ironsandさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ironsand

ironsand

映画(262)
ドラマ(55)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

いくらスピルバーグでもミュージカルは…ごめんなさい、リメイクとしても配役やリタモレノ演じるヴァレンティナの存在などアップデートが素晴らしかった(レイプ未遂シーンは少し長くて不快だった)。
映画館で見た
>>続きを読む

恋人はアンバー(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

基本的にはとてもキュートなセクシャルマイノリティの青春映画で良かったんだけど、時代が時代だけに辛い気持ちがよくわかりすぎて胸が痛かった(特にエディの普通であろうともがく姿)。しかし、セクシャリティを認>>続きを読む

ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

市民権を持たない養子縁組、初めて知った。社会に疑問を投げかける良い映画。

アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

いつだって戦争に関わる男はクソ。

公式
aida-movie.com

故郷ボスニアの紛争の傷跡描き続ける女性監督ヤスミラ・ジュバニッチ『アイダよ、何処へ?』インタビュー映像到着!
tokushu.
>>続きを読む

《ジャンヌ・ディエルマン》をめぐって(1975年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

またまた凄いもの見てしまった。
インディー畑の若き映画製作者アケルマンと、古典映画も経験してきたベテランフェミニスト女優セイリグの、熱い現場の記録。
感覚のアケルマンと理論のセイリグ。ぶつかり合う様は
>>続きを読む

マーズ(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

今まで何度となく見せられてきた「ヘテロ男が女を性的な目的にする」展開。それを子供相手の十数年スパンで見せられて、苦痛以外の何ものでもない。
その女の子が難を逃れ(結局それも男性名のロボットに助けられる
>>続きを読む

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ほぼほぼ実話ってとこが凄い。
反骨精神最高!

実際にあった名画盗難事件の真相を描く「ゴヤの名画と優しい泥棒」 自ら映画化に動いた“犯人”の孫に聞く
eiga.com/amp/news/2022022
>>続きを読む

白い沈黙(2014年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

テーマも内容も良いのに最後があっけない。尻すぼみが凄かった。
「小細工はいらない」ってまさにこの映画(時系列いじり)のことですね。

去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

とにかくわからないままストーリーが進むのに眠くならなかったのは難解すぎるからか映像美のおかげなのか…呪文のように繰り返される言葉、圧倒的美術。贅沢な時間を過ごした。

デルフィーヌとキャロル(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

徹底したフェミニズムドキュメンタリー映画だった。デルフィーヌ・セイリグってこんなにアクティビストだったんだと驚かされた。良い事ではないんだけど、今も心に響く内容。
ジェーン・フォンダのフランス語が流暢
>>続きを読む

シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

口ばっかりのうるさいミソジニスト飛行機男たちの中で、心身共に強い女が出てくる良い映画!見えない何か(グレムリン)と戦うファンタジーホラーかと思いきや、人間ドラマだった。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

とにかく画面を見ているだけでも美的センスが磨かれるような映画。
しかし今回もウェスアンダーソンの世界に全てが収まりすぎててハマりきれなかった。

ロザライン(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

最初は面白かったのに…途中から全体的にバタバタとっちらかって見づらかった。期待してただけに、もっと面白くできただろうに…と感じた。

スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

なんだかなぁ。絶賛意見をよく目にしてたので少し期待してたんだけど、ブルーカラーといえど結局白い男性に良い映画だった。
ただ最後、どこまでも自己中心的な娘が実家のポーチで「ここはなにも変わらないね」と言
>>続きを読む

フランス(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

現代社会と欧州富裕層、ジャーナリズムへの批判。冗長気味な2時間15分も素晴らしいレアセドゥの演技(顔芸)だからこそ見ることができた。自覚のない不愉快な人がたくさん出てくるので終始ストレスを感じる映画だ>>続きを読む

フレッシュ(2022年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

女性脚本家・監督ということでわりとストレスなく見ることができたんだけど、やっぱり肉描写が気持ち悪くて気分悪くなってしまった…。

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

セリーヌシアマ流SF大人向け癒しドラマ。
母が出ていってから家の中の雰囲気が悪いから、私の家には来なくていいと言ってたネリーはどこかで自分のせいかも?と思っていたのだろう。「戻ってくるわ、あなたのせい
>>続きを読む

イヴォンヌの香り(1994年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

イヴォンヌがとにかく美しい。「犯罪者同様、恋人たちは現場に戻る。愛しすぎるか愛が足りないのが人間だよ。」わたしにはルネ爺さんが辛いよ。

仕立て屋の恋(1989年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

内容忘れちゃってて再見して、最高に苦手な映画だったと思い出した。主人公がストーカーなとこも、ネズミを線路に置いてくるとこも、全ては恋した女の為なんだけど、どうにも合わない気持ち悪い。そして仕立て屋が恋>>続きを読む

ブエノスアイレス 4Kレストア版(1997年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

2Kだったけど綺麗でとても見やすかった。トニーレオンの繊細な演技にあらためて感動。久しぶりに見たブエノスアイレスは相変わらず痛く切なく孤独で、希望がある映画だ。
しかし、共依存の関係性というのは危険で
>>続きを読む

カオス・ウォーキング(2021年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

キャストも設定も面白そうだったのにあらすじから想像できるままのストーリーと展開で見た後に何も残らない。勿体ないというかしょうもない。しかも犬が殺されるので最悪最低映画になりました。

我らの父よ(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

惜しい。イマジナリーじゃないとわかるとすぐにクリスティアンが何者かわかるので120分ならもう一捻り欲しかった、もしくは90分なら良かったと思う。

復讐者たち(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

史実に基づいた映画。何の罪もないのに家族が殺されたらどうする?想像してみてくれ、自問してくれ、と投げかける。重く辛いテーマだが目を逸らしてはいけない。

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

うーん、なんだかなぁ。女性と共同脚本だけど、男性が書いた女の話全開だった。寮の同室のジョカスタのああいうキャラクター設定要る?性的搾取をされたサンディを救ったようで救ってないよね。搾取した側の男を救っ>>続きを読む

ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

いやもう無茶苦茶いい話なんだけど、相手も思い込みが強すぎたとはいえ、その場の雰囲気に押し流されて亡くなった人を利用して嘘ついて偽ってる時間が長すぎてしんどかったなぁ。「一人じゃないよ」のメッセージ性も>>続きを読む

シルクロード.com ―史上最大の闇サイト―(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

人は暴走する
実話に基づく映画で善で動くわけでもない身勝手な二人の視点で進むから、いい気分がしないまま終わる。この手の話はドキュメンタリーの方が良さそう。思ったよりB級ではなかったけど佳作でもなかった
>>続きを読む

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

生理をありのままに、中絶を肯定的に、病気や悩みを誠実に、描かれていることがとても居心地良く、ここまで来たかと感慨もひとおし。境遇も悩みも違う四人の女が徐々に理解し合い助け合う姿に優しさと希望を見せても>>続きを読む

WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

「小さな傑作」見事な再構築だった。ワンダは私たちだった。
ユペールはワンダとMr.デニスの関係を映画監督と女優のようだと例えたそうだが、エンタメ業界とその関係者のようでもあると感じた。

バーバラ・ロ
>>続きを読む

ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

静かな良作。ただ、意外とあっさりレーピンの名画だとわかったし、もうちょっと抑揚があるのかなと思ったけど、そこがフィンランド映画らしいというか…。問題児に思えた孫、めちゃくちゃ良い子だった。完璧な家族な>>続きを読む

パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

派手さはないが格好良く渋く温かい映画ではあったけれど、たまたま運転手になった冴えない中年男性がたまたま匂いに敏感で調香師の右腕になるのは無理がありすぎてちょっと気持ちが乗れなかった。行き詰まってる時は>>続きを読む

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

描きたかったこと、伝えたかったことはわかるんだけど、映画としてはつまらない。
ただ、こういう事件があったということは知っておいた方が良い。
余計なことだけど、Netflixの『7月22日』の方が見応え
>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

とにかくパズラーマンのエルヴィス愛が溢れていて、ライブシーンは特にIMAXで見て良かったと感じた。エルヴィスを貶めた悪徳マネージャー視点の(恋愛のような)ストーリーというのも面白かった。エルヴィスに1>>続きを読む

恋する遊園地(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

"物"に心が動いたことは?
命なき物よ、お前に魂があり、僕らに愛を求めるのか?
エッフェル塔と結婚した女性という実話から着想を得た作品。SF短編小説を読んでるみたいだったが、対物性愛というセクシャリテ
>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

まさしくBTTF2的な続編。
しかし元が最低野郎でブチギレた時といえどゲイの子へのあの態度にはモヤモヤする。
母と娘のバースデーケーキは感動。
3もありそうね。

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ええ?殺す理由それ?カップケーキに毒?
まあ単純でわかりやすいからかテンポも良くて飽きなくて面白かった。
コメディ要素強めの軽いホラーだった。
2も楽しみ。

コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ルーマニアの政府と医療の腐敗。会見で言い逃げする大臣に「国民と対話する政府では?」と質問する記者に既視感。見進める内に他国の出来事とは思えなかった。政府の出すデータなんて信じちゃいけないわね。
デモで
>>続きを読む