悠さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

悠

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ARIA The AVVENIRE(2015年製作の映画)

4.0

「寂しければ寂しいほど、悲しければ悲しいほど、それは大好きな存在だったからなんです。」
オロオロォ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.8

「地獄への道は善意で舗装されている」という言葉があるように、打算的な動機で他人に尽くすことの悪い部分をこれでもかと描き切っていました。ポップなメインビジュアルからは想像ができない厭すぎる映画です。にん>>続きを読む

雪の轍(2014年製作の映画)

3.7

3時間強ずっと口論をしていてかなり体力を持っていかれる会話劇ですが、台詞回しや緩急が巧く全く飽きずに観られました。
様々な哲学を感じる作品ですが、特に善意とは?良心とは?という問題に重きを置いています
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

スケールの大きい大胆で空想的な世界設定の中で、温かさを感じるロードムービー調のドラマが展開していく様はファンタジー・ヒューマンドラマに長けた今までの新海誠監督作品の集大成とも言えると思います。
さすが
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.6

戦争映画の超有名タイトルの再映画化ですが、オリジナルは未見です。とにかく映像の臨場感と迫力が凄まじく、同じくWWⅠをテーマに数々の賞を受賞し近年話題になった『1917 命をかけた伝令』と比べても全く遜>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.1

あらすじからしてガチガチのミステリーを期待していましたが、薄味のラブロマンスがほとんどでミステリー要素はほとんどありませんでした。オチも容易に予想がつくし、某有名ミステリー小説(映画)のパクリとしか思>>続きを読む

殺人捜査線(1958年製作の映画)

3.9

麻薬の密輸捜査物。タイトルからして主に警察視点のクライムサスペンスかと思いきや、ワル視点のシーンが大半を占める意外な作品でした。とにかくこのワル達がとても魅力的なキャラクターをしていて、特にダンサーと>>続きを読む

バーバリアン(2022年製作の映画)

3.1

良く言えばなかなか先が見えなくて予測不能な作品ですが、悪く言えば無駄なシーンが多くだらだらと展開を先延ばしにしているだけの作品とも言えました。背景の説明が不足しているのも惜しいです。
ただ、思わず顔が
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暴力団/ビッグ・コンボ(1955年製作の映画)

3.7

バッキバキの陰影、無音のマズルフラッシュ、霧に消えてゆく男女…かっこよすぎます…。

流浪の月(2022年製作の映画)

3.3

自分が理解できない事柄を、上っ面だけの情報で判断して否定したり貶めたりすることがないようにと、こういう映画を観るたびに思います。

ARIA The OVA 〜ARIETTA〜(2007年製作の映画)

4.0

アリシアさんが先輩でほんとうに良かったねぇ〜(¯□¯ )

デカローグ(1988年製作の映画)

3.8

聖書の十戒をモチーフに、様々な人間模様での倫理・宗教・死生観を描いたドラマシリーズ。各話1時間程度の10話構成。
全体的にシリアスな話が多く、それぞれ綿密な脚本でメッセージ性も強いため、1話ずつそれぞ
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RRR(2022年製作の映画)

4.0

あまりにもエネルギッシュ。
面白いの一言に尽きる。

ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

2.2

今年の思ってたんと違う大賞。『ツイン・ピークス』『シャイニング』『アス』に影響を受けた作品とのことで、冒頭いきなり『シャイニング』の空撮シーンのオマージュから始まりゴリゴリにハードルを上げて鑑賞してい>>続きを読む

ノベンバー(2017年製作の映画)

3.7

海外で「ミヒャエル ・ハネケとデヴィッド・リンチの出会いのよう」なんていう評価をされていたので、俄然期待を膨らませるとともに癖の強い映画だというのは覚悟していたんですが、まさかここまで奇天烈な映画だと>>続きを読む

キッスで殺せ!(1955年製作の映画)

3.5

無骨で暴力的な私立探偵が陰謀臭い謎を追っていくフィルムノワール。50年代のアメリカの世相を如実に反映している作品で、数あるフィルムノワールの中でもかなりダークな部類でした。
後の様々な監督に影響を与え
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

3.2

ファンタジーテイストな世界観と淡い色味の映像で、夢見心地になる作品でした。内容が濃いわけではないので、ストーリーよりもそうした独特の世界観と雰囲気を楽しめる人向けの映画かなと思います。

ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)

3.4

吸い込まれるような映像美と主役の美貌に見惚れてしまう作品。ベルイマンやタルコフスキーを思わせる難解な内容で、一度観ただけでは理解できず、様々な解説を読んでようやく腑に落ちました。伏線の凝り方にも大変驚>>続きを読む

ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

3.3

犯罪率が400%を突破したアメリカ。島全体が刑務所と化したマンハッタン島へ、元特殊部隊員のスネーク・プリスキンが大統領の救出へと赴く。
大胆なあらすじですが、カーペンターの映画は年頃の少年が一度は夢想
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.5

アダちゃんや犬や猫がただただ可愛くて不気味というよりもほんわかした気持ちが勝ってしまったので、ホラーとしてよりかは半分以上はファミリー映画として楽しみました。セリフが必要最低限に抑えられていて画で語る>>続きを読む

息子の面影(2020年製作の映画)

4.0

今まで観てきたメキシコ怖い系映画の中でもトップクラスの完成度でした。消息不明になった息子を探すというシンプルな話でなんとなく顛末の予想もついてしまうのですが、非常に重々しく辛い内容の映画です。幽霊より>>続きを読む