悠さんの映画レビュー・感想・評価

悠

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教皇選挙(2024年製作の映画)

3.3

冒頭の漁師の指輪を破壊するシーンから『天使と悪魔』のやつやんけ!と心を鷲掴みにされました。全体を通して精彩な美術とそれらを最大限に映えさせる計算されたカメラワークが目立ち、印象的なショットがとても多い>>続きを読む

ロングレッグス(2024年製作の映画)

2.9

「この10年でいちばん怖い映画」なんていう今どき尖りすぎな謳い文句とかなり面白そうな予告編から期待していた作品でしたが、ホラーにもサスペンスにもどちらにも振り切れていない中途半端な凡作だと思いました。>>続きを読む

ソウルの春(2023年製作の映画)

4.4

1979年、韓国の歴史を揺るがした粛軍クーデターを題材にしたポリティカルスリラー。
フィクションも混じっているとはいえ実際に死傷者が出た事件を扱った作品に対して言うのは憚られますが、エンタメとして超面
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スマイル2(2024年製作の映画)

3.7

人前で笑顔のまま自殺していく人々の連鎖を描くホラー映画待望の続編。最近ホラー系でよくある日本での上映を無視していきなり配信サイトにくるパターンのやつですが、さすがにこれは映画館で観たかった…。
今回の
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きみの色(2024年製作の映画)

3.5

ミッション系の女子高へ通う主人公トツ子は人が色で見えるという体質の持ち主であり、彼女がひょんなことからバンドを組むことになるという青春ストーリー。
主人公の体質はいわゆる共感覚と呼ばれるもので現実にあ
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プレゼンス 存在(2024年製作の映画)

2.9

全編幽霊視点で観る『普通の人々』
ある空き家に棲む幽霊と、そこに移り住んでくる家族。この幽霊の正体、家族との関係は?徐々に真相が浮き彫りになっていくわけですが、良く言えば静謐、悪く言えば非常に地味な作
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悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

3.3

70年代のレトロな雰囲気と悪魔の斬新すぎる造形は好きでしたが、他は平凡なファウンドフッテージホラー。面白いシーンが10分ぐらいしかなくて残念。

サンシャイン2057(2007年製作の映画)

3.5

2057年、太陽の衰えにより滅亡の危機に瀕している人類を救うため、核爆弾を搭載した宇宙船イカロス号は8人のクルーと共に太陽へと向かう。
こんなあらすじとイケてるパッケージの印象からすれば、誰もが某感動
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破墓/パミョ(2022年製作の映画)

3.4

代々の男子が呪われるというある家系のいわくつきの墓の謎をめぐるミステリーホラー。
現実味があり探究心をそそられるような導入から一変、中盤以降はかなりエンタメ色の強いオカルトパラダイスに化ける人を選ぶよ
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あんのこと(2023年製作の映画)

4.0

「希望は、絶望の最悪の形である。」byニーチェ

殺人鬼の存在証明(2021年製作の映画)

3.6

胡散臭い邦題とパッケージに反してかなり骨太な内容のミステリーでした。シリアルキラーを追う刑事の視点を主軸に、ノーラン並みに時系列がいったりきたりしてかなり複雑な内容になっているため、各時系列での出来事>>続きを読む

エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

4.0

シリーズ7作目にしてやっと1、2作目に匹敵するほどの傑作が爆誕。ホラー色の強かった無印への原点回帰をしつつ、2のようなアクション要素もありつつ、シリーズファンならニチャニチャすること間違いなしのオマー>>続きを読む

サユリ(2024年製作の映画)

3.6

中古の一軒家に引っ越した家族を次々と襲う悪霊サユリと認知症から覚醒したおばあちゃんのバトルを描く、押切蓮介原作のホラー漫画の実写化。
原作を読んだ当時、もしこれが実写映画化するなら監督は白石晃士以外考
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雨にぬれた舗道(1969年製作の映画)

3.4

ブルジョワの婦人が公園のベンチでずぶ濡れになっている青年を自宅に招き入れたことからはじまる二人の奇妙な関係を描いたサイコスリラー。
同じくアルトマンの『イメージズ』『三人の女』とあわせて女性とパーソナ
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.4

良い意味で昔から全然作風変わってなくてなんか安心しました。こういう恋愛憧れる。