父が犯人なのか?
これを巡る法廷劇は本作のスパイスであり、決して主となる部分ではない。
この作品が描くのは、長年深い溝のあった一家の交流とそれぞれが内に秘めた想い。それが本作の本当の姿だ。
母の>>続きを読む
戦時中、ナチスドイツに奪われた無数の美術品を奪還し、持ち主に還すべく戦った男たちの物語。
こう言うと一見大真面目なのだが、どこか全体的にノリが軽く所々笑いを挟んでくる。
しかし戦争中の事実に基づいた>>続きを読む
予告編で見せた「飼い主がいないときのペットの日常」を期待してはいけない。
本作が描くのは街を知らないペット達の冒険活劇であり、友情物語だ。
(予告編と本編の印象の違いはベイマックスに似たものがある)>>続きを読む
戦後日本を元気づけた初代映画ゴジラ。
そこで描かれた戦後、核、日本といったテーマを強く意識し作られたこの新作で、ゴジラは日本のものなのだと再認識させられた。
賛否両論あったギャレス版ゴジラは、それは>>続きを読む
家族の絆と大海の冒険を描いた前作「ファインディング・ニモ」
興行的にもピクサー史上最高の作品となった本作。
「ファインディング・ニモ」の世界観で展開される物語は、どこか「トイストーリー」シリーズやそ>>続きを読む
冷戦時、信念を持ってスパイの交換交渉を行った弁護士を描く実話。
敵国のスパイを弁護するという複雑な立場に置かれた弁護士ドノヴァン。祖国の市民からは批難され、次第に家族にも危険が及ぶ。
そんな状況下に>>続きを読む
苦節11年、誰かがリークしたテスト映像をファンが盛り上げ、そのファンの後押しを得てスタジオから少ない予算と引き換えに創造上の自由を獲得したライアン・レイノルズが実現したデッドプール映画化。
それはどう>>続きを読む
シャマランが仕掛けるモキュメンタリーホラー。
初めて会う祖父母の家に姉弟2人で1週間滞在することになったが、どうやらこの祖父母の様子がおかしい…。
姉が撮ったドキュメンタリーという設定で描かれるため>>続きを読む
古典的なグレイタイプ宇宙人とオタク2人のロードムービー。
小ネタがSF作品や実際にあったUFO事件にまつわる物が多いので、その辺を知ってるとより楽しめる作品です。
しかしコメディとしては結構お手軽で>>続きを読む
ルッソ兄弟の有能さがキャップの魅力を最大限引き出しているMCU最高傑作。
シビルウォーを見てもわかるがこの監督は本当に見せ方が上手い。派手なだけじゃないアクションの面白さをわかって作られてるなーと常々>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
MCU(マーベルシネマティックユニバース)の中でウィンターソルジャーが一番好きだった人にとって、シビルウォーはこれ以上ない最高の続編と言えるだろう。
様々な思惑が交錯する中で、かつてない大乱闘を繰り>>続きを読む
1人の男の復讐劇の舞台となった雄大な自然を描く、と言っても過言ではないぐらい自然がフューチャーされている。
ストーリーはごくごく単純で、重傷を負い身動きの取れなくなった主人公が仲間の男に目の前で息子>>続きを読む
1960年代、時は正に冷戦の時代を舞台にアメリカのCIAエージェントとロシアのKGBエージェントがタッグを組み世界を核の脅威から救うという一見なんとも珍妙な設定の映画だが、バディものスパイアクションと>>続きを読む
前作スカイフォールで一皮向けたダニエル・クレイグ版007。
物語的にはクレイグ版の終着点とも言えるため、少なくとも『カジノ・ロワイヤル』『慰めの報酬』『スカイフォール』はしっかりと見ておく必要がある。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
スーパーマンの活躍を描いた「マン・オブ・スティール」続編として製作された本作。
おそらく多くの人がその経緯からスーパーマン主体の映画だと思っていたかもしれないが、いざ蓋を開けてみれば実のところバットマ>>続きを読む
怪傑ゾロの活躍を描いた名作アクション映画。二代目ゾロを演じるのはアントニオ・バンデラス。初代ゾロにはアンソニー・ホプキンス。そしてその娘にはキャサリン・ゼタ=ジョーンズという豪華っぷり。
本作のメ>>続きを読む
ドギツイ下ネタ満載の傑作コメディ続編に、ギリギリの人種ネタまでぶっこんできた本作。
ストーリーは前作よりも面白くなり、コメディ部分は豪華な出演俳優を使ったパロディネタが目立つ。中でもリーアム・ニーソ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
最近はホラーに偏りまくっているスペイン映画。
しかし本作は久しぶりに重厚でヌメヌメとした雰囲気を持った正にスペインらしい映画と言える。
2人の刑事が田舎町で起きた連続少女誘拐殺人事件を追うという単純>>続きを読む
長年犯罪に関わってきた(語弊がある)ロバート・デ・ニーロが、アン・ハサウェイと2人でコメディをやると聞いて驚いたのは私だけではないだろう。
それもアン・ハサウェイ演じる若手女社長直属の70歳のインター>>続きを読む
ストーリーは確かに弱い。
敵サイドの行動理念があやふやで、主人公の言動は幼く観客からは反感を買うだろう。
しかしそんな欠点を抱えつつもこの映画は多くの人の記憶に残る作品だ。
もちろん良い意味で。
な>>続きを読む
「別にカーアクションは好きじゃないなあ…」という人もご安心。
ステイサムやヴィン・ディーゼルの格闘。ポール・ウォーカーの軽やかなアクション。ミニガンをぶっ放すロック様。他にも数え切れないド派手なアクシ>>続きを読む
ナチス及びヒトラーを描いた作品は数多く存在するも、ヒトラーとその側近達の"人物像"に焦点を当てて描いた作品はおそらくこの作品が唯一のものかと。
『ヒトラー 最期の12日間』という邦題からはヒトラー>>続きを読む
軍法会議からの逃亡生活を送る元軍人で今はホームレスの男が、自分の本質を知り修道女と心を交わす一夏の時間。
実はそんな映画。
ステイサム主演で主人公が元軍人と聞くとどうしてもアクションしか思い浮かば>>続きを読む
パルクールそのものを題材にした作品はまだ数は少ないが、古くは「YAMAKASI」そして有名なもので言うとパルクール創始者であるダヴィッド・ベル本人主演による「アルティメット」シリーズなどがあり、最近で>>続きを読む
「ウォッチメン」や「V フォー ヴェンデッタ」を生み出した漫画原作者、アラン・ムーアは「ヒーローというのはスーパーパワーがあるとかコスチュームを着ているって事じゃない。自らの意思でもって世界を良くしよ>>続きを読む
時は12世紀、聖十字軍の騎士ジェイコブ(ヘイデン・クリステンセン)とその師であるガレイン(ニコラス・ケイジ)。
ある戦いを機に2人は聖十字軍を離れ、主人公ジェイコブは遠い異国の地、中国へと来ていた。>>続きを読む
舞台は枯れ果てた近未来。
辛うじて文明を保つ都会がある中、世界のほとんどは渇いた土地となっていた。物語はその渇いた土地で生きる人々を描く。
一本の映画が三章に分かれて構成されており、章ごとに主人公と>>続きを読む
最強のパパことブライアン・ミルズ。
彼の活躍を描くシリーズ最終章の本作は、今までずっと"追う側"だったブライアンが遂に"追われる側"となる。
妻殺しの容疑をかけられ警察に追われる立場となったブライ>>続きを読む
まさか子供同士の喧嘩が原因でこんな事になるなんて…
2年前のある事件を機に潜入捜査官を辞職し、娘と2人で故郷に帰ってきた主人公フィル・ブローカー。
しかし娘が転入した学校で些細な問題に巻き込まれ、フ>>続きを読む
「コーヒーをめぐる冒険」の後に主演俳優のトム・シリングが気になりこの映画を発見。
大した前情報もなく特別期待もせず見てみると…なんだこれは面白いじゃないか!
映画は主人公ベンヤミンが取り調べ室で女>>続きを読む
まずこの脚本を書きあげた事に脱帽するしかない。思いつくだけならまだしも、このクオリティで表現されたらどんな文句が付けられるだろうか。
老若男女問わず楽しめる事は間違いなく、誰と見ても感想を共有できる>>続きを読む
事故、火災、強盗、殺人…そんな特ダネを追いかける狂気のパパラッチをジェイク・ギレンホールの熱演で描く。
仕事が無くコソ泥をやっていた主人公ルイスは、ある日パパラッチという仕事の存在を知る。
見よう>>続きを読む
ストーリーと呼べるものは何も無く、フリーザが復活してただそれを倒す映画。
でもその過程すらもなかなか呆気ない。特に光線銃とウィスの能力のくだりが映画をつまらなくしていてなんとも残念。
良かったのは>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
2005年に1作目、2007年に2作目が公開されたファンタスティック・フォー。
本作はそのリブート版となる。
最近はほとんど何をやっても失敗する事のなくなったMARVEL作品の映画化。しかしそんな現>>続きを読む
アベンジャーズの新たな仲間となるアントマンの活躍を描いた本作。
アベンジャーズへは2016年公開のキャップ3こと「キャプテンアメリカ:シビルウォー」から合流を果たす事が判明している。
予告編ではかな>>続きを読む
火星に一人取り残された男と、彼を救出する為に動く地球の人々をユーモアたっぷりに描いた傑作SF映画。
原作は名作と名高いSF小説「火星の人」
極限まで絶望的な状況でも、決して希望とユーモアを忘れず。植>>続きを読む