Takebukuさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Takebuku

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わたしたち(2016年製作の映画)

5.0

思えば学校って、順序やヒエラルキーが生まれやすい構造になってる。子どもにとっては、それに抗うより従うことの方が自然なんじゃないだろうか。
大人は「本当のことを話して」「なんで黙ってる?」って言うけど、
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赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

4.0

1932年にウクライナで起きたホロドモールのことは、この映画を見たあとに知りました。
映画の中でも、個人の正義と、全体の利益のための不正義の対立が描かれていますが、まさにこの矛盾を国家レベルで行ってい
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偶然と想像(2021年製作の映画)

5.0

前夜にホン・サンスを見ていたので、同じように登場人物の会話で引っ張られていく映画だが、その違いが面白くもあり、ちょっと戸惑いもあり。
セリフへの思い入れは「ドライブマイカー」の劇中劇でも明らかだが、本
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正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

5.0

何が正しくて、何が間違っているのか、それは果たして正されたのか、ヒジョンの孤独だけはそのまま残る。

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

5.0

確かにこのどん底のような話に不思議な可笑しみを感じるのはなぜ?

ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

5.0

本当に伝えたいことは、なかなかことばにはできない。
誰もがみなジョニーを探し続けている。

エリス(2015年製作の映画)

5.0

コロナ前に世界各地でますます大きな課題になっていた移民の問題を、アメリカのエリス島から再度考え直すきっかけになった。

鉄西区(2003年製作の映画)

5.0

第一部が始まってすぐに、工場の描写を見ていると、自分がどこにいるのか、今映し出されているのは何処なのかがわからない感覚に包まれる。
出てくる人々は、笑顔でたわいないことを話したりするが、それがなおさら
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

5.0

地方に住む10代の少女にはかなりキツイ状況だけど、カメラは感情を排して無関心なほどに淡々と2人を追う。
着たきりの服の不快感や、進まない時間の焦れったさ、行き交う人の互いの無関心さまでヒリヒリと感じら
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Blink in the Desert(2021年製作の映画)

5.0

生きているような人形の表情やしぐさもとても魅力的ですが、テーマも映像の構図も場面の展開もすぐれていて魅了されました。

アヴリルと奇妙な世界(2015年製作の映画)

4.0

設定からどうしてもジブリの作品を思い浮かべてしまう。
フランスの作品らしいエスプリは感じるけれど、何かもの足りない気が。
きっと、荒々しさ、行動に駆り立てられる衝動が主人公にあまり感じられないからかな
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

5.0

主演の3人+1の高校生がよい! そういえばうちの高校にもいた気がする?
勝新好きな女子高生なんていないだろ。いや、いるのか?
はだし監督といっしょに映画を作ってるみたいだった!