tdswordsworksさんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

疾風スプリンター(2015年製作の映画)

3.8

2015年東京国際映画祭で鑑賞。
手に汗握る系。ケレン味たっぷり。
すげーおもしろかった。

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.4

話はなんにもない。けれど映画を映画たらしめる要素はすべて入ってる。

私たちはどこに行くの?(2011年製作の映画)

3.4

信仰よりも平和を選ぶ。
たぶんそれはレバノンの人々にとって絶対に採り得ない選択肢だから、この映画がおもしろいのでしょう。

改宗(2008年製作の映画)

2.6

改宗というよりは、結婚の話。
改宗については切り込めていたけど、結婚の描き方は足りてない。

蝶と花(1985年製作の映画)

4.2

「仕事を探しに行ってた」
「見つかったのか」
「うん、米の密輸だよ」

こんな会話を病室(相部屋)でするもんじゃないよw シリアスなシーンなのに声出して笑ってしまった

田舎の片親家庭に育ち、家計のた
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ダーティ・グランパ(2016年製作の映画)

2.8

これに1800円払う気にはなれないよね。ってことでTOHOシネマズシネマイレージのポイント鑑賞。

ザックはハマり役なのでもはや安心して観ていられる一方、ロバート・デ・ニーロはもう一息な気がします。

ブラインド・マッサージ(2014年製作の映画)

4.4

メリル・ストリープがゴールデングローブ賞の受賞スピーチで語ったように、映画の醍醐味は、それを通じて他人の人生を体験できることにあります。

本作は、そんな映画でも体験できなかったはずの視覚障がい者たち
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

2.8

波瀾万丈の人生は単純にファンタジーとしておもしろかった。ひたすら美化されて描かれる最愛の妻ソーニャも美しいし、オーヴェの頑固さは明らかに欠点だけどそれも含めてリスペクトできるように仕向けるストーリーが>>続きを読む

スモーク(1995年製作の映画)

4.6

こんなふうに、ちょっぴり嘘をつきつつも人と正面から向き合える大人になりたい。

アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男(2015年製作の映画)

3.6

ナチスやヒトラーはドイツ映画の鉄板コンテンツなのでそれを想起させる邦題が与えられていますが、英語のタイトルは「THE PEOPLE VS FRITZ BAUER」で、おそらく原題の直訳。このタイトルの>>続きを読む

MERU/メルー(2014年製作の映画)

3.2

「ナンバーワンにならなくてもいい。もともと特別なオンリーワン。」と歌った国民的アイドルが解散した年の瀬に、ひっそりと公開された、ナンバーワンを目指す男たちのドキュメンタリー。やっぱり一度きりの人生、ナ>>続きを読む

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.6

2017年1本目。
スリラーは、襲われる側に感情移入して楽しむジャンルだけど、本作は、盗みに入る若者たちにも、それを迎え撃つ盲目老人にもちょっとずつ共感させる設定がユニーク。そのアイデアによって、スリ
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マイ・バック・ページ(2011年製作の映画)

4.4

妻夫木聡の演技には毎度驚かされるけれど、この映画のラストシーンはその極致。

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.4

2016年第9位

目が覚めるたびに姿が変わってしまう(年齢も性別も人種も!)青年の恋愛を描くファンタジー作品。しかしそのファンタジーは意外にも「あるあるー!」の連続。それは、状況に応じて振舞いを変え
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ミルピエ パリ・オペラ座に挑んだ男(2015年製作の映画)

3.0

芸術やエンターテインメントのクリエイターにカメラを向けたドキュメンタリーは、「何かが降りてくる」瞬間を劇的に描くことがよくあるけれど、本作はそういうのと少し距離を置き、あくまでミルピエ氏本人に焦点を当>>続きを読む

太陽を掴め(2016年製作の映画)

3.4

開始から45分くらいは、畳み掛けられる鮮烈なイメージと対照的な当たり障りのない演技に萎えてたんだけど、そこからの引き込まれ具合がヤバかった。アドリブだったらしい手相見せ合うシーンの頃には完全にハマって>>続きを読む

こころに剣士を(2015年製作の映画)

3.6

邦題がすばらしい。メインキャストみんなのなかに剣士が垣間見えます。
素性を隠した男が女性や村の人たちとの交流を通じて変わっていく、手垢のついた物語ですが、誰も置き去りにしないように丁寧につくられていて
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アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

4.0

「空の目」だったはずのドローンが「神の手」になってしまった。奨学金ローンの返済のために入隊した中尉は、まさかミサイルのスイッチを握るなんて考えてもみなかったはず。
映画は一応の決着を見るけど、そのあと
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イノセント15(2015年製作の映画)

3.8

15歳はイノセンスの終焉。自分のことも好きな人のこともよく理解できてなかった頃の世界の窮屈さを、ストーリーを敢えて破綻させ、ぎこちない演出によって増幅させてみた。教会でケーキのろうそくの火を吹き消す場>>続きを読む

RANMARU 神の舌を持つ男(2016年製作の映画)

3.2

鬼源水の看板がやたらと中国風だったり、随所に芸が細かく、それをきちんと回収していく手際のよさ。素晴らしいです。

アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

4.0

僕らは周りの人に対峙するとき、得てして彼/彼女をそうあってほしい姿に仕立て上げ、その内面を見ようとしないものです。アズミハルコの顔写真のステンシルは、そのメタファー。

元の姿を判別できないほど単純化
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.2

公共の福祉のために魔法使いたちが自らを抑圧するルールを作り、それに抗う悪役がいる。この世界観はなかなかおもしろかったです。
エディ・レッドメインは、アテ書きなんじゃないかと思うほど主人公ニュートのキャ
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マンダレーへの道(2016年製作の映画)

4.2

不法入国してまでも外国に移住しようというインセンティブがほぼ皆無の日本人にとって、不法移民を主人公に据えた話はなかなか取っつきにくい。
しかしこの映画は違った。共同生活を送る部屋、食堂の皿洗い場、工場
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胸騒ぎのシチリア(2015年製作の映画)

3.0

カット割りが細かすぎて疲れた。それもセレブの移り気の表現なのかもしれないけど。

母の残像(2015年製作の映画)

3.2

監督の過去作「リプライズ」「オスロ、8月31日」と比べると、ミニマルでインプレッシブな画遣いは控えられ、代わって複雑なシチュエーションを複雑なまま描こうという試みが際立っていました。そのため一度観ただ>>続きを読む

普通の家族(2016年製作の映画)

3.6

ダルデンヌ兄弟の「ある子供」が若い父親のダメ男っぷりを淡々と描くのに対し、こちらは若親本人たちを含む登場人物たちのダメっぷり(しかし言い方を変えれば「普通」の行動をしてるだけ)を描く映画です。

警察
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雨にゆれる女(2015年製作の映画)

3.8

音楽家の監督ならではの、音についての理論とこだわりによって、ささやかな表現が感情の起伏となって増幅される、終始居心地のよい時間でした。

わたしたち(2016年製作の映画)

3.8

同級生の女子2人。
置かれた環境の違いにとかく目が行きがちで、お互いをいぶかしがったり苛立ちを募らせたりしてしまう。売り言葉に買い言葉、暴力が連鎖する。それにストップをかけるのは、相手と仲良くなりたい
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ライブテープ(2009年製作の映画)

4.8

映画館を出たら世界が変わって見えるのが、優れた映画の基準のひとつ。

愛のむきだし(2008年製作の映画)

5.0

愛を恥じるな。変態を恥じるな。これこそ真の純愛ドラマだ!

たしかに237分(3時間57分)という上映時間は冗長かもしれないけれど、これ以上はどこもカットできないというとこまで絞りきった、常に真剣勝負
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海炭市叙景(2010年製作の映画)

5.0

劇場公開時に観てからかなり経ち、内容もあまり思い出せなくなっていたが、今回アマプラで再鑑賞して、あらためて素晴らしい映画だと思った。
暗すぎるとか話が平坦だとかいろいろ書かれていて悔しいが、僕にとって
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ディア・ドクター(2009年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「誰もまともに話聞いてない。伊野を本物に仕立てようとしてたのは、あんたらのほうじゃねえのか。」

このセリフが忘れられない。

GO(2001年製作の映画)

4.8

ホントカッコいい。レビュー投稿時点で、僕にとって邦画実写第4位。

雨あがる(1999年製作の映画)

4.8

レビュー投稿時点で、僕にとって邦画実写第5位。

エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

5.0

社会派×ヒロイックな痛快ストーリー。
僕にとって洋画実写ベスト1。