百万両さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

百万両

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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.3

ギョギョおじさんはパラレルワールドから来た未来のミー坊であり、はたまた苦難の逆境下を乗り越えてきた先輩世代の代表でもあるのか、
「気がついたらここにいました!!」
おんなじ天真爛漫猪突猛進でも、ガキン
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おーい!どんちゃん(2021年製作の映画)

4.1

ナンジャコリャ激面白い…
公開前に何だけどサカナの子より当たるんじゃないか?本気で公開したら…
とにかくどんちゃんカワイイ!そしてお父さん達自然でいい!
まあ全編に渡り笑顔がちょちょ切れるんだが、特に
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愛ちゃん物語♡(2021年製作の映画)

3.0

ぴあFFの延長戦な感じ。
ただセリフにセンスを感じるところもあり、これからに期待。
坂ノ上茜はイイ。なんか応援したくなるタイプ、
ここでは中華食べないしビール飲まないのね(笑)

横道世之介(2013年製作の映画)

3.9

15年前の、すっかり記憶の奥に埋没していた「青春の記憶」が突如閃光のように甦る。
こう言うとすごい陳腐だが、なんとも不思議で特別な映画。
今見ると改めて才能溢れる若い役者が「綺羅星のごとし」…

春原さんのうた(2021年製作の映画)

3.5

静かでゆったりした時間はとても心地良い。
ただあまりにも「説明」がないので感動しづらい。

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.7

クレイマークレイマー見るはずだったが間違った…
ただ昔見たときより面白かった。
Rドレイファスか回想する、という設定が思いの外効いている。

未知との遭遇 ファイナル・カット版(2002年製作の映画)

3.5

オープニングから中盤までの「何が始まるのか?」というドキドキ感ワクワク感がすごい。
逆に今見ると後半が「長い」かも…

灼熱の魂 デジタル・リマスター版(2010年製作の映画)

3.5

ともすれば安い2時間ドラマみたいになりそうなストーリーだが流石D.V.
見事シリアスなミステリーに仕上げてる。
後半のあの「悲鳴」は、比喩でなく文字通り背筋が凍った、

独立愚連隊西へ(1960年製作の映画)

4.3

前作に増してさらに軽くさらに鋭い。
「勲章ほしがるのは職業軍人と子供だけだからな、」
このセリフ、コレから座右の銘にしたい(笑)
おかしな言い方かもしれないが、爽快極まりない他と一線を画した戦争コメデ
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独立愚連隊(1959年製作の映画)

4.0

日本人も中国人も関係ない、いいヤツはいいし悪いヤツは悪い、骨のあるヤツは気持がいいし、卑怯なヤツは虫酸が走る。落ち着いて考えれば誰にでも分かるこの普遍の真理。コレを軽快軽妙に笑わせながら心に響かせてく>>続きを読む

野球部に花束を(2022年製作の映画)

3.2

思ったより面白かった。
しかしまあ全部がホントじゃないにしろ「野球部」の未来は暗いねー、
あと電気グルーブ最高!

ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

3.7

うちの父もリヒターとほぼ同世代で絵を描いていた。
真っ白なキャンパスに何も描けず帰ってきた後、「生産的」だったとか答えるのがアーティストっぽい。
人の運命とかコインシデンスを時代に沿って組み上げた意欲
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.9

山本直樹さんは当時、あさま山荘事件を始めとた学生運動の「総括」的な矛盾とオウム真理教の恐怖をシームレスに見せようとしたと思うが、図らずも「今」極めてタイムリーなメッセージとなって映画化された。
あさま
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グレイマン(2022年製作の映画)

3.6

とにかくいい意味でも悪い意味でも「すき間」がない。テロップもデカくても不自然じゃないようにグラフィックしてある。
結論としてはムチャクチャ面白い。
恐らく次世代の007になるだろう。
だけどどっかで映
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

3.9

「活劇」としてのクオリティが極めて高い。
カーチェイスや銃撃戦の描き方が上手い。
そして「骨肉」の対立軸の際立たたせ方、争った上での相互理解の見せ方も秀逸。
情けないが日本だと企画段階で「製作委員会」
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Blue Island 憂鬱之島(2022年製作の映画)

4.0

あれだけ抵抗したものの、結果的には香港は「いとも簡単に」征服されてしまった。
ウクライナといい、この映画の訴える「憂鬱」は、地球上どの市民にとっても決して他人事ではない。
「ナワリヌイ」もそうだが、も
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ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

4.5

PartⅢやっぱり凄い!
シリーズ物のアドバンテージもあるが、とにかくちっとも前2作に引けを取らない出来だと思う。感動した!
アル・パチーノ一世一代の演技だし、今見るとソフィア・コッポラ普通にかわいい
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跳躍の孤独と恍惚/彫刻家シュタイナーの大いなる陶酔(1974年製作の映画)

3.8

ウォタベ族の映画が人類の横の振れ幅だとすれば、コレは芸術、スポーツを極限まで追求、探求する、言わば縦方向の文化人類学。
シュタイナーの淡々とした「探求する」眼差しがスーパースローのカットと相まって印象
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ウォダベ 太陽の牧夫たち(1989年製作の映画)

3.5

「人類」の生活、文化の大きな振れ幅と、逆に人間誰しも変わらないな、という部分の対比が面白かった。
最後、街の橋を渡っていくラクダのシーン哀愁…

マルケータ・ラザロヴァー(1967年製作の映画)

3.5

全てがマボロシのような映画。
55年前でチェコ(チェコスロバキア?)、白黒…いちいち隔世の感があるが、この映画のマボロシ感はそういう次元の問題ではない。
見終わって夢から放り出された後も、頭の奥であの
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

これだけの「王道」を、ここまでハラハラドキドキに魅せきる、その「腕」たるや、驚くべきもの!
例えば最後のセリフ、痺れる一発、思わずうなった、、

赤い影(1973年製作の映画)

3.5

若いドナルド、今一つシュッとしちゃっててつまらない(笑)
見る者の気持ちを不安定にさせる演出はある意味心地よい。

美しき冒険旅行(1971年製作の映画)

4.1

「水」よ!誰でもわかる、簡単な言葉だわ!

このセリフに全てが込められてる気がする。
果たして私はどっちに「賭け」るべきなのか、「賭けたい」のか…
それにしてもシェニー・アガター、光り輝いている。

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.8

演出にキレがある。
スプラッターパニックとして良く出来てると思う。
そしてまた、この一連の「目に見える」バイオレンスが、今そこにある「目に見えない」危機を暗示してると捉え始めると、このグロさや怖さが俄
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.0

テレビではあんなに面白かったのに何か「映画」になった途端家賃が高い感じになるんだよなー
それにしても江口洋介は完全に銭形になりましたね、

峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)

3.9

一つのシーンをたっぷり見せる小泉節健在。
幕末スペクタクルを期待した人は食い足らないかもしれないが、随所に見える繊細な静かな演出が心地よかった。
そして役所広司、素晴らしい!

ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.5

才気は感じた。
ただストイックにドキュメンタリー的に起こったことだけで表現したせいで、劇の情動が見る側に伝わらなくなってしまった。
難しいけど…
しかしこれからが楽しみ!

ナワリヌイ(2022年製作の映画)

4.2

今更といえば今更だが、信じられない「不正義」。
「悪が善に勝ってしまうのは、善人が何もしないからだ」そう言ってナワリヌイは、何をされるかわからない母国に帰って行った。
案の定入管で拘束され、このまま一
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ライトスタッフ(1983年製作の映画)

3.2

長年みたかったのをようやく見たが…
少なくともエド・ハリスが帰還するシーンは何とかならなかったんだろうか、
力作だとは思うけど、↑こんな感じの違和感が意外とキツかった…

オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

3.7

紙、木造建築、石畳、アンティークな舞台が心地良い。
そんな中、時代が変わっても「人の欲>正義」の構図は不変で普遍…。

サウダーヂ(2011年製作の映画)

4.0

甲府、土方(どかた)、フィリピン、ラップ、ブラジル、などなどが渾然一体。
一見カオスのように見えて、繊細な演出によりそれらが独特の「調子」になってる。
「一つだっちこん!」「そうずらそうずら!(笑)」
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激突!(1971年製作の映画)

3.9

グイグイ追い上げてくるトレーラーの威圧感が凄くて見てる方の血圧が上がる。
一つ一つのカットが少しでも緩かったらあの緊張感は出ず映画自体全く別のものになってたでしょうね…
スピルバーグ23?4?歳、山中
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EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

3.9

もがいてもがいて次第に諦念していくのがヒトの人生なのか、
そこに他者の為にだけ生きる道を具体的に見つけられたとしたら、その人は、とんだ幸福者なんだろうなあ、

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.6

大人の青春映画。
よくある話といえばよくある話だが、よくできていて最後まで楽しんで見れる。
熱い制作の現場を見てると、ブラックの定義とか非常に難しいですね…。