Takumiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Takumi

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500ページの夢の束(2017年製作の映画)

4.0

自閉症を抱える少女が、ある思いを胸に500ページの脚本を届けるためロサンゼルスを目指す旅の中で、少しずつ変わっていく少女の姿を描いたハートフルストーリー。

誰にだってうまくいかない、社会の非倫理的な
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運び屋(2018年製作の映画)

4.4

87歳の老人がひとりで大量のコカインを運んでいたという実際の報道記事をもとに、長年にわたり麻薬の運び屋をしていた孤独な老人の姿を描いたドラマ。

犯罪をモチーフにしているけど、人間味が凄い出ていてじわ
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8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

4.6

300万人に1人の確率で起こる病気にかかった婚約者が意識を失ってから、生きるか死ぬかの淵で戦う彼女を、彼氏が待ち続ける実話を基にしたラブストーリー。

感情移入する人はとことんするんだろうなと思えるほ
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.9

芥川賞作家・田辺聖子の同名短編小説を、犬童一心監督が妻夫木聡と池脇千鶴主演で映画化したピュアで切ないラブ・ストーリー。

ジョゼのなんとも言えない言葉のかけ方と話し方に吸い込まれる。純粋に可愛いと思え
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.1

売れない役者と凄腕の殺し屋の人生が入れ替わり、喜劇と悲劇の連続で淡々と進んでいくストーリー展開が続くコメディ。

日本アカデミー賞脚本賞を取っているだけあって物凄く面白いストーリーと見たことない展開。
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37セカンズ(2019年製作の映画)

4.1

いかにも邦画らしい障がいのある女性の成長と親子、家族の絆を描いたヒューマンドラマ。

生まれた時に、たった37秒息をしていなかったことだけで、ハンディを背負ってしまった子供と過保護な親との絶妙な距離感
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チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

4.4

国際機密企業チャーリー・タウンゼント社で特殊訓練を受けたエリート女性エージェント組織、通称“チャーリーズ・エンジェル"が各拠点で平和を保つために隠密に活動をする爽快アクション。

男尊女卑を逆手に取っ
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きっと、いい日が待っている(2016年製作の映画)

4.1

デンマークの養護施設でおきた事件の実話を基にしたヒューマンドラマ。貧困の中で生まれた少年兄弟2人が養護施設でしつけという名の体罰を受けて育つ。

希望と言うものが消えゆく中で、夢を持ちそこに向かってい
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ブランカとギター弾き(2015年製作の映画)

4.1

ストリートチルドレンの孤児少女と盲目の路上生活者の叔父さんとの出会いを基に繰り広げられるヒューマンドラマ。

フィリピンのスラム街を舞台にし、猥雑な部分と無残な現状をリアルに描いている。フィリピンに初
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.1

検索エンジン大手の会社のプログラマーとして働く青年が、社長の別荘に招待され、人工知能が搭載された美しい女性ロボットに恋をするSFスリラー。

30年、40年後に人工知能が人間を超えるとよく言われている
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あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

4.7

台湾の高校が舞台で、優等生の女の子と問題児の男の子が恋に落ちてくる青春ドラマ。

始めの1時間くらいはよくある甘酸っぱいありきたりな恋愛もののストーリーかなと思ったけど、思った以上にリアルでありきたり
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.7

一流レストランの元総料理長がフードトラックの移動販売をはじめ、親子と元同僚でアメリカ横断の旅を描いたハートフルコメディ。

テンポがものすごく良い。ストーリー展開、会話のキャッチボール、料理の豊富さに
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.8

麻薬戦争を題材にしたサスペンスアクション。
CIAと暗殺者がタッグを組み、容赦ない銃撃戦と乱射戦。酷いシーンが多く現実離れがしやすい中で、各シーンで一人間である人間味が渋く出ているのが少し共感が出来る
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.7

様々な予言等で何かと話題になっているAKIRA。舞台は新型爆弾により崩壊したことで、新たな首都として東京湾上に新首都して建設される2019年のネオ東京。

近未来の東京を舞台に超能力者や暴走族、軍隊、
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.9

その街で初の黒人刑事となった主人公が白人至上主義の団体への潜入調査を行う。

従来のブラックスプロイテーション映画とは違って、黒人側から見た感覚で作られていてよくあるステレオタイプがなくリアルでもある
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ニーゼと光のアトリエ(2015年製作の映画)

3.9

精神病院にやってきた1人の女性が、かつて精神疾患の治療法として用いられていたロボトミー手術やショック療法に対して、人間の本能を引き出す自然治癒を勧めていく。

芸術性や人間性を引き出すために必要な聞く
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.6

衝撃的な映画だった。
貧困差別と人種差別を題材にした、冤罪の黒人死刑囚のために戦う黒人弁護士の実話を基にした映画。

慈悲による弁護から”真の正義”とは何なのかが伝わってくる。

絶望の淵に立たされた
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

3.8

百人一首の映画は邦画にしか出来ない、日本の伝統を取り入れた誇れるものだと思う。

“しのぶれど”と"こいすちょう"の闘いがこの物語のそれぞれのシーンを回想させるのが深く綺麗に感じる。

パレードへようこそ(2014年製作の映画)

4.2

英国サッチャー政権下で、炭鉱封鎖により苦しむ炭鉱労働者に手を差し伸べるLGBT。違う境遇でも同じ苦しみを味わうお互いの立場に感慨深さを感じながら、30年前はそんな時代だったのかと新しい目線で見れる。>>続きを読む

淪落の人/みじめな人(2018年製作の映画)

4.9

心が何度も揺さぶられた素晴らしく美しい映画だった。

失意のうちにある2人が出会い、互いの人生にとってかけがえのない存在になっていく。香港の四季と共に繰り広げられるストーリーは2人の人生に色付けされて
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ステータス・アップデート(2018年製作の映画)

4.0

学園物の青春ファンタジー映画。
全てが思った通りにいく魔法のアプリを手に入れた主人公が何もかも手に入れようとするが、本当に大切なことに気付いていく。

感動するわけでもなく、ストーリーも読みやすいけど
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

4.5

ラブストーリーと言えばと思える映画。彼女を捨てて自らの成長のために選んだ道で成功し、お金と名誉を手にした男は、何もかも手に入れていて満足していると勘違いをしていた。

そこで現れた謎の男から幻想へ連れ
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.7

日本アカデミー賞作品賞を取った日本のマスコミを題材にした作品。アカデミー賞を受賞するまでこの映画さえ知らなかったが、日本人みんなには是非見てほしい。

政治の裏側と闇、国民が政治に対する疑念、マスコミ
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ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

4.7

書いたものが全て現実になってしまう不思議なエンターテインメントラブコメディ。

偶像化した世界に戸惑いながら、思い通りにいかない日々に逃げながら、充足感と満足感に溺れながらも、求めすぎては行けない、主
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タイピスト!(2012年製作の映画)

4.4

1950年代を舞台にしたフランス映画。
ヴィンテージ感がすごいコメディ恋愛映画。とにかくレトロでかなり時代背景にこどだわったファッションとセリフがフランスらしいお洒落さが物凄く出ている。

ストーリー
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白鯨との闘い(2015年製作の映画)

4.7

評価はもう少し高くても良いんじゃないかと思う。
個人的にはかなり好きな映画。

情熱と技術はあるけど周りに認められない男と、情熱はなくとも父に昔から知識を叩き込まれた捕鯨のサラブレッド。労働者階級と貴
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.6

前知識なしで見た感想はよく分からず、なにを見させられているか分からず、唖然としてしまった。

この映画がホラー映画だと知って、賛否両論が分かれる理由はよく分かるが、個人的に何を伝えられたのかは理解でき
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.6

凄く良い。
ゲイカップルが母親に見捨てられたダウン症の少年と出会い、彼を保護しようとするが法律と世間の偏見がそれを拒み戦い続けるストーリー。

同性愛者、ダウン症に対する偏見と言ったリアルで繊細な社会
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.3

アカデミー賞3部門受賞した第一次世界大戦を舞台にした戦争映画。

たった2人で最前線に赴くドラマをワンカット撮影に見えるように展開することで、映像に入り込んで同じ立場で時間が進んでいくような不思議な感
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ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

4.5

実話を基にしたディムバートンの作品。

物凄く見やすく、分かりやすい展開と感情表現は映画を見る上では飽きないで見れる要因でもある。

実話だからこそ物足りない展開や遠慮がちな部分は節々で見えるが個人的
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メイジーの瞳(2012年製作の映画)

4.7

子供に焦点を当てたヒューマンドラマ。身勝手な両親が決別する中でお互いが親権を保つために、形式だけの相手を妻、夫にすることで裁判で取り合いになる。

子供役のメイジーは本当に頭が良く周りが見えていて、ど
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.5

形はどうであれ自分の子供への愛情の深さは誰もが持っている情であり、それをここまで表現している映画はなかなかない。

ADHDの子供へ愛情を注ぎながら、日々の子供の悪道と狂気と闘い、そしてもがきながら育
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.1

こう言った社会情勢と貧困の差、そして税金問題が将来、そして今すぐにでもやってくると思うとゾッとする。

最後のダニエルブレイクが残した、言葉がものすごく突き刺さる。

働けないのに支援が貰えない、進み
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.0

「一見醜いものの方が美しい」って孤独で自分と戦ってる人間が言うと説得力がある。

人間は誰しも大小はあるが承認欲求の塊なんだと気付かされる。名前を覚えてくれるだけでなんだが嬉しく、名前を忘れられてると
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

話題になっていたので鑑賞。「タクシー運転手」にも出ていたソンガンホはああいう役が似合うなと思う。
2時間ちょっとあるが次の展開を想像するのも締め付けられるような感覚が終始あった。

半地下に住む必死な
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