時番人さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

危険なプロット(2012年製作の映画)

3.9

主人公は二人。初老の国語教師と作文のうまい美少年生徒。プレスシートの絵観ただけで、フランソワオゾン版『ベニスに死す』を目指しているのだと感じる。

話は三重構造。美少年の視点、美少年の創作、初老の視点
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しあわせの雨傘(2010年製作の映画)

3.3

超熟女カトリーヌドヌーブの可愛さを、堪能するための映画。

朝ドラ「まんぷく」の松坂慶子的にかわいいドヌーブ。そしてもう一人…今やぶっくぶくだけど、それでもドパルデューはやっぱり演技がいいっ。

オゾ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

進む方向が違う時間と時間をぶつけ、エゴ人間と戦うスパイの話。

観るときは予習にメメント、インセプション、インターステラーをいれといて、ノーラン物理学映画に多少慣れとくといいと思います。

観慣れぬ物
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.6

一人ノーラン特集、これは初見。

仏の端、ダンケルクに追いやられた大量の英兵が海を超え、祖国に戻ろうと、ジタバタする物語。

服を見ても敵か味方か私にはわかんないので、混乱で集中が難しかった。

陸海
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インセプション(2010年製作の映画)

3.6

三回目視聴。一人ノーラン特集として観る。

夢夢夢…の発想がすごい。
3回観ても新鮮に驚ける。

だがしかし、私が観たノーラン作品(自主作以外全部観た)の中で一番主人公が後ろ向きでグダグダ(他のは精神
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西遊記 はじまりのはじまり(2013年製作の映画)

3.5

わかりきった西遊記のお話。映画化も山盛りありますがそのなかで一番お気に入り。アクションの撮り方、CGの取り入れ方が好きなんです。残酷シーン多数なので子供とは見れない大人の西遊記です。

トロン:レガシー(2010年製作の映画)

3.0

最初の作品を踏襲して美術はすごい。でやっぱり話には集中できず。

トロン(1982年製作の映画)

2.5

美術に注力しすぎたか?ストーリーに、集中しにくかったな。雰囲気はすごーーーくいい。

嘘を愛する女(2018年製作の映画)

2.5

長澤まさみファンと高橋一生ファンにとっては幸せな映画。

クラウド アトラス(2012年製作の映画)

3.2

頭混乱する生まれ変わりムービー。

発想は悪くないんだけど、仏教の国に生まれたものとしては、生まれ変わるならわかりやすい因果応報を与えてくれないと、観にくい。

みんなでいろんな役やって学芸会楽しそう
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シラノ・ド・ベルジュラック(1990年製作の映画)

4.0

昔好きだったなとふと思い出しレビュー。アニメのヴァイオレットエバーガーデンの元ネタ?ではないかと思ったり。

ドパルデューがイケメンに見えるせつなーーーい恋のお話。彼の作品の中でも一番じゃないかな?演
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

相対性理論て言葉が好きなら観て下さい。観たばかりで興奮冷めやらぬ、感想。

ゼログラビティと混ざって嫌煙していたが、何をやっていたんだ私!映画館で観なきゃだめだったじゃん!

2001年宇宙の旅と惑星
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エイリアン4 完全版(1997年製作の映画)

4.5

子供の時に観たので、再確認したくてシリーズ1-4をイッキ見。大衆評価はガン無視で、私はこれが一番良かった。

前半は、混乱。ジュネワールドに、ロボットぽいリプリーとウィノナ・ライダーが乱入した感じで、
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エイリアン3 完全版(1992年製作の映画)

3.8

子供の時に観たので、再確認したくてシリーズ1-4をイッキ見。

すっかりエイリアンに慣れたリプリー(シガニー・ウィーバー)が刑務所の囚人とエイリアンパニック戦をする。

今回は犬をかけ合わせたエイリア
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エイリアン2 完全版(1986年製作の映画)

3.5

子供の時に観たので、再確認したくてシリーズ1-4をイッキ見。

1で生き残ったリプリーが、再び会社に利用され、またもやエイリアンと戦う女ダイ・ハードな話。

少女と逃げ回る感じはレオンも思い出したり。
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エイリアン/ディレクターズ・カット(1979年製作の映画)

4.5

子供の時に観たけど再確認したくてシリーズ1-4をイッキ見。点数はSFホラーの種としての点数。

密室宇宙船で、エイリアンと戦う人間を描く。エイリアンの生態紹介的作品。

最初はカリカリした嫌な女扱いを
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ケロッグ博士(1994年製作の映画)

4.2

アランパーカーが亡くなってウィキったらこの作品の日本語ウィキページがなくて驚愕(2020/8/2時点)。監督作品の中ではバーディの次ぐらいに好きなんで。

下世話過ぎて中身がない感じに扱われたか。そう
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億男(2018年製作の映画)

3.5

話は意外と面白かった。
お金持ちの裏側が面白い。

健のイケメンさと上品な感じが邪魔だった。神木隆之介とか須賀健太とか、しっかりしてなさそうな、ぽわんとした感じの俳優のほうが作品にあってたと思うなぁ。

モーリス(1987年製作の映画)

4.2

なつかしい。

この頃、映画界は美男子ブームだったような。BLという言葉もなかった頃、BLの基本を作った作品だと思う。

美しい男子が憂う だけで、映画になるのです。

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

スパイダーマンとカイロレンの友情の向こう側を描く(冗談です)

窪塚洋介の人を舐めてる感じが苦手で観るのためらってましたが、まんまはまり役で納得。

塚本晋也の「モキチ」もイッセー尾形の天才大目付も演
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キングダム(2019年製作の映画)

3.4

橋本環奈ちゃんがたまらなくフィット。原作知らなくても面白かった という友人多し。

私は漫画もアニメも知っていたので逆にがっかりしたくなくて警戒してたのですが、キャラの再現の一生懸命さが楽しかったです
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.5

ポン・ジュノはジャン・ジュネ監督が好きなんだ!!と感じた。調べると撮影監督は「デリカテッセン」と同じ!

カバゾウブタのオクジャはかしこい。そしてトイレシーンが美しい。

ポン・ジュノは人間の矛盾に対
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夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

3.9

島の人魚伝説をかき消すミュージカルな物語。

始終ポニョが頭の隅から消えませんが、別物です。

話自体はポニョとロミジュリのスクランブルエッグ?中高生や大人向け、私はポニョよりも楽しかった。

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

3.6

なんだかんだで、一時期はまり、何回もみました。監督のみた悪夢をベースにただひたすら再現しようと映画化してるので、意味はないんです。(うすらぼんやり、しまいこんでるパンフレットに書いてたと思う。記憶すり>>続きを読む

スモーク(1995年製作の映画)

4.2

ハーヴェイ・カイテルの魅力が、これ観たらよく分かりました。

何でもない街の片隅の、何でもない人でもコツコツと続けることで、こんなに人の心を動かすとは。

ニューシネマパラダイスをニューヨーク仕立てに
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.9

悪に染まった教皇と、それにたてつく枢機卿がいかにして友情を育んでいったかの実話が描かれる。

ドキュメント『ローマ法王フランシスコ』観たすぐあとに観た。フランシスコ役は本物にそっくり演技で驚く。

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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.5

タイトルに聞き覚えがあったけど、芸術性が薄い映画だったよね?という記憶。インディゴのミシェルゴンドリー作品があんなわけないし、観てない?作品だろう。

と思ったけど、かつてウィンスレット目当てに観た作
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ムード・インディゴ うたかたの日々(2013年製作の映画)

4.3

かわいいいいい!恋愛映画。アメリをもっと芸術性高めたみたいな。

アメリも好きだけど、もっともっと好き。

TOKYO!(2008年製作の映画)

4.2

世界的気鋭監督三人が東京を描いた三作品オムニバス。大好きな監督達がむき出しで競ってて、映画食べホな贅沢気分で観れました。

どれが好き?と映画ファンを挑発!ファンタジックかわいいのミシェルゴンドリー、
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.8

殺し屋の老後と半生を描く。

アメリカは、ありのままがアメリカンファーストなんだってこと。

ウザい=ころっす の生き方でもありなこと。

おじいさんの自慢話を三時間聞き続けるのはつらいこと。

を感
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.6

これが心に響く人は限られると思う。

私は、若気の至りでアホな男の子をはらんだ経験も、その男に無責任に逃げられた経験も、その他ここで描かれる女の苦難を全部経験した。ついでに言えば現在私の車は横をすって
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贖罪(2012年製作の映画)

4.7

ハズレ無しの湊かなえ作品の映像化で、主人公の演技力でいくと、これが一番好き。小泉今日子の映画を改めていろいろ見漁ったぐらい感心した。