TakamaruSuzukiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

キャロル(2015年製作の映画)

3.5

1950年代のニューヨークを舞台に、偶然の出会いから始まる女性同士の恋愛を美しく描いた本作。
同性愛の話と聞いていたから、時代も時代だし、割と重たい系なのかと思っていたけど全然そんなことはない。とても
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オデッセイ(2015年製作の映画)

3.5

リドリースコットぱいせんの新作にして、インターステラーのデジャヴ。(今作のマットデイモンはかっこ良かった。笑 火星を出て行くときの表情は鳥肌モノ。ジェシカチャスティンは相変わらず◎)

極限環境を生き
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ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

3.0

公開後だいぶ経ってしまいましたが、ようやく鑑賞。

スピルバーグ×スパイ×戦争で言うと、「ミュンヘン」は個人的にとても好きな映画なのですが、それと比べると緊張感・メッセージ性・映像表現などあらゆる点で
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.0

とにかく、戦闘シーンが凄いの一言。
戦争の醜悪さ・苛烈さ・残酷さをストーリーではなく、戦闘そのもので見せることに成功した、ある意味稀有な映画ではないだろうか。生半可な気持ちでは気圧されてしまう、圧倒的
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.5

記念すべき200本目は、未見だったMI。
テンポが良くて、普通におもしろい。
トムさんかっこよ。

クライマックスでは、慣性の法則にも逆らっちゃう超人っぷりを披露。笑

リービング・ラスベガス(1995年製作の映画)

3.0

重度のアルコール中毒を抱えるベン(ニコラスケイジ)と、ベガスの娼婦・セーラ(エリザベスシュー)の破滅的な愛を描いた物語。
終始どこか退廃的な雰囲気を醸す2人の恋愛と、ラスベガスの街が絶妙にマッチングし
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ベティ・ブルー 愛と激情の日々(1986年製作の映画)

4.5

恋愛映画ではベスト級に良かった。
ブルーバレンタインが「静」の恋愛映画だとすれば、これは「動」の恋愛映画。激情をぶつけ合った2人の、ジェットコースターのような物語。

ラスト、なんでそうなってしまった
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.0

何も起こらない、とても退屈な映画。
そう断じてしまえばそれまでなんだけど、どうやらそうでもない。

全体を通してこの映画から感じるのは「気怠さ」。若さって、激しく燃えるように描かれることが多いけど、実
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キッド(1921年製作の映画)

3.5

新年一発目は大好きなチャップリンムービー。
やっぱり、外れないです。
キッドをチャップリンのベストムービーと呼ぶ人も少なくない模様。

本作の撮影前にチャップリン自身、第一子を亡くしているのだそう。
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ピアニスト(2001年製作の映画)

2.5

これは賛否が死ぬほど分かれそうな映画…
個人的な好き嫌いでいうとうーん…という感じでした。

歪んだ性癖の変態性欲くそばばあ(笑)と教え子との恋。もうとにかく歪み過ぎてて、完全に理解不能…
だけどそれ
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.5

イテテテシーンこそなかったものの(笑)、タランティーノ感が色濃く出てます。
良作。

迷子の警察音楽隊(2007年製作の映画)

3.5

映画自体のゆったりとしたリズムの上に、物哀しさ、可笑しさ、ほろ苦さのようなものが流れていて。
淡々としていて、強烈に語りかけてくるものや、ぐわっと心を鷲掴みにされるような要素は皆無なんだけど、かえって
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愛する人(2009年製作の映画)

4.5

不覚にも涙してしまいました。
映画で泣いたの初めてかもしれない。
特に、女性に観てほしい映画。
(原題は「Mother&Child」)

オムニバスものの肝はやはりクライマックスだと思うのですが、まさ
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抱きたいカンケイ(2011年製作の映画)

3.0

私的世界一の美女・ナタリーの魅力に浸る大満足の108分でした。
ナタリー最高。ナタリー万歳。

ていうかこれ、タイトル悪いよ。実際そんなエロくないです。

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

2.5

IMAX3Dで。

正直期待が大きかった分、期待外れ感は拭えず。
全てにおいて、エピソードⅣのパロディの域を出ていない、というのが所感。賛否が大きく割れてるようですが、僕は残念ながら否側(ダークサイド
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

4.0

ただただアホなんだけど、ただ笑えるだけじゃなくて、構成も良く出来てるよね。
良作!

コズモポリス(2012年製作の映画)

2.5

人間も投資も、完全なんてことはあり得なくて、現に完璧主義の主人公にも、前立腺が不対象とか(笑)、不完全なところがあって。通貨の動きだって、どんなに正確に追っても完全にチャート化することは出来ない。>>続きを読む

バーレスク(2010年製作の映画)

3.0

これは良くも悪くも、完全にアギレラの映画ですね。
確かにパフォーマンスは素晴らしいし、圧倒的な才能はそれだけでコンテンツになり得ることを十分証明しているんだけど、でも結果それ以上でも以下でもない映画に
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ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

3.0

映像美の極致。だが、脚本に乗れず無念。
やっぱり私が映画に求め、惹かれるのはストーリーなんだなぁと改めて感じた作品

マッチポイント(2005年製作の映画)

3.5

いやもうとにかく、スカヨハヤバすぎ。
こりゃ魔が差しちゃうのも無理ないよ。笑
まあ、にしても、主人公の男の駄目男加減も劣らず凄まじく、終始イライラ。笑

冒頭のテニスボールの描写、意味あり気だなーとは
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ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011年製作の映画)

3.5

23年分の「7/15」を切り取って継接ぐという、独特の構成。
それでいて、2人のラブロマンスをただひたすら見せられ続けるのかというと、そういう訳ではない。すれ違いを重ね、想いを通わせたかと思えば、また
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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

4.5

スラムの「日常」を撮った作品だけあり、物語は淡々と進んでいく。
そこにルールや道徳なんていうものは存在せず、皆いとも簡単に人を殺し、そして殺される。

一人一人にスポットライトを当てながらストーリーが
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トップガン(1986年製作の映画)

3.5

戦闘も、友情も恋も、画になるカットばかり。単調なプロットながら観てて飽きないし、オープニングとエンディングのかっこよさときたらもう。

ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

3.5

戦争ものに限らず、銃撃戦ものにありがちな、
「え?こんなに撃たれてんのになんで玉当たんねえの?」
的な非リアルなど毛頭なく、夥しい数のタリバンに、これでもかってくらい終始打たれまくるシールズ達。
オー
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野獣死すべし(1980年製作の映画)

4.0

松田優作が体重を10kg落とし、奥歯を4本抜き、脚まで切ろうとして臨んだ本作。

一見、冗長とも思える長回しのカットが多いんだけど、松田優作がそうさせない。台詞とか立ち振る舞いとかじゃなく、もはやオー
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.0

ストーリーというか、構成はありがちっちゃありがち。
リタイアした偏屈な老人が、無垢な若者と次第に心を通わせていくストーリー。(グラントリノ的な)

もうただただ、アルパチーノが凄い。凄過ぎる。ガブリエ
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チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)

3.5

好きだなあ。特に、パンとフォークのダンスシーンが凄い。芸達者過ぎる