安堵霊タラコフスキーさんの映画レビュー・感想・評価 - 103ページ目

安堵霊タラコフスキー

安堵霊タラコフスキー

ろんぐ・ぐっどばい 探偵 古井栗之助(2017年製作の映画)

3.5

タイトルからもわかる通りのロンググッドバイのオマージュ作品

内容だけ見るとフィリップ・マーロウシリーズ同様に陰惨な話なのに、まるでインヒアレントヴァイスみたくちょっとコミカルで可笑しさのある作品にな
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テイク・シェルター(2011年製作の映画)

4.0

ジェフ・ニコルズの出世作にしてマイケル・シャノンがベストパフォーマンスを見せた映画の一つ

オチはなんとなくわかっていたけど、強迫的な悪夢のせいで無心にシェルターを作る男の狂気が、真摯な演技とスリリン
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MUD -マッド-(2012年製作の映画)

4.0

この映画にカンヌで脚本賞を与えなかったナンニ・モレッティら審査員は馬鹿だと思った作品

沼地で暮らす少年と謎の男との会合という題材だけでも素晴らしいのに、マッドの過去と主人公の境遇を暗にリンクさせて語
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Fabrika(原題)(2004年製作の映画)

3.0

なんでセルゲイ・ロズニツァの作品でこれだけ登録されてんの?

二十歳の死(1991年製作の映画)

3.0

アルノー・デプレシャンの若々しさが良くも悪くも溢れた映画

作中の若者たちの演技同様、作品自体も活発さに満ちて慌ただしく、そして荒削り

内なる傷痕(1970年製作の映画)

4.7

実は来年で長編デビューから50年が経過するフィリップ・ガレルの、初めてVHSで見た作品

ガレル自身と当時結婚していたニコとの神秘的かつ宗教的かつ芸術的なPVといった様相の作品で、訳がわからなかったけ
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DISTANCE/ディスタンス(2001年製作の映画)

4.0

久々に見たけど、いまの作風も悪くないけど、是枝裕和は初期のこういうドグマ95とかダルデンヌチックでよりリアル指向の作品の方が好きかもしれない

サリン的大事件を起こしたカルト教団の遺族に関する話で、着
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パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)

1.5

クリステン・スチュワートの演技力以外見所のない映画
ヽ(´・∀・`)ノ

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

3.7

ブルージャスミン以来久々に映画館でウディ・アレン作品を見たくなったが、70年代から90年代にかけてのアレン映画を見ているような気分の良い佳作になっていた

ヴィットリオ・ストラーロのカメラは時代設定に
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

2.8

ブライアン・クランストンのトランボが良かった(小学生並みの感想)
ヽ(´・∀・`)ノ

スプリット(2017年製作の映画)

2.5

アンブレイカブルのアンチテーゼって感じだけど、アンブレイカブルがそんな好きじゃないこともあって今更感を覚えた
ヽ(´・∀・`)ノ

トスカーナの贋作(2010年製作の映画)

4.0

キアロスタミはよく哲学的かつ実験的な映画を数々作っていたが、これもそんな作品の一つ

タイトルになっている贋作とは言わずもがな作家とシングルマザーの擬似夫婦のことだが、この擬似夫婦を演じる遊びを通して
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一命(2011年製作の映画)

2.0

案の定オリジナルである切腹は超えられず
ヽ(´・∀・`)ノ

きみに読む物語(2004年製作の映画)

2.0

泣かせる気満々の演出(特に音楽)にウンザリ
ヽ(´・∀・`)ノ

リアリティー(2012年製作の映画)

2.0

これがカンヌ映画祭グランプリ?
ヽ(´・∀・`)ノ

或る終焉(2015年製作の映画)

2.5

途中まで良かったのに終わり方で台無し
ヽ(´・∀・`)ノ

トレジャーハンター・クミコ(2014年製作の映画)

4.2

近年活躍の目覚ましい映画界の兄弟としてサフディー兄弟に次いで注目されているゼルナー兄弟の作品がDVDレンタルされていたのを発見し矢も盾もたまらず借りて視聴

菊地凛子は個人的にそんな好きな女優じゃない
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イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)

1.1

冒頭のスマホでの撮影やテレビ電話、監視カメラ等の映像の羅列で、まずスコリモフスキがまた変な映画作ったなと思った

そしてその後はいくらかスタンダードな撮影に戻ったものの登場人物が色々いてこいつらは一体
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とうもろこしの島(2014年製作の映画)

4.2

川の中州にできた小さな陸地で老人と孫が農業に勤しむという題材だけで、さながらミレーの絵画のごとく味わい深く素晴らしいものがあったし、そこに紛争の中立地帯という設定も加えられドラマに深みが生まれていたの>>続きを読む

マジカル・ガール(2014年製作の映画)

2.7

まどマギリスペクトしてるらしいのは嬉しいし構成も悪くなかったけど魔法少女の必要あったのかな?
ヽ(´・∀・`)ノ

ソウル・キッチン(2009年製作の映画)

2.5

ファティ・アキンのコメディってのが珍しくて新鮮だったけどそんだけ
ヽ(´・∀・`)ノ

モーヴァン(2002年製作の映画)

3.0

サマンサ・モートンが良かった(小学生並みの感想)
ヽ(´・∀・`)ノ

ベイビー・トーク(1989年製作の映画)

3.2

学生時代に何故か学校の授業内で見たのを懐かしく感じて久々に鑑賞

赤ちゃんの視点のコメディという題材を上手く活かせていたかは甚だ疑問ではあるし、ジョン・トラヴォルタはやっぱり嫌いな俳優だけど、赤ちゃん
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CUT(2011年製作の映画)

4.5

なんか題材的にちょっと卑怯な気もしたけど、監督の映画愛は文字通り痛いほど伝わってきたし、そんな映画愛でしか構成されてないような映画を日本を舞台にして作ってくれたことには感謝したい

山<モンテ>(2016年製作の映画)

3.5

全体的に怠くてしょうがなかったけどその分最後のカタルシスは悪くなかった

アメリカン・ハニー(2016年製作の映画)

2.0

こんな無駄に長いパリピ映画にカンヌやってんじゃねえよ
ヽ(´・∀・`)ノ

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.0

ラストでスタッフのドヤ顔が透けて見えて腹立った
ヽ(´・∀・`)ノ

JOY(2015年製作の映画)

3.0

ジェニファーローレンス風格でてきた感
ヽ(´・∀・`)ノ

白い沈黙(2014年製作の映画)

2.5

今度から特に言うこともないけどとりあえずスコアつけたいときにはこの絵文字を使うことにしたい

ヽ(´・∀・`)ノ

マーゴット・ウェディング(2007年製作の映画)

2.5

ノア・バームバックのこの一つ前の作品で代表作でもあるイカとクジラ同様煩わしい家族問題を描いていて終始頭が痛くなった

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

4.5

wowowで放送してたから見ようと思ったけどファニーゲームやオールドボーイ並みにトラウマになってしまったので断念(それだけ強烈な作品だった)

この世で最も悍ましい事件の一つに北九州家族監禁殺人事件が
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ある戦争(2015年製作の映画)

3.9

アカデミー賞で外国語映画賞候補になった作品をようやく見たが、確かにその評価に値するものだったと思う

主人公は切迫した状況から軽率な判断を下して、ある事件を起こしてしまうが、確かにあの危機的事態では仕
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毛皮のヴィーナス(2013年製作の映画)

3.8

ポランスキーはチャイナタウンや戦場のピアニスト、ゴーストライターみたいな物事の大きな流れに翻弄される人物を描いた作品も素晴らしいけど、水の中のナイフや袋小路、そしてこの作品のように限定的な空間における>>続きを読む