に住んでいることを忘れてしまう>>続きを読む

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.9

アベンジャーズ初心者は前もって予習していくといいかもしれない。マーベルは観たり観なかったりなので話しが見えないところがあったけど、今回はわかりやすかった。マーベルの成り立ちが「Mr.ポストマン」のマー>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

3.5

副題で釣られてしまった。クリスチャン・ベールの演技力と9.11テロの後のアフガン侵攻は納得の内容。しかし、あまりにも急速に事が進み、強いアメリカが怖いアメリカになり、気がつくと国民は置き去り、勉強不足>>続きを読む

ダンボ(2019年製作の映画)

4.0

ティムバートンらしい映画、ディズニーのアニメーションのダンボを想像して行くとガッカリする人もいるかもしれないが、新しいダンボであり、お得意の家族の絆を表現した心温まる映画。悪は懲らしめられ、正しいもの>>続きを読む

九月の恋と出会うまで(2019年製作の映画)

3.3

若い世代には支持されるけど、ある程度年齢がいっていたり、映画好きには想定内の話しなので物足りないかも。それでも高橋一生と川口春奈のやり取りは、ほのぼのしていて脚本に無理がない。ありがちではあるが、ラス>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.5

ただ笑いたければこの映画がある。「パタリロ」で有名な魔夜峰央先生の原作、キャラクターは漫画から抜け出たような感じ。
とにかく埼玉という土地柄と千葉という土地柄の自虐的ネタが面白い。関東圏以外で受けるか
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.7

アカデミーで話題の作品だったので観たかった。作品自体は衣装やセットが美しく、撮影も落ち着いた色で18世紀を表している。役者も良い。だけど、この女の三つ巴がなんとも恐ろしく、人間というか女というか、見た>>続きを読む

劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

3.7

劇場は若い人よりも40代50代が多かった。それだけ懐かしいのだろう。私も久しぶりに冴羽獠に会えるので楽しみ。懐かしい顔ぶれ、ワクワクするTMNのGET WILD
最後まで楽しめたし、神谷明さんが、いつ
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サムライマラソン(2019年製作の映画)

3.0

安中は所縁がある土地なので観たが、なんだかとっ散らかった映画で、本質から外れて、いかにも外国の監督が作った感じ。肝心の遠足(マラソン)も途中からどこか行ってしまったし、歴史的背景も気薄。演技派の良い役>>続きを読む

メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

4.0

懐かしさ満載の作品、昔のミュージカル映画はこんな感じだったなぁ、と思う。ミュージカルが大好きな人にはたまらない。ディズニーのキャラクターも昔風でロンドンの風景も美しい。メリーポピンズはいつでも夢の世界>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

マイノリティー社会が浮き彫りにされ、人種差別や性差別の偏見や寛容を見つめなおされた今年のアカデミー賞だからこそ取った映画だけではない、当時のアメリカのリアリティーだからこその映画なのだ。設定も面白い、>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

3.6

クリント・イーストウッドの為のの映画といっても過言ではない。年齢、生き方、彼そのものを観ているようだ。公開前なので、あまり語ることはできないが、脚本は10年前のクリント・イーストウッド制作、監督、主演>>続きを読む

フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

3.5

百田尚樹の本らしい映画。とにかく主演の2人が清々しい。表情のアップが多いので引き込まれる。原作を読んでいると、物足りなさは感じるが、百田作品は映画化が似合う。それから野間口さんの駅員ぶりが流石カメレオ>>続きを読む

鈴木家の嘘(2018年製作の映画)

3.5

この映画はプロモーションでやられてしまった。もっとコミカルに描かれているのかと思ったけど、残されたものの傷に触れて重く悲しい。個人的な感想だけど、デリケートな問題だからかグリーフケアーのシーンは遠慮し>>続きを読む

ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.7

これだけ有名な人物だと、感動作品を期待してしまうが、この作品は月面に最初に降りた人物の話しなのにも関わらず、淡々と進む。まるで、月面に降り立った人の人生も一般の人の人生も何ら変わらないかのように。彼の>>続きを読む

七つの会議(2018年製作の映画)

3.8

原作を先に読んでいると、誰を中心に描くのかで、別の作品になる。以前、テレビでは原島が中心だったが、今回は八角。野村萬斎が、持って生まれた品の良さを封印して堕落した八角を演じているのだけれど、なんとなく>>続きを読む

世界で一番ゴッホを描いた男(2016年製作の映画)

3.6

ゴッホの複製、すごい熱量。しかし、所詮は複製。金の為に平気で複製を売り、その商売を正当化する。そして、主人公は複製を描きながらゴッホをリスペクトしている。天才は本物しか作らない、この男が圧倒されて酒に>>続きを読む

十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

3.8

12人というとヘンリー・フォンダの「12人の怒る男たち」を思い出す。この12人は裁判の陪審員の数、この話も、死ぬという行為に対して陪審員制度で決めていく。生と死は簡単に答えなど出ない。人なんて簡単に死>>続きを読む

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.9

東野圭吾でこのキャストなら外さないだろう、と思って観たけど最後まで楽しめた。
原作に近く、いいところだけ映像化している。長澤まさみの役柄がぴったりでこんなホテルなら宿泊してみたい‼️と思わせるくらいホ
>>続きを読む

華氏 119(2018年製作の映画)

3.5

誰もがトランプが大統領になるとは思わなかった。このお騒がせ男は、ある意味正直である。思ったことを後先考えずに発言する。この男にアメリカの最高権力が与えられても、国民の為、世界のリーダーとしてやったこと>>続きを読む

ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~(2018年製作の映画)

3.5

ホイットニーの関係者から聞き取るドキュメンタリー。あんなに美しく、神様からもらった声、彼女のデビューの頃から好きだった。なのに、地位と名声と手に入れた途端、彼女の周りから音を立てて崩れてゆく。そして、>>続きを読む

シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

3.8

ディズニーは人間の基本的に必要な感情を描くから感動し、安心して見られる。インターネットが分かりやすく、そして面白可笑しく描かれている。あれこれ解説する必要のない映画。あえてゆうなら、エンドロールのお約>>続きを読む

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.7

今年1本目はこれでスタート‼️介護現場って、する方もされる方も綺麗事ではないんだろうな…と痛感する。障害者という言い方は好きではないが、人間らしく生きることは遠慮をしない事、辛い時は辛い、嫌な事は嫌、>>続きを読む

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.0

凄い映画を観てしまった感がある。「タクシー運転手約束は海を越えて」以来の韓国映画。ほんの30年前、その時日本はバブル絶頂で韓国で行われていた事件、出来事など全然知らなかった。一党独裁の恐ろしさ、間違っ>>続きを読む

泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)

3.8

将棋の世界の規律の厳しさ、実力社会は時に残酷。その中で「好き」とうこと、続けるという決意、そして夢を追いかける事の難しさ。年齢という壁と自分の限界の見極め、苦悩を松田龍平が淡々と演じている。その姿はと>>続きを読む