アマプラのラインナップに入ってたので再鑑賞。引退を仄めかしただけで勃発する悪党どもの跡目争い。生き馬の目を抜く世界で長年生き残ってきたおれらを舐めるな、ガキの出る幕じゃねえんだよ、というおじさんたちの>>続きを読む
スコット・ジュレクのアパラチアントレイル踏破録「NORTH」は読んで、走るモチベーションになったけど、ヴィーガン食についてはそこまで意識してなかった。でも、そろそろ食についての認識もアップデートするタ>>続きを読む
ジョエル・キナマンが男前すぎるという事前情報だけを頼りに見たら、たしかに男前なだった。ただ、役の男前度でいったらコモンも負けてないと思う。
全体的に抑制が効いてて嫌いじゃないんだけど、どこか物足りな>>続きを読む
前作「頂上作戦」で終わっていたはずの脚本を無理やり引き延ばしてつくった「完結篇」。世代交代が遅れ、後ろ倒しになった分、さらに若い衆の命が無駄に失われるという後味の悪さはいかんともしがたい。
死んだは>>続きを読む
5部作のうち、なぜかこの作品だけがネトフリになかったのでApple TVでレンタルした。
タイトルの「頂上作戦」は暴力団組長の一斉検挙を狙った警察の作戦名。世間の目が厳しくなり、ヒリヒリした殺し合>>続きを読む
仁義なき戦いシリーズは死んだはずの人間が別人となって再登板するゾンビ映画(あるいは輪廻転生映画)としても有名だが、リアリティを追求したはずの実録物でこれをやられると興醒めしてしまうのは自分だけではない>>続きを読む
呉のヤクザ社会の群像劇バトルロワイヤルを活写した前作から一転、広島に舞台を移し、北大路欣也演じる山中正治の孤独な戦いにスポットを当てたスピンアウト的作品。一切の情を拒み、未練を断ち切るからっ風のような>>続きを読む
「綺麗事じゃメシ食えねえんだよ」
このセリフを聞いて、自分を曲げずに綺麗事(≒理想とする仕事)でメシを食っていくのが、自分の生きる目標なんだなとあらためて得心がいった。会社を辞めフリーランスになって>>続きを読む
アレクサンドル、フランソワ、エマニュエル、ジル。それぞれに人生があり、それぞれが傷つき、それぞれがトラウマを抱える。それぞれに意味があり、感じ方も受容のしかたも乗り越え方も人それぞれ。だが、似たような>>続きを読む
ヒュル、ヒュルルヒュッヒュッヒュー、ヒュル、ヒュルルヒュッヒュッヒュー♪ (クワイ河マーチ)
橋をつくって壊すだけのお仕事です。人は何のために戦うのか。戦争の理不尽さ、無意味さをこれ以上なく皮肉った>>続きを読む
雄大で圧倒的な映像美に酔いしれる。CGなし。すべて本物の迫力。エキストラを含めると総勢何人くらいのキャスト、スタッフが撮影現場にいたのだろうか。デヴィッド・リーンは王権を手にした気分だったのではないか>>続きを読む
サラー「故意じゃない?何が言いたい。事故だったと?落ち度はない?いつもそうだ。武器の扱いも知らない。不運だと?」
ポマード「そうじゃないが、動画が出回れば暴動が起きる」
サラー「正当な怒りなら?他に主>>続きを読む
オーディブルで最後まで聴いてから見た。2時間の尺に収めるには、原作全体に横溢していた高度な化かし合い、あてこすりのブリカスしぐさ(京都人的な直接言わない察しの文化)は影を潜めざるを得なかったのかもしれ>>続きを読む
門脇麦見たさで見て、門脇麦を見た。場の支配力がすごい。
△2021/04/25 ネトフリ観賞。スコア3.4
21歳でなくなった吉積めぐみから見た若松プロダクションの熱い日々。門脇麦の微苦笑にやられる。
「映画を観るのと撮るのとでは180度違うというか、次元が違うというか、こうやって何百何千しゃべってても伝>>続きを読む
「シンゴジラ」の庵野秀明監督が影響を受けたというのも頷けるテンポのよさと短いシーンのつなぎ合わせ。かといってコラージュのようなつぎはぎ感が希薄なのは、1つのゴール(誰もが結末を知る歴史的事実)に向かわ>>続きを読む
現実を無視した精神論の世界は、どんなに深刻ぶろうとどこか滑稽で、どれほど悲惨な戦争であっても、見る人が見れば喜劇に見える。だが、それを喜劇として描くのは勇気がいる。岡本喜八はそれができて、しかも嫌味に>>続きを読む
戦争映画なのに重苦しさや湿っぽさがなく妙に乾いた西部劇のようで、佐藤允のキャラが光る。隠し砦の三悪人の上原美佐が見れて得した気分。
△2021/04/23 ネトフリ鑑賞。スコア3.8
岡本喜八版「用心棒」といった趣きの西部劇風の冒険活劇。サービス精神旺盛な岡本喜八らしく、ややエンタメ過剰なところをどう評価するか。個人的には椿三十郎のハードボイルド路線でありつつ、時折クスリと笑わせる>>続きを読む
陰と陽。光と影。表と裏。柔よく剛を制す。彩度を落とした水墨画のような映像美。琴のセッションに痺れる。
△2021/04/22 Apple TVで102円レンタル。スコア3.8
原作読んだはずなのにほぼほぼ忘れてたみたいで楽しめた。小さな会社が守りに入ったらダメだよねー。出版社なんて大手も含めてみんな中小企業にすぎないんだから、もっともっと攻めないと。やれることはまだまだある>>続きを読む
もともと思い入れのある作品ではないし、大人になれないガキシンジを見てイライラするのがわかってたから避けてきたけど、 NHKプロフェッショナルを見て、これは見ておかないといけないやつではと思い直して行っ>>続きを読む
権力者の横暴と政治的妥協の前では道理も正義も科学も無力ということか。前半の軽さと悪ノリがウソのように、後半に怒涛の展開が待っている。ロシアのアンチドーピング機関のグリゴリー・ロドチェンコフは、極端な監>>続きを読む
人が死ぬのに特別な理由も劇的な幕切れもいらない。金持ちの道楽とでもいいたくなるような贅沢なつくりで、どこにでも転がってる不条理な生と死をシニカルに描いたオムニバス西部劇。
・バスターのバラード
・ア>>続きを読む
いいインタビューにはカウンセリングのような効果がある。言うつもりはなかったのに思わず言わせられちゃったとか、自分でも気づいていなかった心の奥底にある思いを引き出されたときの気持ちよさはセックス以上と思>>続きを読む
「馬に乗らない男は男じゃない」とでもいうような強い連帯感(同調圧力)をもったコミュニティの中で、それが当たり前だと思って育ったカウボーイがロデオ競技中の落馬により障害を負い、自分(と仲間たち)の夢に決>>続きを読む
ガンを患い余命幾許もないが病院で死にたくないと言い残して去ったスワンキーも、ノマド歴10年以上の70代のノマドだが、実際は健康でピンピンしていてまだ存命だと知って、あまりにも真に迫ったシロウト演技にク>>続きを読む
変われない(変わりたくない?)人のためのやさしいファンタジー。過去の一点に執着して成仏できなくなった地縛霊の物語。自分には合わなかった。
△2021/03/27 ネトフリ鑑賞。スコア2.8
これを見れば映画が総合芸術だとわかる。音を撮る人、つくる人、余計な音を取り除く人、すべての素材の配分を決める人。
△2021/03/23 Apple TVで509円レンタル。スコア3.8
モータウンのつくりかた。自動車工場の製造ラインをヒントにしたというモータウンに社歌があったというのが、かつての日本企業を見ているようで微笑ましい。チームで切磋琢磨して、それぞれの個性が花開くと、やがて>>続きを読む
アル中+鬱病からの再生物語。
△2021/03/21 ネトフリ鑑賞。スコア3.6
短気は損気。人は誰でも失敗するから、失敗したら負けという切り捨ては、いつでも誰に対してもブーメランとなって返ってくる。
失敗したからといって誰かを断罪したり切り捨てたり排除したりなかったことにしたり>>続きを読む
田舎を捨て自由に生きる弟と、田舎から離れられず夢も展望も描けない兄。唯一心を寄せた女まで弟に奪われ一瞬我を忘れた兄と、無条件に信じてきた兄が壊れていく様子を見て一瞬兄を信じられなくなった弟。もう兄弟じ>>続きを読む
過疎化が進む田舎の診療所で医者のなり手がいないのは、生活すべてを擲たないと成り立たないようなブラック労働が前提とされているからで、高い金を出す以上、村民はそれを当然の権利だと思って要求するし、志の高い>>続きを読む
自分の言葉は全部自分を正当化するための言い訳にすぎないど気づいて、このままじゃろくな大人にならないと、自分以外の世界に視線が向きはじめた学生時代。いまの自分は、あの頃の自分に認めてもらえる存在になって>>続きを読む