masososoさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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なぎさ(2017年製作の映画)

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プールサイドで佇む2人。
生徒たちの笑い声や水飛沫の音に邪魔されながら交わす辿々しい会話。
甘酸っぱい青春。

「その頃には私いないし...」

机の上の一輪の花。
少しずつ枯れゆく。時間の経過。
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赤い指(2010年製作の映画)

3.7

木彫りの名札のとこで泣いちゃった。
息子を庇うだけのはずなのにやたら認知症の母ちゃんとの思い出をフラッシュバックさせると思ったらそういうことかあ。
初めから犯人と真相が分かっているパターン。と、言うだ
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プレデター(1987年製作の映画)

3.8

得体の知れない捕食者が迫ってくる恐怖を煽るような演出、カメラワークが秀逸。

それまで一切姿を見せずにサーマル一人称だけだったのが、その視界に自分の手を入れる瞬間の演出が好き。
異形じゃん!!やばそう
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.4

軽くみれてそこそこおもしろいんだけど原作の良さは全くでちゃいなかったなあ。
サトウもヨウコもなんかキャラの作り方がちょっとズレてるんだよな。

殺し屋コンビのイカれ演技から臭ってくる素人感はべいびーわ
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.7

まず最初に目を引くのがアート作品のようなポスターデザインの秀逸さ。
所謂ジャケ観ってやつを初めてしたかもしれない。

超能力バトルといい、団地といいところどころに大友克洋の『童夢』味を感じる。
童夢は
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トランスフォーマー/ロストエイジ(2014年製作の映画)

3.7

ストーリーは作中で一番好きだったかな。

欲深い人間がオートボットを裏切るっていう善悪の構図がはっきりしてるのが今作では良い方に働いていた。2、3と回を重ねる毎にメガトロンに脅威を感じなくなってたもん
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トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(2011年製作の映画)

3.5

やってること変わらんしそろそろ飽きてきたな。連続で見る物じゃなかったかも知らん。

感想がリベンジと全く一緒なんだよな。
トランスフォームアクションは面白い。ただ三作目ともなると斬新さは皆無。慣れてき
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トランスフォーマー/リベンジ(2009年製作の映画)

3.5

これ散々な評価らしいけどそんなに悪いか?

前作とほぼ似たような中身だったけどお祭り映画としては十分面白かったけどな。
まあツッコミどころはめちゃくちゃあるけど。
軍がちゃんと仕事するのは前作同様でこ
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トランスフォーマー(2007年製作の映画)

3.6

乗り物から流れるようにトランスフォームして何合か格闘してまたすぐ乗り物に戻る。
流動的に形態を変えながら闘うトランスフォームバトルを違和感なく作り上げてる。2007年でこのCGってすごいんじゃないか.
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.7

その人の“感性”を好きになるのか、“人間性”を好きになるのか。
もちろん感性は人間性を構成する要素の一つでもあるだろうし、どちらが正解というわけでもないんだけどね。

この作品では就職を機に麦の価値観
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ミッキーのミニー救出大作戦(2013年製作の映画)

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スクリーンの中のモノクロ世界と現実世界を行ったり来たり。
現実世界側からスクリーン世界をコマ送りしたり、巻き戻したり。
こういうメタ要素上手く活用してるのすっき。
ピートがオーバーキルされすぎてるのは
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.3

好きなもので繋がれる。
そこには性差も年齢差も職業も関係なくって、極めて純粋な友情。こういうのいいよね。
幼馴染のイケメンくんはでてくるけど下手に恋愛に絡めないでそこも純粋に理解してくれる幼馴染で終始
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

そんなに怖くはないと効いたので苦手ジャンルに挑戦。

僕には十分怖かったけどそれなりに楽しめたな。
アスモデウスなんていう大悪魔が超常的な力で現世を支配しちゃうんじゃなくて、コソコソと力を蓄えつつ教会
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

2.5

スターウォーズの名前だけ冠した同人作品。

新三部作は2作目までは劇場で見たけどそれで完全に見限って本作はスルーしてた。
4年経ってやっと見たけどやっぱり見なくて良かったな。
過去2作もね、クソだと思
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プレステージ(2006年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ミスリードに次ぐミスリードでしっかり観客を騙しにくる。
ノーラン得意の時間軸を組み替えた構成は流石。前半にアンジャーの溺死という衝撃的なシーンを印象つけた上で過去を遡るから見る側はアンジャーの死を前提
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.0

1984年の東ドイツ。国家が人民を『監視』する社会。
国家保安省の人間として、社会主義国家権力の尖兵となっていた主人公のヴィースラー。

冷淡に職務を遂行する優秀なるシュタージだった彼だが、盗聴の対象
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.9

これが実話か...広大で人に溢れていて言語圏も違うインドだからこそ起こる事件だよな。
それにしても毎年8万人の行方不明とは。

サルーはスーとジョンに迎えられて本当に幸運だったね。
スーの思想はちょっ
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

スパイ映画、アクション映画のお手本という感じなんじゃないすかね。

アクションはさすがの一言、思えば時代時代で新しいアクションなんてもう出尽くしたかなぁ?って思ってると必ずその壁を壊してくれるのはこの
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ヒッチコック/トリュフォー(2015年製作の映画)

3.7

なぜヒッチコック映画と言われるのか...
厳密なスタイルがあってどんな瞬間にも独特のタッチが感じられるから。

キャメラで書く作家であり芸術家
ヒッチコックの作品には作家の刻印がある。
ヒッチコックの
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

友情も愛情も全てが贋作だった...と。
否、「如何なる贋作の中にも真実は宿る。」
クレアとの関わりを思い出し、そこに真実は確かにあったとヴァージルは結論つけたのではないだろうか。

グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル(2016年製作の映画)

3.7

ただのメモ


情熱的でエネルギッシュでおしゃべり
直感でいいと思ったことに対して客観的な視座をもち観客がどう刺激を受けるかを踏まえる。
修正力、批判から学ぶ
音楽、撮影、衣装、予告、字幕全てに携わる
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セントラル・インテリジェンス(2016年製作の映画)

3.6

いいじゃないの。
あっさり見れちゃうバディムービー。
アクションもギャグもそこまで突き抜けたものはないけど決して悪くない。テンポがいいし、意外にも人間ドラマの部分が良い。

ボブの純粋さに思いも寄らず
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ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

3.5

超のインフレについてこれないキャラ達の救済的位置付けなんか。
悟空とベジータは蚊帳の外で今回はピッコロと悟飯がメインアクト。
ガンマ1号、2号はかなり好きなんだけどセルマックスは失敗したな。バイオブロ
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ニルマル・プルジャ:不可能を可能にした登山家(2021年製作の映画)

3.7

山の世界を解っていない自分にとってはプロジェクトインポッシブルが打ち立てた記録の数字の部分に圧倒されてしまう。

14座登頂のそのどれもが物凄いことのはずだし容易なものじゃないに決まっているんだけど、
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ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦(2022年製作の映画)

3.8



戦争の爪痕が残るアルザスで育った二人にとって世の中は不確かなものだった。
ベトナム戦争人の愚かさに諦念し火山研究に傾倒していった。

「火口に立つ喜びを共有できない人とは一緒に暮らせない。」
「単
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K.G.F:CHAPTER 2(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

やばすぎた!!すごいもの見てしまったと呆然としてる。
尻の痛みと尿意に6時間耐え抜いた甲斐があったと胸を張って言える。
個人的に伝記的映画の大名作!ゴッドファーザーにも匹敵するとさえ思ってしまった。 
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K.G.F:CHAPTER 1(2018年製作の映画)

4.0

「congratulation.君を愛した」

Chapter2みてからまた書こ。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.3

冒頭、まさか空襲警報の音から映画が始まるとは予想だにしていなかった。
あの熱波の表現は目新しく感じたな。

中盤までは話もなかなか動かず、ファンタジーを求めていたのになあ...と若干げんなり。
その後
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

3.8

純粋すぎて美しすぎる真愛って必ずしも社会では理解さないし受け入れられなかったりするんだろうな。
人間社会ってそんなに綺麗でいられない。理解できないものを人は拒絶するものだし。

二人だけで育まれてきた
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シコふんじゃった。(1991年製作の映画)

3.7

いいねえ、スポ根青春コメディ。
棒なセリフ回しやあえて拙い感じの演出が逆に青々しさを強調していて良いシナジーがあった。

すごくあっさりしてるんだよな。変に熱血もしないし、涙も作らない。
とにかく鑑賞
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キャンバス(2020年製作の映画)

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妻の死によって情熱を失い、創作することができなくなったおじいさんが孫娘の愛によって再び筆をとる。
テーマ自体は美しいがいかんせん個性がない、印象に残らない。
ショートフィルムだからこそ結果どうあれ短い
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夜勤明け男子のモーニングルーティーン(2020年製作の映画)

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きっっっっっっっっっしょ!!!
歯ブラシ一本で彼女の話してるあたりからかなり不穏な感じはあったけども。

どうなるんだろうという引きはなかなか強くてよかったやね。

「夜勤明けの過ごし方は昨日の繰り返
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写真会議委員の上陸(1895年製作の映画)

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映っている人物達は業界の関係者だからなのかカメラを意識して挨拶をしている。

風景としての人物だった「工場の出口」との大きな違いで、彼らは“演者”になっていた。

『リュミエール!』にて鑑賞

壁の破壊(1895年製作の映画)

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上映時に技術者がランプを消さないまま右戻したことで偶発的に再生する壁の映像が生まれた。

130年前にやってることが既にクリストファーノーランの世界なんだよな。

『リュミエール!』にて鑑賞

赤ん坊の食事(1895年製作の映画)

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風にそよぐ木々がこの食事風景の心地よさを物語っている。

『リュミエール』にて鑑賞

寺院の前で小銭を拾う安南の子供たち(1902年製作の映画)

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白いドレスを着た女性。かたや襤褸を身にまとい日焼けした黒い肌が露出する子供達。

白と黒。上と下。
この場に悪意は存在しないし、楽しげに映してはいるがそれが逆に残酷な現実を強調している。

『リュミエ
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