TakamaruSuzukiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

今作もノーラン節全開。戦場を防波堤、空、海という3つの切り口、1週間、1日、1時間という3つの時間軸でパラレルさせる実にノーランらしい構成で、ひとつの戦いに幾層もの厚みをもたらすことに成功している。>>続きを読む

僕だけがいない街(2016年製作の映画)

3.0

割と序盤に展開分かったけど、意外に引き込まれた
藤原竜也◎

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.0

序盤のどセンチな感じがしんどくて途中何度も挫折しそうになったけど…
ラストシーンは非常に良かった。終わり良ければ、全てとは言わなくてもまあ良し。

余談ですが、僕は初めから俄然マドレーヌの方が好きでし
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

3.5

イーストウッドらしい、人間愛に溢れてる。
フィリップかわええ。

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.5

誤魔化さず、現実を受け入れるって勇気がいるよなぁ。フランシス偉い。

前向きで良い映画。タイトルいいね。

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

5.0

最高。完璧すぎる続編!
20年の年月が経ち、テクノロジーは進化し、社会は大きく変化したけど、帰ってきた4人の内面は何も変わっていない。でもなんとか変わろうとしてるのよね。それも変わってない。これが最高
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裸足の季節(2015年製作の映画)

4.0

原題はMustang(野生馬)。
題の通り野の自然でのびのび育った5人姉妹が封建的な慣習に縛られ、いつしか文字通り檻の中へ。
慣習の是非は置いておいて、自由を求めて葛藤し、がむしゃらに生きようとした姉
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

3.5

芸術の才能に恵まれながらも弱気でへなちょこな主人公が、目立ちたがり屋でお調子者な転入生とのひと夏の旅を通じて、段々と男らしく大人になっていく様子が微笑ましい。徐々にイニシアチブが主人公に移ってゆく様は>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

5.0

ごく控えめに言って最高の映画!とにかく熱量が半端じゃない。
チャゼル氏曰く、「新たな古典をつくるというアイデアに、キャスト全員が取り憑かれていた」そうだけど、この試みは見事に成功したと思う。

エンデ
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.0

アン王女(ローマの休日)の方が100万倍魅力的だった…
街並みとか雰囲気がオシャレとか、そういうのは分かる気がする。これは女子のための映画なんだろうなぁ

ブリングリング(2013年製作の映画)

2.0

圧倒的に内容の無い映画。笑
何もない。虚無。そう、ちょうど彼女達と同じように。
逆にそれを狙っているんだとしたらすごいけど(そうであってくれ、コッポラ。。笑)、まあつまらなかったので、この点数で。笑

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

5.0

生きてるだけで丸儲け。人生って素晴らしい。

ラスト30分まで焦らしに焦らされ、最後は映画史上に残る伝説的ハッピーエンド!
これぞ名作!泣けたよ!

パリ、ジュテーム(2006年製作の映画)

3.0

パリ20区のうち、18区を1篇5分で描いた短編オムニバス映画。

中にはこれ好きって回もあるし(ナタリーの回とかね)、音楽も街並みも良いから総じて雰囲気としては悪くないんだけど、個人的には弱いジャブを
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.0

3人それぞれが闇を抱えて生きていて、お互い壁を作って突っぱね合っているんだけど、でもきっと心の中ではみんなその壁を壊してくれる相手を求めていたんでしょうね。タイトルも粋。

それにしても、菅田将暉いい
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それでも恋するバルセロナ(2008年製作の映画)

3.5

休暇中のバルセロナで、1人の男を巡って糸がこんがらがって、解けていって。そんなひと夏のバカンスをなんともウディアレンらしい抜け感で撮った、大人な映画。

というか、スカヨハとペネロペと3人暮らしとか、
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.0

パルムドール受賞作品。主演のビョークが圧巻の怪演。

こんなに救いがない映画ははじめて観たし、もう二度と観ないかもしれないけど、感情の振られ幅がとても大きい、静かだけど強烈で、パワーのある作品でした。

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.0

「人々の不幸の側」に山を張った各者の結末は、痛快!とはならず、非常に後味の悪い仕上がりに。

いつも自分の都合の範疇でしか想像出来ない、しようとしない。
そんな愚かさが人間の性であるならば、やはり歴史
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モテキ(2011年製作の映画)

3.5

長澤まさみは勿論殺人的に可愛いんだけども、個人的にはマクロビの朝食を断って牛丼を貪る麻生久美子にグッときました。笑

GO(2001年製作の映画)

4.0

冒頭から漂うのは、どこかニヒリスティックな空気感と、理不尽な現実への滾るような憤り。この2つが終始揺らぎ、バランスしながら物語は進んで行く。

テンポの良いカット回しが光っていて、トレインスポッティン
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

変に劇的にし過ぎることなく、デニーロとアン=ハサウェイのやり取りを丁寧に描き切ったところに好感が持てる。

本筋とはややずれるかもしれませんが、個人的には1からコツコツと、小さなことから信頼を積み重ね
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.5

震災が残した、心の爪痕が生んだ大ヒットだと思う。多くの日本人にとってのメシアだったんじゃなかろうか。

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.0

「これは個人ではなく教会という組織、体制との戦いなんだ。」
敵は強大。キリスト教会制度の闇を暴く。

ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

4.0

言わずと知れたバディムービーの傑作。
2人の関係性の変化を、ロードムービー形式でドラマチックかつ丁寧に描き切っており、完成度はめちゃくちゃ高い。

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

2.5

ロードムービーって、内容次第で割とたるーい感じに終わっちゃうなあ。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.5

全編ワンカットに見立てた奇抜な手法でひたすらにリーガン(マイケル・キートン)を追い続ける。
度肝を抜かれる表現も多々あるが、余計なことは考えないで、頭空っぽにして、感じるがままに観るべき映画。

脚本
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.5

ウディ・アレンの嗜好を余すことなく散りばめたかのような、超自己快楽的な映画。
個人的には大好物です。

花の都・パリを舞台に、懐古主義的な主人公と、フィッツジェラルドやヘミングウェイ、ピカソなど往年の
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.0

1つのアルバムを中心に、止まっていたそれぞれの人生が動き出す。
まさに「はじまりのうた」。

ダブリンの街角も良かったですが、こっちの方がよりドラマチックで好きです。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.5

第2次大戦期に暗躍したナチスの暗号機「エニグマ」の解読に尽力した、当代きっての天才数学者アラン・チューリングをベネディクト・カンバーバッチが好演。
天才であったが故、また、同性愛者であったが故の彼の苦
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セッション(2014年製作の映画)

5.0

人生ベスト5に入る、モンスター級の映画でした。映画館で観なかったことが悔やまれてならない…

原題は「WHIPLASH」(鞭打ち)。
主人公のアンディは自分に、鬼教師のフレッチャーはアンディに、徹底的
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.5

アン=ハサウェイ演じるアンディが、どんどん垢抜けて綺麗になっていく姿に、男の自分でさえ心踊ってしまうのは、ファッションに興味を持つことと仕事に本気で向き合い始めることがリンクしているからだろうか。
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