ONDENさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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キングダム見えざる敵(2007年製作の映画)

3.8

予想より幾分かシリアスな印象。真面目な話、日本に住む者として中東の実情というのはかなり見えにくいのだなと感じた。本作はどちらかというと米国の対中東政策への警笛という位置付けで作られている。勧善懲悪とい>>続きを読む

クロッシング(2009年製作の映画)

3.6

イーサンホークの当たり役感。小物感とか一生懸命なんだけど基本おちゃらけっていうキャラ設定の役が意外と多いイーサンホーク。本作もそこの演技が絶妙。ストーリーはフークア監督お得意のリベラリズム万歳な感じだ>>続きを読む

X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

4.1

ヒーローもので一番好きなシリーズ。マカヴォイとファスベンダーを引っ張ってきた時点で勝ちな新シリーズ2作目。失速することなくむしろ加速している。マカヴォイは不思議とグレた演技をやらせると光る気がする。目>>続きを読む

カンフー・カルト・マスター/魔教教主(1993年製作の映画)

3.9

この時代の香港武侠映画はまさに最強。なんでもありとまではいかないが、厨二心を揺さぶる設定に、キャラクターであったりアクションシーンを絡めるのがうますぎるというかぶっとびすぎてるというか。ジェット・リー>>続きを読む

ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

4.1

ターミネーターシリーズへのリスペクトを随所に散りばめられているのが良い。それからうまくシリーズに矛盾がないように構成されたストーリーも良かった。イ・ビョンホンがT-1000役で出ているのだけど、この人>>続きを読む

レクイエム 最後の銃弾(2013年製作の映画)

4.3

「もうあんたら最高だよ…」思わずそうつぶやいてしまう。ジョニー・トーが作るものよりは現実的だが、随所にジョニー・トーの影響が見て取れる。そして特筆すべきはニック・チョンの名演技。彼に完全にやられた。香>>続きを読む

大英雄(1993年製作の映画)

4.2

よっぽど『楽園の瑕』の撮影が退屈だったのだろうか、これでもかというくらい豪華俳優がはっちゃけている。そもそもまっとうに香港コメディなどあまり出ない人たちが全力でコメディやっているというだけでかなり楽し>>続きを読む

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

3.6

なぜかヴィジョン登場で笑けてしまった。不満はない。しかしもう飽きたというか個々の作品の方が面白いと感じてしまう。じっくりひとりひとりの戦いを見たいし、その周りのキャラクターもちょい役にしてしまうのはも>>続きを読む

ザ・レイド(2011年製作の映画)

3.7

設定が素晴らしい。男ならだれもがムネアツ!ってなると思う。にしても映画技術の進歩を感じずにはいられない。どう見てもリアルに見える戦闘シーンはこの映画が丁寧に作られた証拠そのもの。爽快さをぜひ楽しんでほ>>続きを読む

シンプル・シモン(2010年製作の映画)

3.7

北欧らしい可愛らしさに満ちた映画。特に兄と友達にある女の子の演技が素晴らしい。他のどこの国で同じように演じさせて作っても絶対に再現出来ないと思う。素晴らしいオリジナリティに脱帽する、そんな映画。

チャッピー(2015年製作の映画)

3.9

ダイアントワードとチャッピーの声が素晴らしい。世界観はニールブロンカンプらしさが出ていて遊び心とシリアスさの絶妙なバランスはアメリカのポップアートのよう。ダイアントワードが妙に馴染むのも納得がいく。理>>続きを読む

フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.8

安定のリーアムニーソンの無双を楽しめる。無双洋画モノと言えばリーアムニーソン、ステイサム、セガールの3大名アクション俳優が挙げられるが、リーアムニーソンのそれは基本的に完成度が高い。ステイサムやセガー>>続きを読む

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.7

意外なグロさにビックリするも細かい作り込みはデルトロ作品らしい。ファンタジーの中に研ぎ澄ませた現実味があるのも見ていて気楽のようだが落ち着かない。終始不思議なテンションが合わない人も多いだろう。

海洋天堂(2010年製作の映画)

3.9

いかにも泣けるぞという勢いに溢れた映画は基本的に見ないのだが、ジェットリーがアクションなしで熱演しているということなので軽い気持ちで鑑賞。いつも素晴らしいアクションを見せるジェットリーだが、思えばこの>>続きを読む

トランセンデンス(2014年製作の映画)

3.8

悪くないけどすごく良いわけでもない。期待値が高過ぎたのかなという印象。それから純粋な科学者に対してとんでもなく理不尽な展開な気がして納得いかない。主人公は別に何も悪くないのに何だかすごく悪いやつみたい>>続きを読む

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.2

事実に基づいた話というのが驚きというか怖いというか。理系としては科学の持つ素晴らしさと怖さというのを感じる人は多く、その今日究極系がこの映画に描かれた人々、そして天才チューリングなのではないかと感じた>>続きを読む

天使の涙(1995年製作の映画)

3.8

突筆すべきはこういう映画があの時代にアジアから出てきたことだと思う。非常にスタイリッシュでアーティスティック。無機的に思う場面もあれば有機的な描写もちらほら。ノワールと呼ぶにはポップすぎるがやはりノワ>>続きを読む

デッドエンド 暗戦リターンズ(2001年製作の映画)

3.8

1作目が良すぎた分評価が難しい。ラウチンワンは基本的に安定した演技だが、イーキンチェンはこういうクールな役どころはあまり合っていない気がする。ストーリーも前作と違いあってないようなもの。ただ前作よりも>>続きを読む

ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪(2013年製作の映画)

3.6

前作に対してキャストを一新した2作目。前作が個人的には好きな部類のツイハークだったので、期待は高まる。にしても前作のキャストがかなり豪華だった分、正直、あまり知った顔がなかったのは残念。それに主演のマ>>続きを読む

フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.7

もっとケビンコスナーが野球をする映画だと勘違いしていたので、途中まではなんだこれ感がすごかった。にしてもレイリオッタにはもってこいの役柄。自分の人生の意味やそれが無意味になってしまう恐怖というのは人が>>続きを読む

ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝(2011年製作の映画)

2.7

ツイハークにしては珍しくディテールにこだわってないなという印象。商業向けとは言え、キャリアの汚点とも言える作品か。出演陣が豪華な分どうしてもストーリーも映像も空虚になってしまった印象。随所にはツイハー>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

4.6

マシューボーンの真髄とも言えるポップな音楽×大虐殺を存分に楽しめる。今シーズンベストとも言える脳内麻薬系の映画。とんでもない映像でとんでもない話なのだが、やはりエンタテイメントと分かって見ると快感を得>>続きを読む

めぐり逢えたら(1993年製作の映画)

4.2

すべてが最後の10分のシーンのために練られている。テンポの悪さやキャラクターが微妙など細かく気になる点は多いが、最後のシーンはとにかく震えてしまう。子役の純真さに心洗われる映画。

預言者(2009年製作の映画)

4.1

フレンチノワールの雰囲気を持ちながら、アート寄りの雰囲気を持つ不思議な映画。全編通して静かに進むところがストーリーの持つ怜悧さと相まって響く。細かい描写については妙にリアルに作られていて、映画技術の進>>続きを読む

テロ、ライブ(2013年製作の映画)

3.8

FILMARKSでの評価の高さとハジョンウ見たさに鑑賞。洋画で言うフォーンブースのような軽さとシリアスさを含む映画で飽きずに見られるが、シチュエーションとしてはこちらのほうがはるかに壮大。またもっと単>>続きを読む

ドラフト・デイ(2014年製作の映画)

3.9

NFLを多少なりとも知らないと厳しいのは否めないし、NFL全面協力にある通り見事にNFL万歳映画なのだが、その分、ディテールの再現は素晴らしい。またケビンコスナーのタフガイの演技が素晴らしいのは言わず>>続きを読む

ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

5.0

シリーズまさかの7作目にして大傑作。すっかりドル箱シリーズとなったワイルドスピードにポールウォーカーがいなくなって寂しく思う。リスペクトを感じられる作りで思わず泣いてしまいそうになる。思えば1作目を見>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.2

男としては男の生き様を描いたこの作品はグッとくるものがあった。ショービズ界をシニカルに描いていて一見普通の人間にとっては縁がない話のようだがメインに据えている人生で何を成し得たいのかという問いはすべて>>続きを読む

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

3.8

トムクルーズが大スターたる所以がこのシリーズにはあると思う。万人が楽しめるアクション映画でシリーズお馴染みの仕掛けから新しい種類のアクションまで存分に楽しめた。まさに映画館で観てこそ楽しい映画。

きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

3.9

死にゆく人も死にゆく人を見守る人も辛い。2人のデートの描写が秀逸でその先にある悲しさというのを引き立たせていた。親友の男の子がまた素晴らしい。愛と友情と家族。世の中の正義を正当的に描いた名作だと思う。

君が生きた証(2014年製作の映画)

4.2

途中から巻き戻して見てしまうほどの巧妙なストーリーテリング。僕みたいな鈍感な人はどんでん返し的な映画としても楽しめる。音楽は無差別であるからこそ人は惹かれるのだと思った。

フィルス(2013年製作の映画)

4.0

マカヴォイのクズ演技が素晴らしい。イギリス映画らしいシニカルなオシャレさにマカヴォイという正統派俳優によるクズっぷりというスパイスを加えたファンキーな映画。

友は風の彼方に(1986年製作の映画)

4.3

チョウユンファは決してイケメンではないけど大スターであるということを痛感する映画。華があるしリンゴラムもその華を見事に作品に反映している。確かにタランティーノが好きそうな映画だしレザボアドッグスで見事>>続きを読む

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

4.3

コンセプトに5点付けたい。人生そのものをロードムービーに仕立てた発想が素晴らしい。ドキュメンタリーの良いところをノンフィクションの良いところを合わせた素晴らしいストーリーテリング。一つ一つのシーンに対>>続きを読む

サンバ(2014年製作の映画)

3.6

移民というのを実体験として知らないのでとても勉強になった。おそらくストーリーとして腑に落ちない人が多いと思ったが実態としては本作で描かれている通りなのだろうなと思った。移民問題について考えるきっかけに>>続きを読む

世界最速のインディアン(2005年製作の映画)

4.6

やっぱり事実をしっかり加工して万人が楽しめる映画という形にする映画人たちって素晴らしい。映画っていいなぁっという気分になれる作品。アンソニーホプキンスの夢を追いかける真っ直ぐな老人の演技は素晴らしいね>>続きを読む