さいらーさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

ガールズ&パンツァー 最終章 第1話(2017年製作の映画)

4.1

劇場公開されているが、ノリはTVシリーズである。
そして1時間という尺は単純計算でTVシリーズ2話ぶん。

前半30分、このシリーズがどういう方向で話が進んでいくのかを描きながらの新キャラ紹介パート。
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ピープルvsジョージ・ルーカス(2010年製作の映画)

4.4

スターウォーズファンの語るスターウォーズとジョージ・ルーカス。


大好きだけど大嫌いで、でもやっぱり大好き。ファンのそんな悲痛な叫びを伝えるドキュメンタリー。
公開当時の世間やファンの反応を知るには
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.8

あまりにも無駄が多すぎる。
展開にツイストを効かせすぎて、結果的に何の意味もない無駄なシーンが多い。

フィンとローズの行動は全てが無駄。1時間くらい使ってるのに何の意味もない。どころかこいつらが原因
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.6

第二次世界大戦、沖縄戦において米軍から「ハクソー」と呼ばれた激戦の地。
その地でただ一人、銃を持たずに戦場を駆けた青年が居た……。


戦争映画ではあるが戦争そのものではなく、ある一人の奇異な青年にス
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

4.4

やればできるじゃんDC!!
BvSまでのただひたすらに暗く笑いどころもない映画をワンダーウーマンで脱却し、ジャスティスリーグではそれを確実なものにした。

それでも個性として、MARVELの陽に対して
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.5

「バトルロイヤル」なんて邦題を付けた人間は絶対に許さない。


それはそれとして、常に面白くなり続けるMCUには心底驚かされる。
特にダークワールド→ラグナロクの進化は目覚ましい。舞台を完全に宇宙に移
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.3

正義もクソもないタランティーノ節が効いた密室西部劇。


会話劇で構成される前半から一転、怒涛の展開を見せる後半の追い込みがとにかく熱い。

でもそこまでタランティーノ推しではない自分は前半の会話劇の
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特捜部Q キジ殺し(2014年製作の映画)

4.4

特捜部Qシリーズ第二作目。

北欧独特の陰鬱とした雰囲気で描く20年前の殺人事件の真相とは。

特捜部Qシリーズの中で最も北欧らしい事件と言えるのがこの「キジ殺し」。
事件自体の魅力は三作目「Pからの
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THE WAVE ザ・ウェイブ(2015年製作の映画)

4.4

北欧のディザスター映画ってどんな感じなんだ……?

まさに北欧って感じのディザスター映画だったよ……しかもめっちゃ面白い……



津波系ディザスター映画としてA級の内容を北欧で楽しめるなんて最高じ
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劇場版マジェスティックプリンス 覚醒の遺伝子(2016年製作の映画)

3.8

TVシリーズファンの為のボーナスチャプター的劇場版。
新たな物語が大きく動くわけではなく、TVシリーズ最終回の後もこんな戦闘があった…というような。


ただそれだからこそファンがやってほしかった全ア
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砂の城(2017年製作の映画)

4.3

大学の学費を稼ぐため軍に入隊し、イラク戦争に派遣されたオークル二等兵。
自分の手をわざと傷付けてズル休みをしたり、とにかく早く帰りたかった彼の成長を描く戦争映画。


村の水道施設が戦闘により破壊され
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特捜部Q Pからのメッセージ(2016年製作の映画)

4.6

北欧ミステリーの傑作、特捜部Qシリーズ第三作目。

この作品で初めてシリーズに触れるも良し。ただ特捜部Q所属の主人公二人の関係性なども楽しむには一作目から見るといいだろう。


8年越しに流れ着いたボ
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砂上の法廷(2015年製作の映画)

3.9

どんでん返しものだが、ある程度賢い人なら中盤では既にオチに気付くだろう。

全体的に落ち着いたトーンで進み、音楽も主張し過ぎない。登場人物の個性は強くないが、関係がやたら複雑。そんなどこか北欧風の法廷
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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

4.4

2013年の愛国者の日(パトリオット・デイ)で実際に起きた悲劇と、そこから立ち直る市民を犯人逮捕までの道程を通して描いていく実話系映画。


日本に住んでいるとなかなか遠い海の向こうの話としか思えない
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コードギアス 反逆のルルーシュⅠ 興道(こうどう)(2017年製作の映画)

4.0

TVシリーズの総集編だがその出来は素晴らしく、省略しつつも上手く新規カットで場面を繋げている。

主に省略したのは学園での日常シーンなので、ルルーシュの二重生活が好きだと言う人にはゼロとしてのルルーシ
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イップ・マン 葉問(2010年製作の映画)

4.6

間違いなく前作より面白く進化してる。

前作は時代背景が戦時中なので陰鬱とした雰囲気が目立ったが、今回は純粋な異種格闘技戦という話で進むので映画全体のトーンがとても明るく、見ていて気持ちがいい。

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イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

4.3

ドニー・イェンによるブルース・リーの師匠としても知られる葉問を描いたクンフー映画。


反日要素とかそんなのどうでもよくなるくらい面白いし、普通に日本軍よりイップマン応援する映画だから何も気にしなくて
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3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

4.6

最高の俳優陣
最高に無情な物語

鑑賞後に残るこの気持ちこそ西部劇の醍醐味。

その中でも、本作は傑作と言っていい部類に入る。と言うよりも近年の西部劇なら間違いなくベスト5には入るだろう。


西部に
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スプリット(2017年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

シャマラー大歓喜!!


こんなに予告でもポスターでも多重人格の男の話だと言われていたのに、映画が始まるとどうしても主人公の女の子ケイシーに注目してしまう。
ケイシーの意味深な回想が所々に挟まり、また
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涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

ラノベやれやれ系主人公の祖とも言うべきキョンが、日常を失った混乱と絶望の中で自分は今までの非日常的な日常が楽しかった事を自覚し、やれやれスタンスを脱却するというプロット。

そして完全に詰みと思われた
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クリミナル 2人の記憶を持つ男(2015年製作の映画)

4.2

正直見る前までは凡百のアクション映画かと思っていたけど、始まってみればこれが存外面白い。

死んだCIA捜査官(ライアン・レイノルズ)の記憶を植えられた犯罪者(ケヴィン・コスナー)という設定からは正直
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トリプルX:再起動(2017年製作の映画)

4.1

どいつもかっこいいけど個人的には一番シビれたのはドニー・イェン。
アクション動作の一つ一つが早すぎて圧巻なのと、予想外に立ち位置が良い。
単純な敵かと思いきや、まさかの少年漫画的ライバルポジション。
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ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

4.4

いったい何度「F◯CK!!」と聞いただろう。笑

サミュエル・L・ジャクソンとライアン・レイノルズによるコメディ演技とアクションでゴリ押す、そのテンポが最高に心地よい。

内容はあって無いようなものだ
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公ジムの決断は到底許されるものではない。
しかし、もし自分が同じ状況になったら、きっとジムと同じ事をするだろう。
この先90年、死ぬまで独りでいるなんて事できるわけがない。

そう思えるか否かでこ
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バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

4.0

実際に起こった原油流出事故を基に作られた本作。
もちろん事故の原因など専門的な事に関して詳しくはわからないが、それでもなぜこの事故が起こったのかは映画内で分かりやすく描かれる。

要はお偉い人がコスト
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

『プロメテウス』と『エイリアン』を繋ぐ話として作られた本作『エイリアン:コヴェナント』。

プロメテウスの続編としては正統派。しかしエイリアンの前日譚としては、やはりと言うべきか所々に矛盾があって繋が
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.6

終盤ボロ泣き。
ヨンドゥはMCU史上最高にかっこいい青い男で、この作品は最高の家族映画だった。


展開に驚きはないかもしれない。それでもコミカルな掛け合いとかっこいいアクション、シーンを盛り上げる音
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バトルシップ(2012年製作の映画)

4.6

ブリトーはいいぞ……

駆逐艦はいいぞ……

戦艦はいいぞ……

筋肉はいいぞ……

オタクもいいぞ……

NAVYはいいぞ……

ARMYもいいぞ……

老兵もいいぞ……


ブリトーはいいぞ……
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

4.4

世界から隔絶した島でプリンセスとして、そして戦士として生きてきたワンダーウーマン。
偶然島にやってきた米兵と出会ったことで、遂に島を出る時がやってくる。

ワンダーウーマンを演じるガル・ガドットが驚く
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

4.6

「またスパイダーマンのリブートか…」という空気の中、これだけの映画を作ってちゃんと評価を受けてるのは素直に凄い。


歴代最年少のスパイダーマンは高校生。演じるトム・ホランドの実年齢も21歳ととにかく
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

4.2

どっちもクズ!!

強盗に入った主人公達もクズだし、爺ちゃんも最初は強盗に入られた可哀想な人かと思いきや、爺ちゃんもクズ。
というか爺ちゃんの方はやばい奴。


ホラーと言われるとそんなに怖くはないけ
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Death Note/デスノート(2017年製作の映画)

2.0

なぜ独自の脚本で描くデスノートの実写化はことごとく心理戦を捨ててしまうのか。


もはや何がしたかったのかわからない。
ツッコミどころが多すぎて笑うしかない。
でもこれだけは言わせて欲しい。とりあえず
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

4.5

ツッコミ所満載、だがそれがいい。
そんな気持ちにさせてくれるエンタメを極めた怪獣映画。

どんな映画かと聞かれたら、ポスターを見せて「こんな映画」と言えばそれで済むような単純明快さが素晴らしい。

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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

攻殻機動隊ハリウッド実写化!の第一報を受け期待に胸が膨らんだ。もともと現代の技術をもってすれば実写化向きの作品だったからだ。

しかしその後プロジェクトが二転三転する中で不安要素ばかりが大きくなり、公
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怪盗グルーのミニオン大脱走(2017年製作の映画)

4.2

怪盗グルーシリーズの3となる本作。『ミニオン大脱走』という邦題が付けられているが、これには作品を見るまで「またシーンの一部だけを抜き取って適当な邦題を…」と否定的な感想を抱いていたが、まさかラストの展>>続きを読む