Maychangさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Maychang

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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.8

突然ですが私は何の食べ物が好きかと聞かれると、その時の気分によってアボカドが入った料理とかしめさばとか答えますが、ちょっとしてからあっ!いや言わずもがなカレー好きです✨と付け加えたくなります。

そん
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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

3.8

結構がっつり泣かされてしまいました!不器用な親子愛モノに弱い私。坂口健太郎&吉田鋼太郎親子、ピッタリでした。

分かりやすいストーリーながら、ゲーム世界と現実世界が上手にリンクしていき、少しずつ変化す
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プルートで朝食を(2005年製作の映画)

3.9

自分が嫌になってしまうときや人生に迷いそうなとき、私はこの映画で可憐なキトゥンに元気をもらいます。

キリアン・マーフィー演じるパトリック(キトゥン)は、どんなに辛いことがあって傷ついても、涙を隠して
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.2

インドのヒーロー、パッドマーン!なんてパワーをくれる映画なんでしょう。
新婚のラクシュミは、奥さんガヤトリが生理のたびに汚れた布をあてがっているのにショックを受けます。インドでは生理は穢れたものとされ
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ニーゼと光のアトリエ(2015年製作の映画)

4.0

1940年代のブラジルの精神病院に参入した女医ニーゼが、アートセラピー(芸術療法)を用いて統合失調症などの患者の治療に尽力する実話に基づいたストーリーです。

当時ブラジルの精神病院ではショック療法が
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タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

3.8

シャーリーズ・セロン様・・!と様をつけたくなるような女優魂を、今作でも感じました。
主人公マーロは絶賛3児の子育て中。ただでさえ目の回る忙しさなのに、長男は発達障害のグレーゾーンで手がかかり、末っ子は
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心と体と(2017年製作の映画)

3.8

食肉加工工場で働く上司と部下の男女2人が、偶然にも同じ「鹿となって、2匹で森の中をさまよう」夢を見ていたことがわかり、シャイな2人が現実でも少しずつ心を開いていく。
静かな心の交流を描いた、ハンガリー
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メメント(2000年製作の映画)

4.1

2000年前後って、こういう新しくて度肝を抜かれるような濃い個性のある作品が多かった気がする。
ということでノーラン監督から続けてもう一作品。
10分しか記憶を保つことが出来ない前向性健忘をもちつつ、
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インセプション(2010年製作の映画)

4.3

夢や深層心理を題材にしたSFでこんなにワクワクさせてくれるノーラン監督ってやっぱりすごい!!この作品の世界観が大好きで、何度も見ています。
CG無しのリアルな映像とハンスジマーの重厚な音楽で、「夢相手
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とらわれて夏(2013年製作の映画)

3.8

辛い出来事からうつになってしまった美しき母と、その母を案じ支えようとする心優しい息子。静かにふたりが暮らす家に、脱獄犯が逃げ込むことになり匿うことに。
初めは怯えていた親子も、犯罪者と思えぬほど頼もし
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セイフ ヘイヴン(2013年製作の映画)

3.8

きみに読む物語などのラブロマンスで知られるニコラス・スパークス原作の今作はちょっと変わり種のサスペンス仕立てで、冒頭から引き込まれました。

ヒロインの新たな居場所となるサウスポートは、静かで小さな港
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マイ・ベスト・フレンド(2015年製作の映画)

4.0

Miss you already。この原題だけでまた泣けてきてしまう。トニコレットとドリューバリモアは本当に良い女優さんですね。

トニコレット演じるミリーは明るくてイケイケな性格で、バンドマンの旦那
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.9

心に残る映画でした。80年代北イタリアの夢のように美しい夏と、戸惑い探り合いながら惹かれて合っていくエリオとオリヴァー。

深く恋して、いっそ自分がなくなり相手になってしまいたいという描写はよくありま
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

4.3

すごい、本当にすごい。開始5分で惹き込まれた。
恥ずかしながら前知識全くなく見始めたので、絵画は導入部分だけでそのまま実写映像に変わるのかと思いきや‥

「!?」全編油絵が動くと気付いたときの高揚感と
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.8

ポールトーマスアンダーソンの世界観炸裂な、シュールで可愛いロマンティックコメディ。と、書いたもののPTAの作品ってコメディとかロマンスとかサスペンスとか、なかなか一括りに出来なくてやっぱり唯一無二です>>続きを読む

カラーパープル(1985年製作の映画)

4.2

ウーピーゴールドバーグのデビュー作。グリーンブックを観たら、何だか久しぶりに観たくなって鑑賞しました。舞台は20世紀初頭のアメリカ。黒人差別、男尊女卑が激しい時代を生き抜く女性の物語です。

冒頭近く
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

日々是好日。毎日がよい日。
茶道の世界の片鱗を、映画を通じて肌で感じることができました。
社会では何かと頭で考えることに価値を見出されがちですが、
体で覚えること、五感を使うことの大切さを教えてくれま
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

アカデミー作品賞に相応しい、温かな涙と余韻に癒される素敵な作品でした。
異質な者同士が、絆を深めていくってなんて美しいんだろう。

この作品の魅力は絶妙なバランス感。ともすれば退屈になったり説教くさく
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精神(2008年製作の映画)

3.8

10年前に興味があったものの少し勇気がなくて観に行けず、やっと鑑賞できた作品。
岡山の地域密着型の精神病院が舞台のドキュメンタリー映画です。おじいちゃん先生と優しそうな女性スタッフさん数名が働いており
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プリシラ(1994年製作の映画)

4.0

ドラァグクイーン3人のにぎやかなロードムービー!オーストラリアらしい弾けた明るさが気持ち良い作品です。
ぶっとんだ奇抜な衣装に、珠玉のダンスチューン、毒舌なガールズトークがなんとも痛快。

辛酸なめて
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ベティ・ブルー/インテグラル 完全版(1992年製作の映画)

3.9

フランスのラブストーリーの金字塔。80年代の古さを感じさせない、退廃的な美しさと重みが素晴らしい作品です。
映像も音楽もキャスティングも、これ以外にはありえないと思うほどぴったりと嵌りベティブルーの唯
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メイジーの瞳(2012年製作の映画)

4.0

家族のあり方や血のつながりを考えさせられる作品です。
ワーカホリックで喧嘩ばかりしている両親の元で育てられ、離婚後には10日ごとに父母両家を行ったり来たり。
親がいつも言うI love youという言
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シャイン(1996年製作の映画)

4.3

音楽系の伝記映画で1番好きなのが、このシャイン。実在のオーストラリアのピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴッドの半生が描かれています。
青年期をノアテイラー、壮年期をジェフリーラッシュが演じ話題となりまし
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.7

2018年、この映画に出会えたのは1つの事件でした。すごいロングラン大ヒットですね。
Queenの唯一無二の楽曲の魅力、メンバー間の魂の結びつき、フレディ・マーキュリーという人間の複雑なカリスマ性が生
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マグノリア(1999年製作の映画)

4.3

ポールトーマスアンダーソンの1999年の名作。最高に大好きな群像劇です。
ある日に織り成されるシンクロシニティを描く3時間。

ジェレミーブラックマン、トムクルーズにジュリアンムーア、フィリップシーモ
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おとなのけんか(2011年製作の映画)

3.8

原題のcarnageは虐殺とか修羅場みたいな意味だと思うのですが、おとなのけんか、という平仮名の邦題がまさにぴったり!本当に、しょーもない大人たち笑。

演ずるはジョン・C・ライリー&ジョディ・フォス
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

4.0

ビフォアシリーズ3作目は、美しきギリシャの街が舞台。素敵な仲間たち(彼らもまた愛する誰かがいる)との会話もまた楽しく豪華に作品を彩ります。
41歳のジェシーとセリーヌは自分たちのことを中年男女と自虐的
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.9

不安定だけれど、瑞々しくてまっすぐな青春が輝く物語でした。すごくドラマティックな展開ではないぶん、こういうのあったあった!と自分のハイティーンを重ね合わせさせてくれる、優しい余白があります。
17〜1
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.8

クリスマスが近付くと観たくなる映画No.1。そして、人生につまずいて立ち上がれなくなりそうなときには、深いところから救ってくれるような作品。
古き良きアメリカを舞台に、どこまでも誠実で優しい主人公を演
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.0

3部作の序章、運命の出会い。3部作を見終わってからまたこのビフォアサンライズに戻ると、なおいっそうの感動があります。
この人とはいつまでも喋っていられて、清らかな川が流れるようにぽろぽろ言葉があふれて
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めぐりあう時間たち(2002年製作の映画)

4.2

大学1年の春、何だか心をわしづかみにされてしまって劇場で4回見ました。映画音楽の素晴らしさに魅了されたきっかけの作品でもあります、フィリップ・グラスの透明な旋律の美しいこと。
登場人物は皆苦悩しながら
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.0

あからさまに障害的ではない、エネルギッシュでやんちゃな少年に一見見えるだけに「境界」を超えてしまう瞬間がとても辛かった。普通の生活というもののなんと幸せで儚いものか。終盤は号泣でした。カイラ役の女優さ>>続きを読む

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