ヒッチコック映画常套の演出。目撃した殺人事件を信じて貰えないどころか、自分が意図しないうちにその事件の当事者に巻き込まれていく恐怖。後にモナコ王妃となるグレイス・ケリーが美しい。
巨匠黒澤明最後の時代劇。シェークスピアのリア王に出てくる三人の娘を息子達に置き換えた脚色。権勢を誇った父が老いた最後には道化師しか付いていなかったという哀しい結末。
藤沢周平の原作を損うことなく味がある時代劇になっています。女性剣術士を支える夫が意外と頼りになって、脚本の上手さを感じます。
キムタクは何を演じてもキムタク。木村拓哉以外の実力派俳優でこの作品を観てみたかった。剣術指南役の緒形拳がさすが渋い演技してます。
女性のファンも多い新撰組だが、結成当時の隊員の実態は浪人、出奔者、渡世人あがり等の雑多な人間の寄せ集めであっただろう。幕府だ尊皇攘夷だ薩長だという前に、父として家族を食わしていかなければならない切迫し>>続きを読む
藤沢周平原作を山田洋次監督が丁寧に仕上げた素晴らしい武士物ですが、鬼の爪なる秘剣は最後に敵役緒形拳を仕留める時に明らかになる。永瀬正敏と松たか子との純愛も清々しい🙌
三船敏郎と並び黒澤映画の顔である仲代達矢が武田信玄の影武者を演じるが、黒澤明はこの頃からストーリーよりも映像美の追及に傾いていきましたね。
織田裕二が無謀にも黒澤映画の三船敏郎に向こうを張った当作品だが、そこそこ良く仕上がっていたと思います。
三船敏郎演ずるいかにも腕のたつ浪人椿三十郎と若手藩士達のコミカルなやり取り、腹の座った家老の奥方など黒沢映画のコミカルな部分が良く出た作品です。
でもちゃんとラストには三船敏郎vs仲代達矢の居合いによ>>続きを読む
三船敏朗と仲代達矢は黒沢映画で永遠の好敵手ですね。それにしても三船敏朗は上級武士でなく素浪人がはまり役です。
黒沢明作品に珍しい現代を舞台にしている。演技としては刑事役の仲代達矢と犯人の山崎努の対決が見ものであります、
1954年のこの日本映画が世界の多くの映画制作者にとんでもない影響を与えたことは我々日本人の誇りです🙌
ウィンチェスターという画期的なライフル銃を主役にした西部劇ですが案外面白かったです。空中に投げ上げたコインの穴を撃ち抜く腕前は、あれは演出?それとも本当ならunbelievable❗
ネイティブインディアンは別としてアメリカの歴史は古くはないので西部開拓史を学ぶことで今日のアメリカの礎を知ることができます。この映画は交通手段が幌馬車しかない時代にアメリカ大陸を東から西に大移動して新>>続きを読む
コマンチ族に連れ去られた姪を救うために追跡を続けるガンマンの物語。主人公のインディアンへの憎しみが強く描かれているが、その理由も劇中で明らかにされる。ジョン・ウェインの性格描写が単なるヒーローとして描>>続きを読む
クリント・イーストウッドによる第一作でのヒットを受けた二匹目のドジョウだが、ストーリーはそこそこ面白かったようなかすかな記憶。
クリント・イーストウッドといえば昔はマカロニウェスタンのヒーローだったとは、今の社会派監督兼俳優の姿からは隔世の感ありです。ストーブの鉄蓋をポンチョの下に潜ませて防弾チョッキにする演出はウケましたね。
まあ西部は荒くれ者ばかりとは言うものの、ここまで分別無い大人ばかりだったとは思いたくないような無秩序な町が舞台になって、おまけに一人のヤクザなガンマンを巡って二人の女の奪い合い、殺し合いがガチに展開さ>>続きを読む
OK牧場の決闘のヘンリー・フォンダ版でこちらの方が11年も公開が先です。彼のワイアット・アープはクールでちょっとハニカミ屋。モノクロ映画がかえって殺伐とした西部をその当時のように描けてますし、オーマイ>>続きを読む
ゲイリー・クーパーが孤立無援の保安官として悪党一味と街中で真昼の銃撃戦を展開。守ってあげる当の市民は逃げ腰で誰も手助けをかって出ず、死闘に勝ち残ったものの虚しさに襲われる保安官。ゲイリー・クーパー演じ>>続きを読む
バート・ランカスターのワイアット・アープですが、ヘンリー・フォンダの荒野の決闘に軍配を上げます。
ジョン・ウェインが西部開拓史伝説のヒーロー、デイビー・クロケットを演じ、歴史に名高いアラモ砦の戦いを描いた作品。メキシコ軍の圧倒的戦力にテキサス独立軍は全滅してしまった。後にブラザーズ・フォーも歌いヒ>>続きを読む
30年振りにNHKのBS-Premium録画で観て、自分の過去コメントに間違いがあることに気付いたので、修正して再投稿します。
居留地を離れたインディアンと戦う騎兵隊の勇姿を描いた西部劇ですが、意外な>>続きを読む
シェーン、カムバック!余りにも有名なラストシーンですね。シェーンが馬に揺られて登場する冒頭やラストで去っていくシーンの背景に映る美しい山並みはグランド・ティートン国立公園の山々です。イエローストーン国>>続きを読む
黒澤明の「七人の侍」に触発された西部劇だが、そうそうたる大スターの揃い踏みで原作に負けないレベルの高い娯楽作品になっている。こんな配役、当時でもよく実現したものだと驚愕するし、映画史に残る名作を残して>>続きを読む
マリリン・モンローと西部劇のミスマッチと思いきや、美脚あらわにピアノに腰掛け「ノーリターン、ノーリターン」と艶っぽく唄う姿に痺れてしまいました。ロバート・ミッチャムも強さを抑えた男気の存在感、そしてマ>>続きを読む
私にとってアメリカ映画の原点。ジョン・フォード監督がモニュメントバレーをロケ地として紹介して以降、数多くの映画やCM、ミュージックビデオの端々に見覚えのある景色が登場します。フォレスト・ガンプ一期一会>>続きを読む
最後の最後に神が悪魔に打ち勝って心から良かったと、ほっとしたのを覚えています。凄いシリーズでした。
キリスト教徒なら怖さはさらに増すのでしょうが、そうでなくても悪魔の存在を信じてしまうような戦慄を覚えた映画でした。
この第一作からオーメン3まで、おぞましくも恐ろしい悪魔と神父達の凄惨な闘いが始まる。ダミアンって名前は忘れたくても一生忘れないだろうな。
実際に観たのは劇場版なので、このエクステンディッド版は語れません。
シリーズ第三作目で、フロドがついに指輪を滅びの山の火口に破棄し、サロモンの魔力を断つまでの壮絶な旅路を描く。
シリーズ第二作目でオークの大群との死闘が一番の見どころでしょう。
こんな映画観たことない。CGと実写の合成技術もここまで極まると、描けない世界はないですね。オーランド・ブルームがめちゃくちゃカッコ良くて、この後のブレイクはご存知の通りです。