たらおさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

たらお

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禁じられた遊び(2023年製作の映画)

3.2

息子に教えた嘘から始まる蘇りのお話。
とかげのしっぽを埋めるところから始まり、やがて母の指の一部を埋める息子。それが恐怖のスイッチとなります。
「ママの身体が生えてくる」という台詞にはゾクッとしました
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.5

原作未読。
ポアロが作家の友人と付き合いでとある屋敷で行われる降霊会に参加し、怪奇な事件に巻き込まれるお話。
ポアロは降霊は勿論のこと霊、魂、神などを信じていないのですが、屋敷内ではトリックでも理屈で
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アパートメント(2006年製作の映画)

3.0

アパートの呪いで住民が次々と殺られていき、お向かいさんがなんとか助けようと奔走するお話。
韓国版の「呪怨」と思っていただくとわかりやすいかと。
実際、伽椰子みたいな霊でますし、ちょいちょいジャパニーズ
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ドアロック(2018年製作の映画)

3.0

自分の部屋にいつの間にか侵入した不審者に恐れおののくお話。
韓国のアパートって鍵がナンバー式のところもあるみたいです。
何者かが侵入を試みるシーンにはゾクッとしました。
一人暮らしの女性がこんなんやら
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トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

3.7

聴覚障害者学校に赴任した教師が性的虐待に合う子供を目の当たりにし、子供を守るために闘うお話。
実話ベースなので真に迫っています。
教師として、子を持つ親として子供の声なき声を受け止め、懸命に守ろうとす
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トパーズ(1991年製作の映画)

2.5

とある職業の女性を通し、現代社会の闇を見せつけてくる一作。
東京を生きる者達が仕事や生きることに疲れ、何かしらの形で発散しないと心が持たずにいる……
そんな風に描かれていました。
退廃的な作風ですね。
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オオカミの家(2018年製作の映画)

3.5

Netflixにて「コロニア・ディクニダ」を観賞し、予習した上で観賞。
事前情報を得ていないと解釈が異なる以前にわからないことだらけになるかと。

クレイアニメーションと言うのでしょうか? 粘土と絵だ
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スノーマン 雪闇の殺人鬼(2017年製作の映画)

2.5

雪降る町で発生する女性の連続失踪事件。アル中刑事が事件解決に向けて奮闘するお話。
事件現場には何故か雪だるまが残されており、それが一体何を意味するのかーー
雰囲気はとても良いのですが、話の展開がスロー
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.5

深海に生息するメグ以外の恐怖が人間に牙を剥くお話。
導入部で一瞬ジュラシックムービーと間違えたかと思いましたが、早速食欲旺盛っぷりを見せてくれたメグが愛おしくも思えますね。
前作より色々と改善されて面
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

4.0

進化を続け、痛みを無くした人間のお話。
人体の解剖・改造をアートパフォーマンスとして表現する物達の苦悩を描いていました。
アート(芸術)とは何か? 美とは何か?
人体の進化のその先には何があるのか?
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ブギーマン(2023年製作の映画)

3.0

母を事故で亡くしたばかりで傷心状態の姉妹に忍び寄る怪異の物語。
導入部で幼き子供に悲劇が起こったのには目を丸くしましたわ。
それにてっきり主人公はお父さんかと思ってましたが長女の方だったとは。
セラピ
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.0

海底調査をしていた探査船が深海に眠りしメガロドン(巨大サメ)と遭遇、そして結果的にそれを浮上させてしまい、研究所がピンチに! というお話。
典型的なパニックサメ映画というわけではなく、未知の存在に対し
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ミンナのウタ(2023年製作の映画)

3.5

呪いのテープを聴いたら最後、悪霊が作った世界に誘われるお話。
カセットテープという今では古き媒体をチョイスしたことにセンスが光ります。
テープを逆再生するアイデアもGood。
初めはノイズに過ぎないの
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ひまわり デジタルリマスター版(1970年製作の映画)

4.0

愛した夫を探しに行った女性が非情な現実を目の当たりにするお話。
戦争により愛する人と引き離れる辛さが痛いほど伝わりました。
ジョバンナが気丈で健気な女性として描かれていましたね。
アントニオの消息が掴
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.8

熟練のエクソシストが少年に取り憑いた悪魔を祓うべく凄絶な闘いを繰り広げるお話。
悪魔は強大な力を持っており、衝撃波を放ってきたりと圧倒的。神父に幻覚を見せたりと精神的にも追い込んできます。
少年の家族
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.5

吹き替え版を鑑賞。
人間の世界に憧れる人魚と冒険家気質な王子のラブロマンス。
オリジナル版(アニメーション)を観たのは遙か前でお話をまったく覚えていなかったため、新鮮な気持ちで観ることができました。
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

ジブリの集大成と言える一作だと感じました。ちょいちょい過去作のオマージュ? とも思えるシーンや描写があったり。
そんなアニメーションならではの演出含めジブリだからこその作品です。
宮崎駿監督しかり、ジ
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

※徹底的なネタバレ感想です。レオ、レミの心情を勝手に想像しています。
※長文乱文ご容赦願います。(後ほど訂正します)


兄弟のように育った親友との間に入ったわずかなヒビ。それは激情を生み、一生残る傷
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To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

3.5

宝くじで高額当選して幸せを手にしたはずが転落人生を味わっているレスリー。彼女が再起するまでのお話。
レスリーが酒浸りになり、絶頂を味わった頃のまま時間が止まっている様は不憫ですね。
とはいえ息子も「酒
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ヒッチハイク(2023年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

インターネット上における有名な都市伝説「ヒッチハイク」を土台に作った一作。
ホラーとしてもギャグとしても振り切れなかった気がします。
大学生がヒッチハイクでキャンピングカーに乗り、異様な雰囲気を感じて
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.5

「エックス」の前日譚。どうしてパールというシリアルキラーが生まれたのかがわかるお話。
スターに憧れている農場の娘が狂気に飲まれ、足元から崩れ落ちて行く様が描かれています。
無垢な少女はオーディションを
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バイオハザード:デスアイランド(2023年製作の映画)

3.5

『バイオハザード』のファン向け映画。
ゲーム、映画とシリーズを追っていること前提の作りかと。
前作の『バイオハザード ヴェンデッタ』とストーリーが繋がっているのもですが、ゲームファンじゃないとキャラク
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バイオハザード ヴェンデッタ(2017年製作の映画)

3.2

再観賞。
主人公はクリス&レオン。
ゲーム「バイオハザード6」の後の話なのでクリスが立ち直っています。レオンが休暇中とはいえ飲んだくれていますが、人間落ち込んで中々立ち直れない時もありますね、ええ。
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バイオハザード ダムネーション(2012年製作の映画)

3.2

再観賞。
前作ではレオン&クレアのW主人公でしたが、今作はレオンの単独主人公。
そしてエイダの登場でございます。やはりレオンはエイダに転がされてこそですよ!
レオンの軽口も変わらずでその辺りは安定の良
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バイオハザード ディジェネレーション(2008年製作の映画)

3.0

再観賞。
ゲームのファンなので主人公がレオン&クレアのコンビなだけで嬉しいです。
空港でバイオテロが起きることでどうやって切り抜け、脱出するのかのワクワク感がイイ!
Gウイルスの登場といい合間にラクー
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プー あくまのくまさん(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

大人になったクリストファーがかつての親友に会いに行くも、時を経たそこは彼の知っている100エーカーの森ではなくなっていた。
獰猛な野生と化した彼らが人間を襲うお話。

あのプーさんがバイオレンスになっ
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ひみつのなっちゃん。(2023年製作の映画)

3.5

親友の訃報を知って仲間で結託し、彼女のひみつを守り抜くお話。
ドラァグクイーンという職業や生き様をふざけることなく描いています。実際にドラァグクイーンとしてショーもされているエスムラルダさんが監修なの
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

子供二人による大人への小さな抵抗のお話。大人達は嘘や思い違いで振り回されていきます。
いくつかの視点に切り替わりつつ話が進行しますが、この構成にはまんまと騙されました。
視点が変わるたびに時間が巻き戻
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忌怪島/きかいじま(2023年製作の映画)

3.2

仮想空間に怨霊が棲み着いてしまい、天災脳科学者が予期せぬバグ(怨霊)と対峙するお話。
VR世界×ホラーというアイデアが光っていますね。
あの世とこの世(あっちとこっち)が新世界(VR)と現実世界にかか
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.5

実験場でただ一人生き残った少女を巡る血みどろの争い。
サイキック・バトルロイヤルものです。
本作、前作どちらから観ても大丈夫な作りになっています。
だけども前作同様敵サイドについて詳しい説明がなされな
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.5

少女が平穏な暮らしを手放し、闘いに身を投じるまでのお話。
冒頭に施設での人体実験の様子を描いた様子が流れますが、子供を実験材料として消費した研究員の邪悪さを描いただけで終わっていますね。
戦闘シーンに
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

天才的な指揮者であるリディア・ターを通じ「音楽」との向き合い方を描いた一作。
ハッキリ言うと転落物語でもありますかね。
順風満帆かと思われた指揮者人生の最中、ひとつのトラブルがやがて大波乱を巻き起こし
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.8

刑事が人を撥ねてしまい、死体をバレないようになんとか立ち回っていくお話。
オリジナル版観賞済ですが、冒頭からちょいちょいアレンジされていて飽きることなく観賞出来ました。
韓国版ほど主人公を追い詰めない
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最後まで行く(2014年製作の映画)

3.5

脇見運転をしていた刑事が人を撥ねてしまい、隠蔽に走るお話。
主人公のコ刑事がひたすら奔走するのでダレることなく観賞出来ました。
死体をトランクに詰め、バレないように駆け抜ける流れは疾走感がありましたね
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EO イーオー(2022年製作の映画)

3.7

人間の都合で振り回され、傷つけられていくロバのお話。
脱走劇と言ってもあながち間違いでもない……かな。
サーカスで大好きなパフォーマーのカサンドラと過ごしていたのに突如として生活が激変します。
人間の
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レット・イット・ビー ~怖いものは、やはり怖い~(夢判断、そして恐怖体験へ2)(2023年製作の映画)

3.5

※猫が惨たらしい目にあいます。
※東日本大震災がひとつのエピソードのテーマとして扱われており、実際の津波の映像が流れます。
上記に抵抗がある方は観賞に注意された方が良いかと。

「信じようと、信じまい
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