たらおさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

たらお

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銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

3.5

宮沢賢治がどのようにして誕生したのかを描いた一作。
鉄道のシーンから始まる導入がたまらなく好きです。
また「父」とタイトルにあるように父、政次郎さんがもう一人の主人公でもあったり。
家族の絆、心の繋が
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

村の中で一人苦しみながら闘ってきた青年の優が幼馴染みとの再会をきっかけに立ち直っていき村の活性化を図るお話。
村社会の悪いところが濃縮されています。閉鎖的、排他的な部分は勿論のことですが、都合が良くな
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

配管工を生業とする冴えない兄弟がヒーローになっちゃう話。
最初は声優さんの声、演技と自分の中のマリオに対するイメージがマッチするか不安でしたがすんなり受け入れることが出来ました。

ブルックリンで煌び
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.5

旅行に行った先で行方不明となった母を探すべくネットワークを駆使して捜索する娘の物語。
前作と大きく異なる点はスマホ世代の娘が主人公のためデジタル機器を使いこなしていることですね。
目まぐるしく色んな画
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.5

「選択が運命を決める――」
辺鄙な小屋で静かに暮らす家族に訪れた「選択の日」を描いた物語。
突如現れた4人組いわく愛する家族の誰か一人を殺めないと世界が終末を迎えるとのこと。
愛する家族の命と世界を天
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

初回鑑賞日は2018/12/14。金曜ロードショーにて再観賞。
感想は当時のTwitter感想に加筆したものとなります。

クイーンのための映画なのでラストはわかっていましたが……
やはりクライマック
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.5

「エスター」の前日譚。どのようにしてエスターが形成されたのかを語るストーリーです。
ひと言でストーリーを説明すると
「行方不明の娘になりすまそうとしたらその家族がヤベー奴等だった」
って内容です。お父
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エスター(2009年製作の映画)

3.5

初回鑑賞日は2020/6/24。当時のTwitter感想をそのまま引用。

暖かな家族の日常が養子になった一人の少女によって壊れていく様を描いたサイコサスペンス。
日常の中にある道具達が凶器となり、何
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シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

4.0

ひとりぼっちだったクロコダイルのライルが歌を通じて居場所と家族を見つけるお話。
都会に馴染めない少年が勇気を振り絞り、かけがえのない友達を得るお話でもありますね。
吹き替えで観ましたが、皆様演技と歌が
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

初回鑑賞日は2017/5/1。当時のTwitter感想をそのまま引用。

音楽の力は偉大。自然と体がノってしまった。役者さんの演技と、演出も素晴らしい。
人によってはアンハッピーエンドかもしれないけど
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

初回鑑賞日は2018/3/17。当時のTwitter感想をそのまま引用。

「ラ・ラ・ランド」も良かったけど、今作は前作と違ってそこまで恋愛要素にフォーカスを当ててないというか、サクセスストーリーとし
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セッション(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

音楽にガムシャラに打ち込み、犠牲を払いながらもやりたいことに打ち込んだ男の話。演奏することで自分を表現する男同士のぶつかり合いが今作の肝かと。
映画館で観ることで音響による迫力の違いは勿論、鬼気迫るパ
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1999年の夏休み(1988年製作の映画)

3.5

自然豊かな学校を舞台にしたひと夏の物語。
全寮制の寄宿学校、夏休みで寮に残る3人の少年。そこにやって来た死んだはずの同級生とそっくりな転校生。
転校生の出現に少年達の関係は徐々にヒビがはいっていきます
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.0

約束を胸に闘う男の絆と魂の物語。
庵野監督によって再構築された仮面ライダーですが、初代仮面ライダーのリブート作と思って観に行くと人によっては落胆するやもしれまん。
(実際、劇場で隣にいらしたおじさまは
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

これと言って取り得のない主婦が世界の危機に立ち向かうことになるお話。
無数に枝分かれした可能性のひとつ、もしもの世界(マルチバース)の自分の力を借りて闘うというアイデア勝負な一作。
やや哲学的な要素も
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.0

閑静な映画館を舞台にした出会いと別れの物語。
映画館で生まれる出会いと育まれる絆を優しく、時に厳しく描いていました。
映画が教えてくれる、気づかせてくれることって沢山ありますし、映画館という空間だから
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.5

テレビで一度観たっきりでしたのでおさらいで再観賞。
『ゴジラ』とはなんなのかを考える一作なのかなあと。
(どのようにして生まれたのか諸説あるみたいですし)
政府の会議シーンが多いですし、後手後手になっ
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Winny(2023年製作の映画)

4.2

実際に起きた事件を元にした一作。
不当に拘束され、多くの物を奪われた者の嘆きの物語です。
ドキュメンタリーまではいかなくても、ある程度は忠実な作りかと。
torrentくらいは知っていますが、事件の全
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#マンホール(2023年製作の映画)

3.5

結婚式を翌日に控えたエリート男が気づけばマンホールに落ちており、脱出を試みるお話。
結婚祝いとはいえ式の前日に酒盛りするなよと言いたいですが。
マンホールという狭い空間だけでストーリーを展開するアイデ
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呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

3.5

死者が殺人を犯す事件から始まり、死者を操る呪術師との闘いへと発展するお話。
ゾンビの存在や何故殺人を企てるのか、製薬会社の闇と話のテンポが大変良いです。
呪術に関する説明シーンも退屈せずに観賞できまし
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タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

4.5

やはり名作は色褪せません。
かけがえのない人との出会いから運命が変わる最高のラブストーリーです。
『回想』の使い方は秀逸。

人を想い、愛する気持ち。
何があろうと愛する人を信じる心。
身分は関係なく
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.5

映画に魅了され、自分も映画を作りたいと夢を持った少年が夢に向かって大きな一歩を踏み出すお話。
サマイ君の好き・憧れに対してひたむきで純粋な気持ちがとても眩しかったです。
彼が見えている世界はこんなにも
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ヘドローバ(2017年製作の映画)

3.5

団地を舞台にしたバイオレンス映画。若干カルト的な要素有。
開始からラストまでツッコミ所満載です。
まともな登場人物いないんじゃなかろうか。
下品、暴力的な描写や台詞が多く、ストレート過ぎるので苦手な方
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アイアン・ドアーズ(2010年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

密室劇。不条理もの。
主人公が眠りから覚めるとそこは見知らぬ場所。
何もわからぬまま、脱出するために奮闘するわけですが……
鑑賞後はあれ結局何だったの? と疑問だらけです。

設定は面白いのに最終的な
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

まさしくロードムービーの傑作。
とても好きな映画です。
人生において忘れられない一作のひとつかと。
リマスター版観てやっぱり手元に残したいからとブルーレイ版買ってしまいました……

余命幾ばくもない男
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真・事故物件パート2 全滅(2022年製作の映画)

3.5

事故物件に住みリアリティーショーを撮るという企画に巻き込まれた人達が悲惨な目にあうお話。
正直、面白かったです。笑いながら観てました。
前作の続きから始まるのと、重要人物がそのまま続投なので、続けて見
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ドッグヴィル(2003年製作の映画)

3.5

閉鎖的な村社会の恐ろしさと人間の醜さを描いた一作。
いやー長かったです。正直途中で休憩挟んでしまいました。
今作のテーマとそれを伝える上で街での生活、日常を丁寧に描写する必要があるのは理解していますが
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グッドナイト・マミー(2014年製作の映画)

3.5

事故? から帰ってきた母親が偽物にすり替わっているのでは? と不安に駆られる双子。
そして疑念は膨らみ、正体を暴こうと協力して闘うことになるお話。
……と思いきや後半から立場逆転しましたね。
坊ちゃん
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.0

ドラマが楽しかったので劇場版も……と観賞しましたが、やや重たい気分で劇場から退場することになるとは。
ドラマでも法律は万能ではないし、傷つき、苦しむ人達の絶対的な味方でもないと描いていましたがそこは変
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クネクネ(2010年製作の映画)

2.5

ある家族がキャンプ先でクネクネと遭遇し、絶望に呑まれるお話。
※カタカナのクネクネです。怪談のくねくねとは似て非なる物です。
くねくねに対して監督独自の解釈、アレンジを加えているのは面白い。
見たら気
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.0

原作未読。
多感な時期の子供達の葛藤と成長の物語。
心に傷を抱えている子供達が共に過ごしながら友情を深めていく過程を丁寧に、優しく描いていました。
鑑賞後は前向きかつ優しい気持ちになれました。
子供達
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RRR(2022年製作の映画)

4.5

闘争本能を呼び覚まされる一作。
3時間もの長編ですが、催すことがなく最後まで物語に引き込まれました。
今作のとてつもないパワーは言葉に表せません。
とにかくBGMが素晴らしい。サントラ欲しいです。
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シークレット・マツシタ/怨霊屋敷(2014年製作の映画)

2.5

モキュメンタリー形式のホラー。
超常現象の宝庫と噂されるマツシタ邸の秘密に迫るグループを襲う恐怖の物語。
グループは進行役、カメラマン、霊媒師、プロデューサー(紅一点)の4人なのですが、もっと良い人材
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.0

有名な都市伝説を元に構築されたストーリー。
とある大学生がきさらぎ駅からの生還者にインタビューするところから始まり、概ね元ネタに沿って展開されていきます。
異世界パートではFPS視点に切り替わって実際
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ある男(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

愛したはずの夫は別の人間の名前を騙っていた。一体彼は何者だったのか、真実はなんなのか。
様々な人物、思惑が交錯し辿り着くラストに唸らされました。

冒頭から静かな雰囲気で話が進みますが、雨の降る中で文
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土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.8

人里離れた山荘で暮らす主人公が「食」の喜びを楽しみつつ、過ごす日々を描いた一作。
死生観について改めて考えさせられました。
個人的にタイトルへの入りが秀逸だと思っています。
とにかくご飯が美味しそうで
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