悠さんの映画レビュー・感想・評価

悠

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破墓/パミョ(2022年製作の映画)

3.4

代々の男子が呪われるというある家系のいわくつきの墓の謎をめぐるミステリーホラー。
現実味があり探究心をそそられるような導入から一変、中盤以降はかなりエンタメ色の強いオカルトパラダイスに化ける人を選ぶよ
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あんのこと(2023年製作の映画)

4.0

「希望は、絶望の最悪の形である。」byニーチェ

殺人鬼の存在証明(2021年製作の映画)

3.6

胡散臭い邦題とパッケージに反してかなり骨太な内容のミステリーでした。シリアルキラーを追う刑事の視点を主軸に、ノーラン並みに時系列がいったりきたりしてかなり複雑な内容になっているため、各時系列での出来事>>続きを読む

エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

4.0

シリーズ7作目にしてやっと1、2作目に匹敵するほどの傑作が爆誕。ホラー色の強かった無印への原点回帰をしつつ、2のようなアクション要素もありつつ、シリーズファンならニチャニチャすること間違いなしのオマー>>続きを読む

サユリ(2024年製作の映画)

3.6

中古の一軒家に引っ越した家族を次々と襲う悪霊サユリと認知症から覚醒したおばあちゃんのバトルを描く、押切蓮介原作のホラー漫画の実写化。
原作を読んだ当時、もしこれが実写映画化するなら監督は白石晃士以外考
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雨にぬれた舗道(1969年製作の映画)

3.4

ブルジョワの婦人が公園のベンチでずぶ濡れになっている青年を自宅に招き入れたことからはじまる二人の奇妙な関係を描いたサイコスリラー。
同じくアルトマンの『イメージズ』『三人の女』とあわせて女性とパーソナ
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.4

良い意味で昔から全然作風変わってなくてなんか安心しました。こういう恋愛憧れる。

劇場版モノノ怪 唐傘(2024年製作の映画)

3.2

薬売りによるもののけ退治アニメシリーズ十数年ぶり待望の新作。思い出深い作品のためかなり楽しみにしていましたが、月日が経ちすぎたのか、アニメシリーズの頃とは作風が異なってしまっていてあまり楽しむことがで>>続きを読む

ルックバック(2024年製作の映画)

3.7

漫画好きの少女二人の交流を描く藤本タツキの漫画のアニメ映画化作品。原作からの変な改変やカットもなく文句なしの映像化でした。
藤本タツキ作品というと奇抜なストーリーテリングかつ最後も無茶苦茶な終わり方を
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マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

3.7

ゲームデザイナーの主人公の心に眠る怪物が、隣人の少年や女性との出会いをきっかけに頭をもたげる悲劇譚。
ちょうど最近エルデンリングのDLCを遊んでいたこともあり、ゲームのクリーチャーデザインを担当する主
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関心領域(2023年製作の映画)

2.1

アウシュビッツ収容所の隣で暮らす所長とその家族の日常を描いた作品。
ホロコーストの直接的な描写は一切ありませんし、かといって家庭内で何かドラマがあるわけでもなく、ただ淡々と家族の日常が描かれていて、そ
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砂の女(1964年製作の映画)

3.7

砂丘の村へ昆虫採集をしに向かった男が、女が一人暮らす砂穴の中の家へと軟禁される物語。
安部公房の小説の映画化作品ですが、個人的には原作のイメージ通りの完璧な映像化でした。原作の冒頭には「罰がなければ、
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.4

製鉄所の爆発をきっかけに時が止まってしまった田舎町・見伏を舞台に、停滞した時間の中でもがく人々を描いたファンタジー。
止まった時間の中で生活する見伏の住民は、いつか現実の来たる日に備えて齟齬がないよう
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.4

前作『X』で殺人鬼として登場した性の悦びおばあちゃんパールの若かりし頃を描いた前日譚。
前作は正直全くハマりませんでしたが、今作は普通に楽しむことができました。1918年が舞台になっており、音楽やトラ
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.7

ダミアン出生の謎に迫るオーメンの前日譚。
金字塔的なホラー映画を現代に甦らせるリブートや前日譚というのは個人的に失敗作が多く、正直観る前の期待値は高くなかったです。しかし予想に反して一作目へのオマージ
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