TakamaruSuzukiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

5.0

とにかく、「完璧」の一言。
すべてのカットがあるべくしてある感じ。遊びを含みながらも一切の無駄が無く、素人でもエンターテイメントとして異次元であることがわかる。デビュー作でこれはもはやコワイよ、タラン
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.0

けたたましい。だけど、それが逆に痛々しい。
喜劇のようで悲劇。国を失うことの憤りと悲しみを、芸術へと昇華させる圧倒的パワー。重厚。凄い。

メメント(2000年製作の映画)

4.0

前向性健忘を抱える主人公の感覚を、ブツブツ切れるカットの構成で演出。クリストファー・ノーランの御家芸とも言える、時間軸を巧みに操る演出は見事と言う他なく、交差した2つの時間軸が噛み合う瞬間は鳥肌モノで>>続きを読む

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.5

青春のど真ん中の刹那を見事に切り取った傑作。
皮肉にも破滅に向かっていくとともに輝きを増していく2人の青春が痛々しくも美しい。

ハーヴェイ=カイテル・マイケル=マドセンのレザボアドッグスコンビも最高
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.5

当時としては斬新な手法だったのでしょうか。
僕はやっぱりレザボアドッグス派です。

ブレードランナー(1982年製作の映画)

4.5

生を渇望するレプリカント達は、果たしてモンスターなのでしょうか。むしろそれを生み出した人間のエゴの方に、怪物じみた狂気を感じてしまう。
AIやらロボットやらで、近い将来現実に起こらないとも限らない現代
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セブン(1995年製作の映画)

4.5

衝撃のラストで知られる、傑作中の傑作。七つの大罪になぞらえて行われる連続殺人事件。悪魔の所業としか言いようがないが、相手が悪魔だからこそ、矛先を失った怒りや虚しさは行き場のないものとして残り続ける。だ>>続きを読む

ローマの休日(1953年製作の映画)

4.0

オードリーヘップバーンをこれほどまでに美しく、活き活きと撮ったことは世界の財産。

トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

3.5

まあオシャレだし、かっこいいし、役者は豪華だし、タランティーノ×トニースコットだし、そりゃー普通に楽しめるよねって映画です。

127時間(2010年製作の映画)

4.0

あれほど閉塞的な空間でそれを感じさせない奥行きのある映画にしてしまうダニーボイルすごい。しかもアンビリーバボーに出てきそうなありがちな話なのに。。

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.5

面白いけど、いかんせん長い。。
とにかく破廉恥過ぎて、ゲスの極み過ぎて、これが実話ってのが未だに信じられん。笑

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

5.0

エディンバラの物憂げな曇り空と、鬱屈した若者の退廃感がシンクロする。このダウナーさ加減がたまらない。
停滞感を突き破ろうともがく若さ、放出されるエネルギー、青春の疾走感、これらすべてが絶妙な音楽とTO
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